(469219)_2016_HO3

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469219 Kamoʻoalewa
2016 HO3の軌道（白線）
小惑星番号	469219
分類	アポロ群 地球近傍小惑星（NEO）地球の準衛星
軌道の種類	太陽周回軌道
発見
発見日	2016年4月27日
発見者	パンスターズ望遠鏡 (PS1)
発見場所	アメリカ合衆国 ハレアカラ山
発見方法	直接観測
軌道要素と性質 元期:JD 2459000.5（2020年5月31.0日）
軌道長半径 (a)	1.001 au
近日点距離 (q)	0.898 au
遠日点距離 (Q)	1.105 au
離心率 (e)	0.103
公転周期 (P)	1.00 年 （365.941 日）
軌道傾斜角 (i)	7.785°
近日点引数 (ω)	306.188°
昇交点黄経 (Ω)	66.156°
平均近点角 (M)	236.293°
物理的性質
直径	41 m（計算上） 40 - 100 m26 - 115 m
自転周期	0.467 時間
スペクトル分類	S（仮定）
絶対等級 (H)	24.3
アルベド（反射能）	0.20（仮定） 0.03 - 0.60
■Template （■ノート ■解説） ■Project

2016 HO3は、2016年に発見されたアポロ群に属する小惑星である。地球から見ると月のように周囲を公転しているように見える準衛星の一つである。

特徴[編集]

2016 HO3は2016年4月27日にパンスターズ計画の望遠鏡「PS1」で発見された。地球の準衛星になっているので軌道長半径、公転周期はほぼ地球と同じ値になっている。現時点では最も地球に近づいても1,400万 kmの離れており、これまで知られている地球の準衛星の中では最も安定しているとされている。半年の間は地球よりも太陽に近く、残りの半間は地球よりも太陽から遠い軌道を公転する。その軌道面は地球の公転面に対して約7.7度傾いており、2016 HO3は1年周期で、地球の公転面に対して上下に動いているように見える。

大きさは現在知られている地球の準衛星の中では最も小さく、40 mから100 mの間と考えられているが、別の分光学的な研究では26 mから115 mの間という値も導き出されている。スペクトル分類はS型と仮定されている。

中国国家航天局（CNSA）は、探査機を用いて2016 HO3の表面の物質を採取して地球に持ち帰るサンプルリターンを計画しており、探査機の打ち上げは2024年に行われる予定になっている。

名称[編集]

「2016 HO3」という名称は発見直後に付与された仮符号である。地球から見ると2016 HO3が振動しているような軌跡を描くことから、2019年4月6日に発表された小惑星センターの回報「MPC 112435」で、ハワイ語で「振動する天体」を指す言葉に因んでKamoʻoalewaと命名された。この名称はハワイ島にあるイミロア天文学センターから提案された。

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