晋書

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二十四史
二十四史
司馬遷『史記』
班固『漢書』
范曄『後漢書』
陳寿『三国志』
房玄齢等『晋書』
沈約『宋書』
蕭子顕『南斉書』
姚思廉『梁書』
姚思廉『陳書』
魏収『魏書』
李百薬『北斉書』
令狐徳棻等『周書』
魏徴・長孫無忌等『隋書』
李延寿『南史』
李延寿『北史』
劉昫等『旧唐書』
欧陽脩・宋祁『新唐書』
薛居正等『旧五代史』
欧陽脩『新五代史』
脱脱等『宋史』
脱脱等『遼史』
脱脱等『金史』
宋濂等『元史』
張廷玉等『明史』
二十六史
柯劭忞等『新元史』
趙爾巽等『清史稿』
その他
班固・劉珍・蔡邕等『東観漢記』
中華民國版『清史(中国語版)』
中国版『清史(中国語版)
中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。

晉書

『晋書』(しんじょ 繁体字: 晉書)は、中国晋王朝(西晋・東晋)について書かれた歴史書。二十四史の一つ。唐の貞観20年(646年)に太宗の命により、房玄齢・李延寿らによって編纂が開始され、貞観22年(648年)に完成した。帝紀十巻・載記(五胡の単于・天王・皇帝に関する記述)三十巻、列伝七十巻、志二十巻によって構成される紀伝体。

目次

成立までの経緯と構成[編集]

「十八家晋史」も参照

玄武門の変により兄で皇太子の李建成を排除して帝位を簒奪した太宗・李世民は、房玄齢を総監として未編纂の史書をん作ることを命じ、『北斉書』・『梁書』・『陳書』・『隋書』・『周書』と『晋書』が編纂された。太宗は代表作である「蘭亭序」を陪葬することを命じるほど王羲之に傾倒しており、『晋書』「王羲之伝」は自ら執筆している。既存の正史である『史記』『漢書』『三国志』などはいずれも個人が編纂したものを後に正史と定めたものであったが、太宗の欽定史書として『晋書』が編纂されて以降は史書編纂は国家事業となり、滅亡した王朝の史書を編纂することが正統王朝としての義務となった。

『晋書』成立以前にも、数多くの史家によって晋の歴史書が作られており、それらのうち代表的な18種類の書物が「十八家晋史」と呼ばれていた。『晋書』は、「十八家晋史」の内の一つである、臧栄緒の『晋書』をはじめとした晋の約数十種類の歴史書や、崔鴻の『十六国春秋』などの五胡十六国の歴史について述べられた書物などを参考にして編纂された。

本紀に記載されるのは晋の実質上の始祖である司馬懿から東晋最後の恭帝・司馬徳文までであるが、載記では東晋滅亡の年より後に死去した赫連勃勃なども入っている。

評価[編集]

『晋書』の志の部分は、晋のみならず後漢や三国時代についても記しており、志をもたない『三国志』を補う重要な資料となっている。

また、晋だけでなく五胡十六国の歴史を載記という形で載せているのも貴重である。

いっぽう『晋書』の正確性については、批判的な評価が多い。

『史通』「採撰篇」で劉知幾は、『晋書』が『語林』『世説新語』『幽明録』『捜神記』といった書物に記載された怪しげな話を採用していることを指摘した。「分量さえ多ければいい、資料収集が広ければいいという態度だ。小人は喜ばせられるだろうが、君子のあざ笑うところである。」と手厳しく非難している。また、『旧唐書』の著者劉昫は、「房玄齢伝」の評語で、「以臧栄緒晋書為主、参考諸家、甚為詳洽。然史官多是文詠之士、好採詭謬砕事、以広異聞、又所評論、競為綺艶、不求篤実、由是頗為学者所譏。」と、筆を極めて酷評している。つまり、「『晋書』は諸書を参考に詳しく書かれている。ところが、編纂に当たった史官は文士・歌詠みが多く、デマや誤報、くだらないゴシップを喜んで書いているような程度の低い連中で、広く異聞を集め、所々で評論家ぶって美文を書こうとしているが、真実を追求していないので学者はひどくバカにしている」というのである。すなわち、正史であるにもかかわらず後世からあたかもイエロージャーナリズムのような評価しか受けなかった史書、それが晋書であった。この評価は後世も概ね踏襲されており、清朝の考証学者である趙翼なども、晋書はデマや誤報、くだらないゴシップを信じ過ぎると低い評価を行なっている。

また、現代日本において晋書の部分日本語訳を行った越智重明は「晋書には多くの誤りがあり、敦煌文書に含まれる干宝の『晋紀』や、『世説新語』などで校正しなければならない」「占田制・課田制のような重大な歴史学の問題でも、晋書には誤りがあるので鵜呑みにしてはいけない」と批判している。宮川寅雄も「おおかたは逸話や伝承のたぐいで埋められており、枝葉なことがらを洗いおとしてゆくと、家譜や歴任の官職の大まかな推移になってしまう」と述べている。

既存の史書と比較すると、それまで個人が執筆・編纂していたものに対して、複数の編者が存在することで前後矛盾する内容となっている箇所もあり、内藤湖南から批判された。例示すれば「李重伝」の中に「見百官志」(百官志に見える)と記述されるにもかかわらず、『晋書』の中には「百官志」が存在しないこと、などである。

一方で『冊府元亀』の評では、「前代の記録を広く考証し、残存する記録を広く探し、雑草を刈り取るように肝心な部分を抜き出している」と、『晋書』の資料収集を高く評価しているが、そのような好意的評価は非常に少ない。

以上『晋書』は史書としての評価は高くはないが、『三国志』が「地理志」を欠くこともあって、周代以来三国時代に到る地理志の研究家は、『晋書』「地理志」を参考にしている。[要出典]また『三国志』には司馬懿の伝記がなく、晋書には司馬懿の伝記「宣帝紀」があるので参考にされることも多い。ただし「宣帝紀」には司馬懿の首が180度回転したといった事実とは考えられない記述が多く、清朝考証学では論難されている。

内容[編集]

紀[編集]

巻目巻題節目
巻1帝紀第1 宣帝高祖宣帝
巻2帝紀第2 景帝 文帝世宗景帝・太祖文帝
巻3帝紀第3 武帝世祖武帝
巻4帝紀第4 恵帝孝恵帝
巻5帝紀第5 懐帝 愍帝孝懐帝・孝愍帝
巻6帝紀第6 元帝 明帝中宗元帝・粛宗明帝
巻7帝紀第7 成帝 康帝顕宗成帝・康帝
巻8帝紀第8 穆帝 哀帝 海西公孝宗穆帝・哀帝・廃帝海西公
巻9帝紀第9 簡文帝 孝武帝太宗簡文帝・孝武帝
巻10帝紀第10 安帝 恭帝安帝・恭帝

志[編集]

巻目巻題節目
巻11志第1 天文上
巻12志第2 天文中
巻13志第3 天文下
巻14志第4 地理上
巻15志第5 地理下
巻16志第6 律暦上
巻17志第7 律暦中
巻18志第8 律暦下
巻19志第9 礼上
巻20志第10 礼中
巻21志第11 礼下
巻22志第12 楽上
巻23志第13 楽下
巻24志第14 職官
巻25志第15 輿服
巻26志第16 食貨
巻27志第17 五行上
巻28志第18 五行中
巻29志第19 五行下
巻30志第20 刑法

列伝[編集]

巻目巻題節目
巻31列伝第1 后妃上宣穆張皇后・景懐夏侯皇后・景献羊皇后・文明王皇后・武元楊皇后・武悼楊皇后・左貴嬪・胡貴嬪・諸葛夫人・恵賈皇后・恵羊皇后・謝夫人・懐王皇太后・元夏侯太妃
巻32列伝第2 后妃下元敬虞皇后・明穆庾皇后・成恭杜皇后・康献褚皇后・穆章何皇后・哀靖王皇后・廃帝孝庾皇后・簡文宣鄭太后・簡文順王皇后・孝武文李太后・孝武定王皇后・安徳陳太后・安僖王皇后・恭思褚皇后
巻33列伝第3王祥(王覧)・鄭沖・何曾(何劭・何遵)・石苞(石崇・欧陽建・孫鑠)
巻34列伝第4羊祜・杜預(杜錫)
巻35列伝第5陳騫(陳興)・裴秀(裴頠・裴楷・裴憲)
巻36列伝第6衛瓘(衛恒・衛璪・衛玠・衛展)・張華(張禕・張韙・劉卞)
巻37列伝第7 宗室安平献王孚・彭城穆王権・高密文献王泰・范陽康王綏・済南恵王遂・譙剛王遜・高陽王睦・任城景王陵
巻38列伝第8 宣五王・文六王平原王榦・琅邪王伷・清恵亭侯京・扶風王駿・梁王肜・斉王攸・城陽王兆・遼東王定国・広漢王広徳・楽安王鑑・楽平王延祚
巻39列伝第9王沈(王浚)・荀顗・荀勗・馮紞
巻40列伝第10賈充(賈謐・郭彰)・楊駿
巻41列伝第11魏舒・李憙・劉寔・高光
巻42列伝第12王渾(王済)・王濬・唐彬
巻43列伝第13山濤(山簡)・王戎(王衍)・楽広
巻44列伝第14鄭袤・李胤・盧欽(盧浮・盧珽・盧志・盧諶)・華表・石鑒・温羨
巻45列伝第15劉毅(劉暾)・和嶠・武陔・任愷・崔洪・郭奕・侯史光・何攀
巻46列伝第16劉頌・李重
巻47列伝第17傅玄(傅咸・傅祗・傅宣・傅暢)
巻48列伝第18向雄・段灼・閻纘
巻49列伝第19阮籍(阮咸・阮瞻・阮孚・阮脩・阮放・阮裕)・嵆康・向秀・劉伶・謝鯤・胡毋輔之(胡毋謙之)・畢卓・王尼・羊曼・光逸
巻50列伝第20曹志・庾峻・郭象・庾純・秦秀
巻51列伝第21皇甫謐(皇甫方回)・摯虞・束晳・王接
巻52列伝第22郤詵・阮种・華譚(袁甫)
巻53列伝第23愍懐太子
巻54列伝第24陸機(孫拯)・陸雲(陸耽・陸喜)
巻55列伝第25夏侯湛(夏侯淳・夏侯承)・潘岳(潘尼)・張載(張協・張亢)
巻56列伝第26江統(江彬・江惇)・孫楚(孫統・孫綽)
巻57列伝第27羅憲(羅尚)・滕脩・馬隆(馬咸)・胡奮(胡烈)・陶璜・吾彦・張光・趙誘
巻58列伝第28周処(周玘・周勰・周札・周莚)・周訪(周撫・周楚・周瓊・周虓・周光・周仲孫)
巻59列伝第29汝南王亮・楚王瑋・趙王倫(孫秀)・斉王冏(鄭方)・長沙王乂・成都王潁・河間王顒・東海王越
巻60列伝第30解系・孫旂・孟観・牽秀・繆播・皇甫重・張輔・李含・張方・閻鼎・索靖・賈疋
巻61列伝第31周浚・成公簡・苟晞(苟純)・華軼・劉喬
巻62列伝第32劉琨(劉羣・劉輿・劉演)・祖逖(祖納)
巻63列伝第33邵続・李矩・段匹磾・魏浚・郭黙
巻64列伝第34 武十三王・元四王・簡文三子毗陵王軌・秦王柬・城陽王景・東海王祗・始平王裕・淮南王允・代王演・新都王該・清河王遐・汝陰王謨・呉王晏・渤海王恢・瑯邪王裒・東海王沖・武陵王晞・瑯邪王煥・会稽王道世・臨川王郁・会稽王道子
巻65列伝第35王導(王悦・王恬・王洽)
巻66列伝第36劉弘・陶侃(陶洪・陶瞻・陶夏・陶琦・陶旗・陶斌・陶称・陶範・陶岱・陶臻・陶輿)
巻67列伝第37温嶠・郗鑒(郗愔・郗超・郗曇)
巻68列伝第38顧栄・紀瞻・賀循(楊方)・薛兼
巻69列伝第39劉隗・刁協・戴若思(戴邈)・周顗
巻70列伝第40応詹・甘卓・卞壼・劉超・鍾雅
巻71列伝第41孫恵・熊遠・王鑑・陳頵・高崧
巻72列伝第42郭璞・葛洪
巻73列伝第43庾亮(庾冰・庾翼)
巻74列伝第44桓彝(桓雲・桓豁・桓石虔・桓振・桓石秀・桓石民・桓石生・桓石綏・桓石康・桓秘・桓沖・桓嗣・桓胤・桓謙・桓修・徐寧)
巻75列伝第45王湛・王承・王述・王坦之・王嶠・荀崧・荀羨・范汪・范寧・范堅・劉惔・張憑・韓伯
巻76列伝第46王舒・王廙・王彬・虞潭・顧衆・張闓
巻77列伝第47陸曄(陸玩・陸納)・何充・褚翜・蔡謨・諸葛恢・殷浩(顧悦之・蔡裔)
巻78列伝第48孔愉・孔坦・孔厳・丁潭・陶回
巻79列伝第49謝尚・謝安(謝琰・謝混・謝奕・謝玄・謝万・謝朗・謝石・謝邈)
巻80列伝第50王羲之(王玄之・王凝之・王徽之・王楨之・王操之・王献之・許邁)
巻81列伝第51王遜・蔡豹・羊鑑・劉胤・桓宣・桓伊・朱伺・毛宝・劉遐・鄧嶽・朱序
巻82列伝第52陳寿・王長文・虞溥・司馬彪・王隠・虞預・孫盛・干宝・鄧粲・謝沈・習鑿歯・徐広
巻83列伝第53顧和・袁瓌・袁喬・袁耽・江逌・車胤・殷顗・王雅
巻84列伝第54王恭・庾楷・劉牢之・殷仲堪・楊佺期
巻85列伝第55劉毅・諸葛長民・何無忌・檀憑之・魏詠之
巻86列伝第56張軌(張寔・張茂・張駿・張重華・張耀霊・張祚・張玄靚・張天錫)
巻87列伝第57涼武昭王李玄盛(李歆)
巻88列伝第58 孝友李密・盛彦・夏方・王裒・許孜・庾袞・孫晷・顔含・劉殷・王延・王談・桑虞・何琦・呉逵
巻89列伝第59 忠義嵆紹・王豹・劉沈・麹允・王育・韋忠・辛勉・劉敏元・周該・桓雄・韓階・周崎・易雄・楽道融・虞悝・沈勁・吉挹・王諒・宋矩・車済・丁穆・辛恭靖・羅企生・張禕
巻90列伝第60 良吏魯芝・胡威・杜軫・竇允・王宏・曹攄・潘京・范晷・丁紹・喬智明・鄧攸・呉隠之
巻91列伝第61 儒林范平・文立・陳邵・虞喜・劉兆・氾毓・徐苗・崔遊・范隆・杜夷・董景道・続咸・徐邈・孔衍・范宣・韋謏・范弘之・王歓
巻92列伝第62 文苑応貞・成公綏・左思・趙至・鄒湛・棗拠・褚陶・王沈・張翰・庾闡・曹毗・李充・袁宏・伏滔・羅含・顧愷之・郭澄之
巻93列伝第63 外戚羊琇・王恂・楊文宗・羊玄之・虞豫・庾琛・杜乂・褚裒・何準・王濛・王遐・王蘊・褚爽
巻94列伝第64 隠逸孫登・董京・夏統・朱沖・范粲(付范喬)・魯勝・董養・霍原・郭琦・伍朝・魯褒・氾騰・任旭・郭文・龔壮・孟陋・韓績・譙秀・翟湯(付翟荘)・郭翻・辛謐・劉驎之・索襲・楊軻・公孫鳳・公孫永・張忠・石垣・宋繊・郭荷・郭瑀・祈嘉・瞿硎先生・謝敷・戴逵・龔玄之・陶淡・陶潜
巻95列伝第65 芸術陳訓・戴洋・韓友・淳于智・歩熊・杜不愆・厳卿・隗炤・卜珝・鮑靚・呉猛・幸霊・仏図澄・麻襦・単道開・黄泓・索紞・孟欽・王嘉・僧渉・郭麘・鳩摩羅什・曇霍・臺産
巻96列伝第66 列女羊耽妻辛氏・杜有道妻厳氏・王渾妻鍾氏・鄭袤妻曹氏・愍懐太子妃王氏・鄭休妻石氏・陶侃母湛氏・賈渾妻宗氏・梁緯妻辛氏・許延妻杜氏・虞潭母孫氏・周顗母李氏・張茂妻陸氏・尹虞二女・荀崧小女灌・王凝之妻謝氏・劉臻妻陳氏・皮京妻龍氏・孟昶妻周氏・何無忌母劉氏・劉聡妻劉氏・王広女・陝婦人・靳康女・韋逞母宋氏・張天錫妾閻氏薛氏・苻堅妾張氏・竇滔妻蘇氏・苻登妻毛氏・慕容垂妻段氏・段豊妻慕容氏・呂纂妻楊氏・呂紹妻張氏・涼武昭王李玄盛后尹氏
巻97列伝第67 四夷夫餘国・馬韓・辰韓・粛慎氏・倭人・吐谷渾・焉耆国・亀茲国・大宛国・康居国・大秦国・林邑国・扶南国・匈奴
巻98列伝第68王敦(沈充)・桓温(桓熙・桓済・桓歆・桓禕・桓偉・孟嘉)
巻99列伝第69桓玄・卞範之・殷仲文
巻100列伝第70王弥・張昌・陳敏・王如・杜曾・杜弢・王機・祖約・蘇峻・孫恩・盧循・譙縦

載記[編集]

巻目巻題節目
巻101載記第1劉元海(劉宣)
巻102載記第2劉聡(陳元達)
巻103載記第3劉曜
巻104載記第4石勒上
巻105載記第5石勒下(石弘・張賓)
巻106載記第6石季龍上
巻107載記第7石季龍下(石世・石遵・石鑑・冉閔)
巻108載記第8慕容廆(裴嶷・高瞻)
巻109載記第9慕容皝(慕容翰・陽裕)
巻110載記第10慕容儁(韓恒・李産・李績)
巻111載記第11慕容暐(慕容恪・陽騖・皇甫真)
巻112載記第12苻洪・苻健・苻生(苻雄・王堕)
巻113載記第13苻堅上
巻114載記第14苻堅下(王猛・苻融・苻朗)
巻115載記第15苻丕・苻登(徐嵩・索泮)
巻116載記第16姚弋仲・姚襄・姚萇
巻117載記第17姚興上
巻118載記第18姚興下(尹緯)
巻119載記第19姚泓
巻120載記第20李特・李流
巻121載記第21李雄・李班・李期・李寿・李勢
巻122載記第22呂光・呂纂・呂隆
巻123載記第23慕容垂
巻124載記第24慕容宝・慕容盛・慕容熙・慕容雲
巻125載記第25乞伏国仁・乞伏乾帰・乞伏熾磐・馮跋(馮素弗)
巻126載記第26禿髪烏孤・禿髪利鹿孤・禿髪傉檀
巻127載記第27慕容徳
巻128載記第28慕容超(慕容鍾・封孚)
巻129載記第29沮渠蒙遜
巻130載記第30赫連勃勃


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