括弧

ページ名:括弧
Fe(CN)6]3− のように錯イオンの表記にも使う。
  • 言語学では(音素ではなく)音声を表記する場合に用いられる。
  • C言語を始めとした多くのプログラミング言語では配列の内容を定義するのに用いる。
  • ウィキ文法では"内部リンク


    ウィキペディアにおける括弧の使用については、Wikipedia:表記ガイド#括弧類をご覧ください。
    この項目では、約物について説明しています。会話中の括弧については「エアクオート」をご覧ください。
    「カッコ」はこの項目へ転送されています。フィンランドのミュージシャンについては「トニー・カッコ」をご覧ください。
    この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています(詳細)。

    括弧(かっこ)は、約物の一種であるところの、区切り符号(句切り符号)の一つ。特定の文字・語句・文・数列・数式などを囲って他の部分との区別や結合関係を明らかにするための記号であり、また、その記号で囲むこと(その符号を付けること)をも指す。


    概要[編集]

    括弧は対で使用され、先に記述される括弧を括弧開き(かっこひらき)または始め括弧(はじめかっこ)、後に記述される括弧を括弧閉じ(かっことじ)または終わり括弧(おわりかっこ)と呼ぶ。横書き表記の記述においては、相対的に左括弧(ひだりかっこ)・右括弧(みぎかっこ)とも呼ぶ。また、対となる括弧がそれぞれ縦並びの括弧を縦括弧(たてかっこ)、横並びの括弧を横括弧(よこかっこ)と呼ぶ。仮名とは異なり、縦書きか横書きかで形が変わる。この項目では横書き表記で全て取り扱われているが、縦書きの場合は右90度回転されたものになる。

    なお、数学においても括弧は頻繁に用いられ、特殊な意味を持つ。

    起源[編集]

    日本においては、江戸時代以前の文献に見当たらないことから、明治維新辺りの時期に輸入されたものと考えられる[信頼性要検証]。日本語には鉤括弧が先にあったとする[いつ?]の[誰?]の説もある[要出典](※『鉤括弧』を参照のこと)が、詳細は不明である。日本における括弧記号の使用は19世紀の蘭訳書(オランダ語和訳書)にすでに見られるが、特定の名称はまだ用いられていなかった。

    他方、清代末期の中国では、スコットランド国教会の宣教師アレクサンダー・ワイリー(英語版)(1815-1887年)が、19世紀後期の初めから半ば(1847-1877年)まで『幾何原本』後編9巻(1856年)など数学書の翻訳に取り組んでいたが、その際に記号と共に「括弧」という語を用いた。日本にはこれが他書を介して伝わり、『改正増補 和英語林集成』(1886年/明治19年)や『工学字彙』(1894年/明治27年)に収録されることで一般化していった。

    種類[編集]

    括弧には丸括弧(まるかっこ)・鉤括弧(かぎかっこ)・二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)・角括弧(かくかっこ)・波括弧(なみかっこ)・亀甲括弧(きっこうかっこ)・山括弧(やまかっこ)・隅付き括弧(すみつきかっこ)などの種類がある。

    そのうち、日本語の補助記号に当たるのは、丸括弧・鉤括弧・二重鉤括弧である。これらは、句点(。)・読点(、)・中点(・)と合わせて区切り符号と呼ばれる。

    後述する#使い方も参照のこと。

    丸括弧( )[編集]

    括弧通常全角形
    カッコ/

    Parenthesis

    ( )()

    丸括弧(まるかっこ)はパーレン(英: parenthesis の略)とも言う。一般に括弧と言った場合は丸括弧を指す。なお、小括弧(しょうかっこ)と呼ばれることもあるが、この呼び方は望ましくないと考えられる。

    • 語句または文の次に、それらについて特に注記を加えるときに用いる。
      • 語句の読みを示す場合に用いる。
      • 説明文自体または読み飛ばせる追記事項などを書く場合がある。
      • 文中における括弧内にクエスチョンマークを入れた形の(?)は、断定できず疑いの余地を残す表現である。[例: ハードディスク(?)とメモリ入りのBOX10箱 ]
      • 横括弧は箇条書きの文章で、それぞれの条文の番号等を囲むのに用いる[例: (1)、(ア)]。左括弧を省略することもある[例: a)]。
    • 数式においては、式をグループ化して演算の優先順位の明示・変更を行うときに用いる。プログラミング言語でも同様の用途で使用する言語が多い。
    • 数学やプログラミング言語で、関数の引数を明示するのに用いる。
    • 幾何学で座標を示す場合に1座標の定義を示す。
    • 行列を表す目的で使用する。
    • 順序組や族や数列を表す目的で使用する。
    • 数学の区間において、開いていることを示す。
    • BASIC などの一部のプログラミング言語やスクリプト言語では配列の要素を指定するのにも用いる。
    • 小説等の文学作品やゲーム作品では、会話に表れない心中表現や外国人や動物のセリフの訳文であることを示すのに用いることがある。また、ゲーム作品においては、回想シーンやテレパシー(実際に喋っていない)等での会話に用いる事もある。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    (U+00281-1-42((始め小括弧、始め丸括弧

    LEFT PARENTHESIS

    )U+00291-1-43))終わり小括弧、終わり丸括弧

    RIGHT PARENTHESIS

    U+FF081-1-42 包摂((始め小括弧、始め丸括弧

    FULLWIDTH LEFT PARENTHESIS

    U+FF091-1-43 包摂))終わり小括弧、終わり丸括弧

    FULLWIDTH RIGHT PARENTHESIS

    U+239B-⎛⎛LEFT PARENTHESIS UPPER HOOK
    U+239C-⎜⎜LEFT PARENTHESIS EXTENSION
    U+239D-⎝⎝LEFT PARENTHESIS LOWER HOOK
    U+239E-⎞⎞RIGHT PARENTHESIS UPPER HOOK
    U+239F-⎟⎟RIGHT PARENTHESIS EXTENSION
    U+23A0-⎠⎠RIGHT PARENTHESIS LOWER HOOK
    U+FE351-1-42 包摂︵︵始め小括弧、始め丸括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT PARENTHESIS

    U+FE361-1-43 包摂︶︶終わり小括弧、終わり丸括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT PARENTHESIS

    U+FD3E-﴾﴾ORNATE LEFT PARENTHESIS
    ﴿U+FD3F-﴿﴿ORNATE RIGHT PARENTHESIS
    U+FE59-﹙﹙SMALL LEFT PARENTHESIS
    U+FE5A-﹚﹚SMALL RIGHT PARENTHESIS
    U+2768-❨❨MEDIUM LEFT PARENTHESIS ORNAMENT
    U+2769-❩❩MEDIUM RIGHT PARENTHESIS ORNAMENT
    U+276A-❪❪MEDIUM FLATTENED LEFT PARENTHESIS ORNAMENT
    U+276B-❫❫MEDIUM FLATTENED RIGHT PARENTHESIS ORNAMENT
    U+207D-⁽⁽SUPERSCRIPT LEFT PARENTHESIS
    U+207E-⁾⁾SUPERSCRIPT RIGHT PARENTHESIS
    U+208D-₍₍SUBSCRIPT LEFT PARENTHESIS
    U+208E-₎₎SUBSCRIPT RIGHT PARENTHESIS
    二重丸括弧⦅ ⦆[編集]⦅ ⦆

    丸括弧を2つ重ねるか繋げた括弧で、二重丸括弧(にじゅうまるかっこ)・二重パーレン・二重括弧(にじゅうかっこ)と呼ばれる。

    • 表示する字形は「((」 と横に並べるだけの場合と、「(」を白抜き文字にする場合とがある。
    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない。
    • 注記を記載する場合に使用されることが多い。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+29851-2-54⦅⦅始め二重パーレン、始め二重括弧

    LEFT WHITE PARENTHESIS

    U+29861-2-55⦆⦆終わり二重パーレン、終わり二重括弧

    RIGHT WHITE PARENTHESIS

    U+FF5F1-2-54 包摂⦅⦅始め二重パーレン、始め二重括弧

    FULLWIDTH LEFT WHITE PARENTHESIS

    U+FF601-2-55 包摂⦆⦆終わり二重パーレン、終わり二重括弧

    FULLWIDTH RIGHT WHITE PARENTHESIS

    U+2E28-⸨⸨LEFT DOUBLE PARENTHESIS
    U+2E29-⸩⸩RIGHT DOUBLE PARENTHESIS

    鉤括弧「 」[編集]

    鉤括弧通常半角形(半角カナ)
    カギカッコ/

    Corner Bracket

    「」「 」

    鉤括弧(かぎかっこ)

    • 旧来、人の会話部分を書く際に文頭に置かれた「庵点」と改行を示す記号の「鈎画」の間とに囲まれていたところから、会話の箇所を囲む括弧として鉤括弧が出来たと言われている。
    • 引用(引用符としての用法)、あるいは特に注意を喚起する語句を挿入する場合も用いられるようになった(#使い方を参照)。
    • 半角鉤括弧は半角カナとして扱われる。
    • 小説などでは、複数人が同じことを言ったということを表すために、「「「鉤括弧」」」のように鉤括弧を複数重ねて使用することがある。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+300C1-1-54「「始めかぎ括弧

    LEFT CORNER BRACKET

    U+300D1-1-55」」終わりかぎ括弧

    RIGHT CORNER BRACKET

    U+FF621-1-54 包摂「「始めかぎ括弧

    HALFWIDTH LEFT CORNER BRACKET

    U+FF631-1-55 包摂」」終わりかぎ括弧

    HALFWIDTH RIGHT CORNER BRACKET

    U+FE411-1-54 包摂﹁﹁始めかぎ括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT CORNER BRACKET

    U+FE421-1-55 包摂﹂﹂終わりかぎ括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT CORNER BRACKET

    二重鉤括弧『 』[編集]『 』

    二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)は二重鉤(にじゅうかぎ)・白括弧(しろかっこ)とも言う(#使い方を参照)。

    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+300E1-1-56『『始め二重かぎ括弧

    LEFT WHITE CORNER BRACKET

    U+300F1-1-57』』終わり二重かぎ括弧

    RIGHT WHITE CORNER BRACKET

    U+FE431-1-56 包摂﹃﹃始め二重かぎ括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT WHITE CORNER BRACKET

    U+FE441-1-57 包摂﹄﹄終わり二重かぎ括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT WHITE CORNER BRACKET

    角括弧[ ][編集]

    角括弧通常全角形
    カクカッコ/

    Square Bracket

    [ ][]

    角括弧(かくかっこ)はブラケット(英: bracket)とも言う。なお、大括弧(だいかっこ)と呼ばれることもあるが、この呼び方は望ましくないと考えられる。

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない(#使い方を参照)。
    • 数式においては、丸括弧 () を入れ子にする場合に外側の括弧を角括弧とするほか、丸括弧の代わりに角括弧を用いる様式もある。
    • 数学の区間において、閉じていることを示す。
    • 自然科学において、表やグラフに単位を記載する場合に、単位であることを明示するために付ける。
    • 化学においては、[H2O] のように用いて化学種の濃度を表す。また、["や"[http://www.example.com 外部リンク]"のように内部リンクや外部リンクなどを作成する場合によく用いられる。
    • URLにIPv6アドレスを含む場合、IPv6アドレスを角括弧で囲む。これは、IPv6アドレス中のコロン (":") がポート番号を示すコロンと競合するためである。
    • 金融取引の契約書類においては、まだ確定していない条件部分を角括弧で囲む場合がある。例えば、取引日や利率などが確定ではなく予定や仮定である場合、[YYYY年M月D日]や[0.75]%のように角括弧で囲っておく。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    [U+005B1-1-46[[始め大括弧、始め角括弧

    LEFT SQUARE BRACKET

    ]U+005D1-1-47]]終わり大括弧、終わり角括弧

    RIGHT SQUARE BRACKET

    U+FF3B1-1-46 包摂[[始め大括弧、始め角括弧

    FULLWIDTH LEFT SQUARE BRACKET

    U+FF3D1-1-47 包摂]]終わり大括弧、終わり角括弧

    FULLWIDTH RIGHT SQUARE BRACKET

    U+23A1-⎡⎡LEFT SQUARE BRACKET UPPER CORNER
    U+23A2-⎢⎢LEFT SQUARE BRACKET EXTENSION
    U+23A3-⎣⎣LEFT SQUARE BRACKET LOWER CORNER
    U+23A4-⎤⎤RIGHT SQUARE BRACKET UPPER CORNER
    U+23A5-⎥⎥RIGHT SQUARE BRACKET EXTENSION
    U+23A6-⎦⎦RIGHT SQUARE BRACKET LOWER CORNER
    U+FE471-1-46 包摂﹇﹇始め大括弧、始め角括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT SQUARE BRACKET

    U+FE481-1-47 包摂﹈﹈終わり大括弧、終わり角括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT SQUARE BRACKET

    二重角括弧〚 〛[編集]〚 〛

    二重角括弧(にじゅうかくかっこ)

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない。
    • 表示する字形は「[」を白抜き文字にする場合と、「[」の中央に縦線を入れる場合とがある。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+301A-〚〚LEFT WHITE SQUARE BRACKET
    U+301B-〛〛RIGHT WHITE SQUARE BRACKET
    U+27E6-⟦⟦MATHEMATICAL LEFT WHITE SQUARE BRACKET
    U+27E7-⟧⟧MATHEMATICAL RIGHT WHITE SQUARE BRACKET

    波括弧{ }[編集]

    波括弧通常全角形
    ナミカッコ/

    Curly Bracket

    { }{}

    波括弧(なみかっこ)は、ブレース・ブレイス(英: brace)および カーリーブラケット(英: curly bracket)・カール(英: curl)とも言う。なお、中括弧(ちゅうかっこ)と呼ばれることもあるが、この呼び方は望ましくないと考えられる。

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない。
      • 丸括弧()が入れ子になる場合に、それぞれの括弧が区切る範囲を明らかにするため用いることがある。
    • 数式においては、角括弧 [] を入れ子にするときに外側の括弧を波括弧とすることが多い。
    • 数学においては、集合を記述するときに用いられる。
    • 多くのプログラミング言語ではブロックを記述するときに用いられる。
    • Wikiにおいてマジックワードやテンプレートの呼び出しに使われる。{{!}} {{PAGENAME}} {{要出典}} など。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    {U+007B1-1-48{{始め中括弧、始め波括弧

    LEFT CURLY BRACKET

    }U+007D1-1-49}}終わり中括弧、終わり波括弧

    RIGHT CURLY BRACKET

    U+FF5B1-1-48 包摂{{始め中括弧、始め波括弧

    FULLWIDTH LEFT CURLY BRACKET

    U+FF5D1-1-49 包摂}}終わり中括弧、終わり波括弧

    FULLWIDTH RIGHT CURLY BRACKET

    U+23A7-⎧⎧LEFT CURLY BRACKET UPPER HOOK
    U+23A8-⎨⎨LEFT CURLY BRACKET MIDDLE PIECE
    U+23A9-⎩⎩LEFT CURLY BRACKET LOWER HOOK
    U+23AA-⎪⎪CURLY BRACKET EXTENSION
    U+23AB-⎫⎫RIGHT CURLY BRACKET UPPER HOOK
    U+23AC-⎬⎬RIGHT CURLY BRACKET MIDDLE PIECE
    U+23AD-⎭⎭RIGHT CURLY BRACKET LOWER HOOK
    U+23B0-⎰⎰UPPER LEFT OR LOWER RIGHT CURLY BRACKET SECTION
    U+23B1-⎱⎱UPPER RIGHT OR LOWER LEFT CURLY BRACKET SECTION
    U+FE371-1-48 包摂︷︷始め中括弧、始め波括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT CURLY BRACKET

    U+FE381-1-49 包摂︸︸終わり中括弧、終わり波括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT CURLY BRACKET

    U+FE5B-﹛﹛SMALL LEFT CURLY BRACKET
    U+FE5C-﹜﹜SMALL RIGHT CURLY BRACKET
    U+2774-❴❴MEDIUM LEFT CURLY BRACKET ORNAMENT
    U+2775-❵❵MEDIUM RIGHT CURLY BRACKET ORNAMENT

    亀甲括弧〔 〕[編集]

    〔 〕

    亀甲括弧(きっこうかっこ)は亀甲(きっこう)・キッコー・亀の子括弧(かめのこかっこ)とも言う。

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない(#使い方を参照)。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+30141-1-44〔〔始め亀甲括弧

    LEFT TORTOISE SHELL BRACKET

    U+30151-1-45〕〕終わり亀甲括弧

    RIGHT TORTOISE SHELL BRACKET

    U+2772-❲❲LIGHT LEFT TORTOISE SHELL BRACKET ORNAMENT
    U+2773-❳❳LIGHT RIGHT TORTOISE SHELL BRACKET ORNAMENT
    U+27EE-⟮⟮MATHEMATICAL LEFT FLATTENED PARENTHESIS
    U+27EF-⟯⟯MATHEMATICAL RIGHT FLATTENED PARENTHESIS
    U+FE391-1-44 包摂︹︹始め亀甲括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT TORTOISE SHELL BRACKET

    U+FE3A1-1-45 包摂︺︺終わり亀甲括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT TORTOISE SHELL BRACKET

    二重亀甲括弧〘 〙[編集]〘 〙

    二重亀甲括弧(にじゅうきっこうかっこ)

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない。
    • 表示する字形は「〔」を白抜き文字にする、「〔」の中央に縦線を入れる、「〔〔」と横に並べる3種類がある。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+30181-2-56〘〘始め二重亀甲括弧

    LEFT WHITE TORTOISE SHELL BRACKET

    U+30191-2-57〙〙終わり二重亀甲括弧

    RIGHT WHITE TORTOISE SHELL BRACKET

    U+27EC-⟬⟬MATHEMATICAL LEFT WHITE TORTOISE SHELL BRACKET
    U+27ED-⟭⟭MATHEMATICAL RIGHT WHITE TORTOISE SHELL BRACKET

    山括弧〈 〉[編集]

    〈 〉

    山括弧(やまかっこ)は山鉤(やまかぎ)・山パーレン(やまパーレン)・アングルブラケット(英: angle bracket)とも言う。

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない(#使い方を参照)。
    • 数学では内積に用いられることがある。
    • 量子力学では、ブラ-ケット記法に用いられる。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+30081-1-50〈〈始め山括弧

    LEFT ANGLE BRACKET

    U+30091-1-51〉〉終わり山括弧

    RIGHT ANGLE BRACKET

    U+2329-⟨〈〈LEFT-POINTING ANGLE BRACKET
    U+232A-⟩〉〉RIGHT-POINTING ANGLE BRACKET
    U+276C-❬❬MEDIUM LEFT-POINTING ANGLE BRACKET ORNAMENT
    U+276D-❭❭MEDIUM RIGHT-POINTING ANGLE BRACKET ORNAMENT
    U+2770-❰❰HEAVY LEFT-POINTING ANGLE BRACKET ORNAMENT
    U+2771-❱❱HEAVY RIGHT-POINTING ANGLE BRACKET ORNAMENT
    U+29FC-⧼⧼LEFT-POINTING CURVED ANGLE BRACKET
    U+29FD-⧽⧽RIGHT-POINTING CURVED ANGLE BRACKET
    U+27E8-⟨⟨MATHEMATICAL LEFT ANGLE BRACKET
    U+27E9-⟩⟩MATHEMATICAL RIGHT ANGLE BRACKET
    ︿U+FE3F1-1-50 包摂︿︿始め山括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT ANGLE BRACKET

    U+FE401-1-51 包摂﹀﹀終わり山括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT ANGLE BRACKET

    二重山括弧《》[編集]《 》

    二重山括弧(にじゅうやまかっこ)

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない(#使い方を参照)。
      • 青空文庫形式において、ルビを表記するのに用いられる。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+300A1-1-52《《始め二重山括弧

    LEFT DOUBLE ANGLE BRACKET

    U+300B1-1-53》》終わり二重山括弧

    RIGHT DOUBLE ANGLE BRACKET

    U+27EA-⟪⟪MATHEMATICAL LEFT DOUBLE ANGLE BRACKET
    U+27EB-⟫⟫MATHEMATICAL RIGHT DOUBLE ANGLE BRACKET
    U+FE3D1-1-52 包摂︽︽始め二重山括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT DOUBLE ANGLE BRACKET

    U+FE3E1-1-53 包摂︾︾終わり二重山括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT DOUBLE ANGLE BRACKET

    ギュメ « »[編集]« »

    ギュメ(仏: guillemet)は主にヨーロッパで利用される引用符である。二重山括弧引用記号(にじゅうやまかっこいんようきごう)ともいう。

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    «U+00AB1-9-8«««始め二重山括弧引用記号、始めギュメ

    LEFT-POINTING DOUBLE ANGLE QUOTATION MARK

    »U+00BB1-9-18»»»終わり二重山括弧引用記号、終わりギュメ

    RIGHT-POINTING DOUBLE ANGLE QUOTATION MARK

    U+2039-‹‹‹SINGLE LEFT-POINTING ANGLE QUOTATION MARK
    U+203A-›››SINGLE RIGHT-POINTING ANGLE QUOTATION MARK
    代用表記[編集]

    コンピュータの世界では、ASCII にある不等号 “<” (U+003C) ・“>” (U+003E) を使って山括弧を表現する場合がある。これは以下のような場面で使用される。

    • XHTML/HTML、XML など SGML 系のマークアップ言語で、... のようにタグを表記するのに使われる。
    • C++ では、テンプレートの引数を示すのに用いられる。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    <U+003C1-1-67<<<不等号(より小)

    LESS-THAN SIGN

    >U+003E1-1-68>>>不等号(より大)

    GREATER-THAN SIGN

    隅付き括弧【 】[編集]

    【 】

    隅付き括弧(すみつきかっこ)は隅付きパーレン(すみつきパーレン)・太亀甲(ふときっこう)・黒亀甲(くろきっこう)・墨付き括弧(すみつきかっこ)とも言う。

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない。
      • 強調したい場合、目立たせたい場合に用いることが多い。
      • 項目名の表記にもしばしば使われる。
      • 漢和辞典では教育漢字を示す目的で使用されることがある。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+30101-1-58【【始めすみ付き括弧

    LEFT BLACK LENTICULAR BRACKET

    U+30111-1-59】】終わりすみ付き括弧

    RIGHT BLACK LENTICULAR BRACKET

    U+FE3B1-1-58 包摂︻︻始めすみ付き括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT BLACK LENTICULAR BRACKET

    U+FE3C1-1-59 包摂︼︼終わりすみ付き括弧

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT BLACK LENTICULAR BRACKET

    隅付き括弧(白)〖 〗[編集]〖 〗

    隅付き括弧(白)[すみつきかっこ しろ]

    • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない。
      • 漢和辞典では教育漢字外の常用漢字であることを示す目的で使用されることがある。
    記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
    U+30161-2-58〖〖始めすみ付き括弧(白)

    LEFT WHITE LENTICULAR BRACKET

    U+30171-2-59〗〗終わりすみ付き括弧(白)

    RIGHT WHITE LENTICULAR BRACKET

    U+FE171-2-58 包摂︗︗始めすみ付き括弧(白)

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT WHITE LENTICULAR BRACKET

    U+FE181-2-59 包摂︘︘終わりすみ付き括弧(白)

    PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT WHITE LENTICULAR BRAKCET

    そのほかの括弧[編集]

    日本語では、上記以外にもさまざまな括弧が用いられている。たとえば、「【(」、「)】」の形の括弧や、「【」、「】」の内側の曲線が、くの字型の直線(< 、>)で書かれる括弧などである。

    使い方[編集]

    日本語において一般的な用法を挙げる。正式な決まりはないため、学校教育における慣例とは異なる場合がある。

    説明の補足[編集]

    • 補足を加える場合には( )を用い、文末では括弧の外に句点を打つ。
    用例:これから括弧の使い方について説明する(引用符としての用法も含む)。

    発言の提示[編集]

    • 人物の発言部分は「 」を用い、 」の前には句点をつけない。
    用例:彼は「括弧の使い方は難しい。様々な用法がある」と言った。
    • 発言部分のみ行や段落を変えて示すこともあり、その際に文頭の字下げ(インデント)は行っても行わなくてもよく、文末に句点はつけない。
    用例:彼は言った。「括弧の使い方は難しい。様々な用法がある」その通りである。

    名称の提示[編集]

    • ある作品が複数の作品から成り立っている場合、個々の作品の名称に「 」を、作品全体ないし作品集の名称に『 』を、それぞれ用いる。
    用例:アルバム『アルファ』から「ベータ」をお聞きください。
    • 書物の場合、単行本・雑誌・新聞の題名などには『 』を用いる。単行本を構成する個々の作品名・雑誌論文名・新聞記事名などには「 」を用いる。
    用例:「デルタ」は雑誌『イプシロン』にて絶賛連載中! 今夏には単行本『デルタ』の発売が予定されています。

    引用[編集]

    • 引用する文章は「 」で囲む。引用する文章に「 」が用いられている場合には、「 」を『 』に置き換える。
    引用する文の例:いずれ「真実」が明らかになる。用例:その評論家は「いずれ『真実』が明らかになる」と述べた。
    • 引用文中に筆者が補足を加える場合は、その部分を[ ]または〔 〕で囲む。
    用例:その辞書によると、引用符とは「文中において、[他の文や語を]引用していることを示す記号」のことである。
    • 口頭での発言に筆者が補足を加える場合は、その部分を( )で囲む。
    用例:総理は会見で「来週中にも法案を(参議院に)送る」と述べた。
    • 引用文の一部を強調する場合は、その部分に傍点・下線・太字化などを施し、引用文の最後に( )を用いて引用者が強調した旨を記す。
    用例:その辞書によると、引用符とは「文中において、[他の文や語を]引用していることを示す記号」のことである(太字は筆者)。
    • 引用文の一部を省略する場合は、[中略]や〔中略〕のように表記するか、3点リーダーを2つ並べた……などを用いる。

    強調など[編集]

    • 語句を強調する際には“ ”または〝 〟を用いる。「 」を用いることもあるが、他にも様々な用法で用いる記号のため、混在を避けたい場合には用いない。
    • “ ”は、いわゆる・いわばというニュアンスで、言葉を文字通りに受け取ってはいけないということを示す際にも用いる。
    用例:休日の家族サービスという“仕事”が待ち構えていた。
    • 名称に「 」を付け、相手はそう自称しているが自分は認めない、という意思表示をする場合がある。
    用例:日本のロケット技術は「純粋に平和的に」開発された。
    • 学術書では、キーワードや独自の定義で用いる語句を〈 〉や、さらに強調して《 》で囲むことがある。

    これら強調のための記号は全て併用することができるが、使い分けは書き手のニュアンスに任せられる。

    用例:広告は主にマスメディア、すなわち“プロフェッショナル”が主導権を握ってきた。ところが、近年はインターネットの〈口コミ〉が大きな影響力を持っている。いわば、アマチュアたちによる《広告行動》である。

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