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「妖怪を1000、人を1000、合わせて2000人斬った七人隊の首領、大鉾使いの蛮骨さまとは俺のことよ!」
「弱いやつに興味はねえ。死にな」
CV:草尾毅
蛮骨とは、漫画・アニメ『犬夜叉』に登場するキャラクター。
四魂のかけらを使い奈落が蘇らせた傭兵集団、七人隊の一人。
七人隊最年少(享年17歳)ながら首領を務めており、仲間からは大兄貴と呼ばれている。また七人隊の結成者でもある。
殺戮を好む残虐な性格だが、一方で弟分への思いやりは忘れない一面も持つ。
特に蛇骨とは無邪気な笑顔で語り合う仲である。
なお、アニメで追加された回想シーンでは七人隊結成前に蛇骨と二人で旅をしていた。
重量級の大鉾"蛮竜"を片手で軽々と操り、半妖である犬夜叉も素手で殴り飛ばす程の人間離れした怪力の持ち主。
また、文句を言いつつも奈落の指示にきちんと従うなど、傭兵としての自負がある為か責任感が強い。
しかし自分たちの力を利用するだけ利用して最後は抹殺した大名たちには強い敵愾心をもっており、
奈落に対しても心の奥底では強い不信感を持っている。
「おれの邪魔をする奴は、奈落だってぶっ殺してやらあ。」
◆蛮竜
蛮骨の持つ大鉾。
大の男三人でようやく持てる重量だが、前述通り蛮骨はこれを片手で軽々と振り回すことができる。
片手で高速回転させて上空に飛ぶ事迄出来る。
犬夜叉の"風の傷"を防いだ際に刀身が傷ついたが、かごめから奪った四魂のかけらを埋め込む事で修繕・強化。斬撃だけで風の傷を凪ぎ払える様になった。
アニメ版では"蛮竜閃"や"竜雷閃"といった大技を体得している。
更にアニメのみ、生前に蛮竜に願をかけており、千の人間と妖怪を殺したことにより妖刀と化し、更に強大な攻撃力を得る様になった。しかし……
七人隊では一番最後に登場。
凶骨・霧骨を除く七人隊で、かつて自分たちを裏切って滅ぼした城の人間や侍大将等を皆殺しにする。
自身の四魂のかけらの他、凶骨と霧骨の分を埋め込んでいたため生前より力が増していた。
「へへっ。死ぬ前より調子いいや」
その後犬夜叉と交戦するが、最猛勝(奈落)の指示に従い渋々撤退。
この時風の傷を食らったが、銀骨が鋼の糸で犬夜叉の動きを制限したため蛮竜に傷がついただけで済んだ。
「銀骨ーよくやった。助かったぜ」
「ぎしっ。えへへへ」
煉骨から没収した四魂のかけらで蛮竜を強化し、聖島で犬夜叉と再戦。
蛮竜が強化された事で風の傷を凪ぎ払える様になり闘いを有利に進めるも途中かごめが放った破魔の矢で右腕を骨に戻され強制退去となる。
その後はしばらくおとなしくしていたが、蛇骨を殺した煉骨を粛清。
なおアニメでは一度抜き取った四魂のかけらを煉骨に返した後、
蛮竜を使わずに煉骨と対決し、
改めて煉骨からすべてのかけらを没収するシーンが追加されている。
「おまえ蛇骨を殺したろ。かけら欲しさに」
「てめえのやってることと…どこが違う…」
「違うね。おれは仲間を裏切ったりしねえもん」
「さみしい…とうとうおれひとりになっちまった…」
七人隊全員分の四魂のかけらを装備し、白霊山内部で犬夜叉に弔い合戦を挑む。
この時点で蛮骨は、奈落が自分に四魂のかけらを提供し続けるつもりが無いことに気付いていたが、それでも仲間の敵討ちを優先した。
より強化された蛮竜で風の傷を相殺する熱風を放ち、
素手勝負においては人間離れした剛腕で犬夜叉をフルボッコにする等圧倒的な力で犬夜叉と互角以上に渡り合うも、
隙をつかれて右手と首の四魂のかけらを取られた後に鉄砕牙で右脇から左肩にかけてを両断、
身体の大半が四魂のかけらから切り離されてしまい大部分が骨化、戦闘不能に。
アニメでは犬夜叉との戦いの最中に奈落が差し向けた妖怪の群れを斬り、
千の人間と妖怪を斬るという前述の願を成就させて蛮竜を妖刀にした。
しかし妖刀としたことが原因で、爆流破を出され蛮竜を粉々に叩き割られて自分の放った妖気の塊に巻き込まれて敗北する。
正直この最期は賛否両論である。
「妖怪にはわからねえだろうよ!それともお前にはわかるってのかよ、半妖ぉ!」
「強くなきゃ、どうにもならねえ人の世がーー!!」
その後、奈落に最後の四魂のかけらを取られ、完全に骨に戻った。
自分の信念を貫いたその生き様は犬夜叉に「奈落より数百倍まともだった」と評価された。
7×7の計算もできなかったのに、アニメでなぜ千まで数を数えられたのかは不明である。
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