君のことが大大大大大好きな100人の彼女

ページ名:君のことが大大大大大好きな100人の彼女


君のことが大大大大好きな100人の彼女とは、ヤングジャンプで連載中の漫画である。

原作は中村力斗氏、作画は野澤ゆき子氏。

目次

【あらすじ】

主人公・愛城恋太郎は生まれてから中学卒業まで100人に告白するも振られ続けていた。

「高校生活では彼女ができるように」と神社に祈願に行くと、そこで突然現れた神様に高校では100人の運命の人と出会うという衝撃的な事実を告げられる。

事実、高校入学初日に院田唐音と花園羽香里と出会い、2人から告白される。

どちらがいいか全く選べず苦悩した恋太郎は再び神様に相談するが、そこで選ばれなかった運命の人はなんやかんや不幸な目に合って死ぬと明かされ状況は余計に悪くなる。

告白の返事の日、恋太郎は渡しながら告白すると必ず付き合えるという噂のあるピンクの四つ葉のクローバーを2つ見つけてそれぞれに渡し、2人とも絶対に幸せにするから2人とも付き合って欲しいと告白して2人と付き合うことになる。

恋太郎はその後も運命の人と出会いながら彼女を増やし、彼女たちに振り回されたりしていくのだった。

【概要】

かなりハジけたコメディである。

機知に富んだツッコミ、幸せなあまり奇行しがちな主人公にカノジョ、かわいいヒロインが頑張ったがゆえにしてしまう奇行、メタネタ、編集のあおり文……

ラブはもちろんだけどコメディが強い!笑えてキュンキュンできるとは……ひょっとして最強なのでは……?

腹黒気味だが根の優しさが隠せない脳内ピンク!

カノジョ側でツッコミを一手に担うが森羅万象にツンデレる男前ツインテール!

小動物かつ良識人なのに引用する小説のせいで愉快なことになってる合法文学少女!

効率・合理主義が先行しすぎていてむしろ明後日の方向に行きがちなクーデレ美女!

ナチュラルM.S.で幼女形態とボインな姿を行き来する属性使い過ぎで心配された科学っ娘!

「か……彼女の母親……」「実の母……」「未亡人」「『混沌』」「親子丼……」

カワイイあの子の幸せな姿が見たい!→見られる!だってカノジョだから……!

いっぱいチュッチュしてほしい!→できる!だってカノジョだから……!

女の子同士もチュッチュしてほしい!→する!だってカノジョだから……!

頭ピンクになった女の子っていいよね!→ね!だってカノジョだから……!

あーんなことやこーんなことは……?→なせる!だってカノジョだから……!

次にくるマンガ大賞2020のコミックス部門第2位を受賞

【主な登場人物】

◆主人公

この物語の主人公で、運命の人が100人もいる少年。成績は中くらい。

心優しく、健全な性格の持ち主で複数いる彼女たちのことを第一に考え努力を惜しまず、危険を顧みずに助けに行ける、裏切ったり不誠実に扱う事を嫌う男の中の漢である。

どれくらい優しいかというと見ず知らずの先生のコンタクトレンズ探しに付き合うぐらいにはお人好し。「俺もまさか四時間かかるとは思ってませんでしたけど」

元々恋愛にはかなりアグレッシブであり、本編開始直前で100回目の告白をし、100回フられる記録を達成。

別に振られることに慣れていたわけではなく、全て真剣に想って臨んだ結果なので深く深く傷ついていた。むしろ99回フられてなお告白に立ち向かえるそのメンタルよ

それだけにいい子でおまけにかわいい女の子と両想いでいられる現状を心から喜んでおり、フられ続けた苦い記憶も打たれ強さやバイタリティに繋がっている。

「(はわわわわわわなにこれーっこんなことってあるーっ!?女の子達がまるで蝉みたいだよ!!?銀河一幸せな電信柱だよーっ!!?)」

「あ……あのさ……とりあえず保健室に行こ……?このままじゃ俺女の子になっちゃうから……」「オセロじゃねーのよ」

ちなみに女子の評判も高かったのにフられ続けた理由は、イレギュラーに100人もの運命の人がいたがために恋愛運が全てそこに集約されていたから*1。

カッコいい事を平気で口にするものだから、恋太郎ファミリーをキュンキュンさせる事も多い。

また結構頭が回るほうだが妙にピュアな部分もあり、それもカノジョ達の胸を打ってやまない。

なおアッチのほうはゆくゆくは視野にあるが、宇宙一大切にすると決めているためまだ自重している。キスはする。というか胸に触ったら多幸感のあまり失血死しかけた。

「相手を想って幸せを願う」のが根底にあるためか、コンプレックスを抱えた相手にも決して無理はさせないうえで次善案を出すなど、付き合うきっかけは最終的に彼の性格によるところが大きい。

「あ……でも私缶ジュースって多すぎて一人で飲めないんです……半分飲んでもらってもいいですか……?」

「ああうんそうだったら困ると思って350mlの以外に190mlのも買っておいたんだ」

複数の彼女を同時に幸せにできなかったら死ぬという覚悟も持っており、Amazenで切腹用のドスを購入済み。「切腹で人はそう簡単に死ねない。服毒の方が効率的」

選ばれなかった運命の人は死んでしまうという過酷な運命かつ、その条件を相手に説明して告白の担保にしない精神性も相まってこの手の漫画の主人公の中では読者からの反応はいい。

◆恋太郎の彼女たち

劇中では『恋太郎ファミリー』と呼ばれる事が多い。

ボケにツッコむことはあっても恋太郎を奪い合うような事は無く、助け合ったり、協力しあったり、彼女たち同士でイチャイチャしたりと結束は強い。

いつもべったり一緒かというと必ずしもそういうわけではないらしく、恋太郎が個人で動く時間もそれなりにあり、また彼女たちのみで行動することもある。

個性が強すぎる面々が多く、読者は次はどんな彼女が出るのか本当に100人出るのか・出せるのか期待されている

恋太郎の最初の彼女(羽香里と同時)。金髪ツインテール。成績は中くらい。

べったべたなツンデレ属性でテンプレみたいなセリフを森羅万象に対して言うが、

「ふ……ふんっ!別にかわいい水着だなんておもってないんだからねっ!」「も……申し訳ありませんお客様……!」

口はともかく態度に出まくっていること、いい子であり好意が見え見えであることからむしろ真意はバレバレ……転じてほぼ全て正直に話している。

「あなたと一緒だと隠し事もできませんよ!」

煽り耐性も無く、他の恋太郎ファミリーの口車に乗ってしまう場面も多いので、他の恋太郎ファミリーからはチョロいと思われている。

「(別になにもしてないのに驚くべき速度で陥落した)」「(チョロすぎて怖い)」

しかし、棘のある言葉とは裏腹に心優しい性格で、静に遠慮しないように忠告したり、恋太郎ファミリーの危機にはすぐに行動に移したりする。

彼の人柄にほだされたとはいえ二股を容認する度量を持つが、さすがに三人目を連れてきたときはブチ切れた。「脳みそ腐ってんのかおめー!!!!」

それでも、まさかの三股の仕打ちに羽香里が涙した……と認識すれば直後に怒りを放棄してそちらを心配するほど優しい。なお四人目以降はもう慣れたというか諦め気味。

特に羽香里とはよくケンカするけど親友同士。……アッチのほうでもわりとOKな域らしく、キスゾンビと化した時はそれはもう濃厚な時間を過ごした。

ともすればツンが邪魔して停滞しそうな唐音が身を乗り出してくるのは、主に羽香里を放っておくといつ抜け駆けされるかわかったもんじゃないという事情も大きい。

なお、どちらかと言えば荒い言動が多いものの別に意図したものではないらしく、

静に本気で怖がられてると思われたときはむしろ「え……私って……本当にそんなに怖いの…………?」と唐音のほうが半べそになっていた。「意外と気にしてるじゃないですか……」

手が出てしまうことがあるものの、それ相応の仕打ちを受けた時にしかしない。

誤解から恋太郎をボコボコにしてしまったときは罪悪感と嫌われてしまうかもしれない恐怖で震えながら謝っていた。そして何かに目覚めそうな読者を増やした

何故かやたらと膂力に満ちていて、ほとんどゴリラな女番長と真っ向から組み合えるほどのフィジカルを備えている。なおこのゴリラ番長は片手ダンプできることが判明している。……あれ?

話を追うごとにイケメンさが加速していき、事態解決にあたっては恋太郎の相棒と言って差し支えない突破力とサポートを担う。

その格好良さはカノジョたちがメロメロになるほど。

恋太郎ファミリーの中では屈指の常識人でツッコミ役を担っている。

ただし本人もべた惚れには変わりなく、あけすけに話してることになるツンが災いしてツンデレボケをしがち。

他の面々もしないことはないのだがかなり配分が偏っているため、読者からはそのうち過労死するのではないかと危ぶまれている。

恋太郎ファミリーはグラマーが多いゆえ特に胸がない事を気にしているが、均整が取れたいいスタイルと恋太郎と他の恋太郎ファミリーから評されている。

……というか水着を見た感じ卑下するほど小さくはないような……

花園親子をドピンク親子と称して呆れているものの、

お腹に頬ずりされただけで息も絶え絶えになったり、その報復と称して我を忘れてへそペロしたら没頭したり等、本人もかなり染まってきていてその事実に打ちのめされている。

恋太郎の最初の彼女(唐音と同時)。ピンク髪のトランジスタグラマー。成績は上のほう。

「恋は盲目」を体現したような言動が多く、恋太郎を盲目的に信じており、

静の加入時にも新しい彼女が恋太郎ファミリーに加入しても自分を振らない≒好きでいてくれる……!と感涙していたり、

>>脳の防腐剤束で箱で必要だこれ<<

恋太郎にくすぐられると危うく嬉ションするところだった。

「あへへへへへへへへへへへへへへへへ」>>薬物事案<<

当然ながら(?)アッチのほうも屈指のウェルカム勢であり、健全王を志す恋太郎や他のカノジョたち(主に唐音)がいなければとっくにいくとこまでいってたかもしれない。

「ちなみに我が家ではおでこだけではなく唇も当てて熱を測りますがご了承ください……!」>>キャバクラにもないような異文化<<

スケベかつ腹黒い一面があり、ぶりっ子演技で偶然を装って恋太郎の体に接触したり、諸事情で恋太郎の着ていたジャージを着た時は内心大喜びしていた。

「(素敵……♡)」「かっこいいなぁ……♡」「イケメンすぎんのよ……!!♡」

「(びしょびしょ)」

恋太郎は羽香里を第一に考えているためそういった一面もバッチリ見抜かれていて、思惑は結構な割合で予測されていたりする。

計算高さとは裏腹に、自分からレジャーに誘導したにも関わらず唐音の体調が悪いと思えばすぐに「せっかくなら皆で楽しんだほうがいい」と他の彼女たちを気遣う場面や、

決して自己評価が低いわけではないのだが、根が良識的であるせいか大切な場面になればなるほど他者を優先する傾向にある。

他の恋太郎ファミリーに何かあると彼が悲しむからと、恋太郎ファミリーのために身を引こうと決意する場面も。

盲目的な思考が強く恋太郎の誠実さを信じているとはいえ、素は常識人なので内心では不安な部分もあるようで、改めて愛情を確かめようとすることもあった。

自身の高校生離れしたスタイルは誇示こそしないものの割と自信を持っていて、そこで譲ったり謙遜するつもりは欠片もない。

「私のほうがハリがある」「な……っ!私の方がもちもちです!」「私の方が形が綺麗」「私の方が大きいですっ!!」

ちなみに恋太郎には自作のセクシーブロマイドを送りつけたりしている。やっぱ誇示してました。隙あらば押し付けて当ててんのよもしたりする。

さすがに不意打ちで素っ裸になった際には必死に隠して動転しており、育ちがいいこともあってまだそこまではいっていないらしい。

駆け引きという点では用意周到なこともあってあほの唐音さんは歯牙にもかけていないが、本音をまるで隠せないツンデレに巻き込まれて御破算しがち。

意識的なぶりっ子では真似できない天然の小動物な静、予測できる範疇を超えている効率主義の凪乃、スーパー科学で制御不能なうえ体裁ぶち壊しても駄々をこねられる楠莉、母etc...立ち回る羽香里の壁は多い。

唐音はよくからかう対象で、軽い喧嘩もしているが、親友と断言される強い絆で結ばれている。

図らずともお互いそういう意味でもOKであることが判明してしまった際には真っ赤になりながら誤魔化していた。さすがの羽香里としてもおおっぴらに認めにくい模様。

あわや強制的な破局、最悪彼の抹消まで至りそうになった母とは敵対めいた関係にもなっていたが、自分を想ってのことと分かっていたからか恨み言はない。

平時はかなりの仲良し親子であることが伺え、言動から色ボケなところまでそっくりである。

……が、さすがに実の母親が自分と同じカノジョになることにはひどく衝撃を受けていた。死に別れする寸前から救われて交際を許可された安堵の直後だしそりゃね……

「あらあら……大丈夫かしら」

「最初敵だった人もいるし大丈夫じゃないですかね」

図書委員。恋太郎とも学校の図書館で出会った。ボサボサ気味の青髪ロング。成績は上の下。

臆病かつ内気な性格で、声を出すことが極度に苦手。会話はおろか発声もままならないため、大好きな本「王冠恋物語(サークレットラブストーリー)」を常に持ち歩き、その一文を指差して読んでもらうことで会話していた。

【ジェスチャーで喋ろうとする】→【そなたは何故口をお開きにならないのか】→「君がね!!!?」

クラスメイトからはビクついた態度もあいまって相手にされず、

親からはその会話方法を治すように恫喝の如く叱られ続けており、トラウマレベルでコンプレックスを抱いていた。

図書委員として出会った恋太郎はその会話方法でも邪険にせず、そのままちゃんと話してくれることを非常に嬉しく感じていた。

一目惚れの後押しもあり、愛読書を熱心に読んで共感すらしてくれる彼への好感はあっという間に高まる……も、楽しそうに女子二人と歓談する光景を見たこと、

なにより双方とキスを交わす姿を目撃したことで急転直下。

「(こんな変な子と話してる時間なんて誰にもあるはずないんだ)」と失意の淵に。

芽生えた気持ちは秘めたまま身を引こうと考えた。

しかし、恋太郎が夜を徹して「王冠恋物語」をスマホに打ち込み、読み上げアプリに読み上げさせる事で目を見て会話する方法を提案してくれたこと。

その理由が「(静にとって)どれだけ難しいことかわからないから声に出して話そうなんて言えない」という優しさだったこと。

あふれ出る涙と、気持ちに抑えが利かなくなってしまった。最初に読み上げたのは、

『好きです』の一言。

恋太郎に彼女がいる手前振られる覚悟で告白し、「(運命の人だからとかそんなんじゃない)」と感じた彼に受け止められることで3人目の彼女になった。

ちなみに二人に紹介される時はかわいそうなぐらい恐縮して震えていた。そらね。ぷるぷるぷるぷるぷる

小柄な体格で行動も容姿も小動物のようと評されるくらい可愛らしい。ぶっちゃけ合法なんたらの域である純真。プールデートに素でスク水で来るほど純真。

自信のなさからおどおどして遠慮する態度は唐音にたしなめられ、純真由来の愛くるしさは羽香里に危機感すら抱かせたが、

いじらしく真っ直ぐな尊敬を向けられたことで二人揃って撃沈。その可憐さに撃ち抜かれた2人にすっかり可愛がられることに。

そんなわけで恋太郎からもカノジョ達からもマスコットめいて扱われよく頭を撫でられたりしている。

でもそんな静ちゃん、めっちゃ幸せそうにちゅっちゅするよ!だってカノジョだから……!

普段が控えめではあるが、感極まると周囲が驚くほど大胆な行動に出ることも。

スク水が似合いすぎる体型のためか、唐音含めてナイスバティのカノジョ達には羨望の眼差しを向けていて、目を輝かせるような一面もある。

自分以降のカノジョ追加については特に反感を覚えてないどころか、むしろ嬉しそうな節さえある。

【我自身追加戦士の身故異論などない】

運動神経は圧倒的ドベであり、あまりの弱さゆえ番犬にすら庇護の対象にされたほど。泳げないし、リミッターが外れても恋太郎に追いつけずに転びマウントを簡単に外される。

前述のように本の中の一文で会話するためセリフ自体はカオス極まるシュールなもの(そしてその小説の異様に豊富な語彙)だが、内面は恋太郎ファミリーの中で一番まとも。

「ふ……ふんっ!!別に細胞なんか見えたって何とも思わないんだからねっ!!」

「何と戦ってるんですかあなたは……」

【なんと深い業を背負っておられるのか……】

既に読み上げ機能での意思疎通は笑い声の代わりになるほど身についているが、

“高らかに笑った”“高らかに笑った”“高らかに笑った”

勇気を振りしぼって助けを求めたときや、羽香里のピンチに無我夢中で駆け出した際に声を出している。徐々に前進している……のだろうか。

学年一位の秀才。銀髪が美しい麗人。

とにかく合理的であることにこだわる性格をしており、試験結果が貼り出されても全教科満点なので見に行く必要は無いと言い、

顕微鏡を用いた理科の実験も結果は既に出ているからと教科書を模写しだしたりする程。

>>模写ってる<<「顕微鏡で見るより効率的」「そういう問題!!?」

楽しいという気持ちさえも自分の将来を向上する結果を生まないため無意味とバッサリ切り捨てていた。

しかし、運命の人なので恋太郎に一目惚れしており、指を切った恋太郎を消毒と称して突然傷を舐め、

その夜家で1人茹で上がるほど真っ赤になり「何故あんな事をしたのか」と湧き上がる気持ちに理解が出来ず苦悩する。

恋太郎のことを諦め気持ちに整理をつけるために、告白して即・自分で振るという奇行行動に出るも、100回振られ続けても折れず、

運命の人は幸せにしてみせると燃える恋太郎には通用せず結局デートをすることになる。

そのデートの中で楽しかった時間や幸せな時間を過ごすことにも意義があると恋太郎に教えられ、恋太郎の4人目の彼女になる。

前の3人とは違い、可愛いというよりはクールな美人という外見でスレンダーなボディに美巨乳というプロポーション。

冷静沈着かつ合理主義なので冷たい印象を持たれがちだが、合理主義が行き過ぎてむしろトンチキな言動になっていることもしばしば。

「より多くの異性と同時に付き合う方が効率的素敵」「別に効率のために付き合ってんじゃないからね?」

クーデレで表情が動きにくいがちゃんと喜怒哀楽はあり、赤くなった際のギャップはなかなかのもの。

恋太郎のカノジョとなり、ファミリーと交友を重ねることで一見合理的でないことも否定せず、経過を見守るような柔らかい反応も増えてきた。

また、さらっと好意を口にするクーデレ的ムーヴは恋太郎以外にも効き、ファミリー大好きなファミリー勢がメロメロになっていたりする。

合理性や効率を突き詰め過ぎた結果、常軌を逸した言動や人間離れした超技を披露したりして恋太郎や唐音にツッコまれる事も多い。

「ハゲれば手入れの手間が省けて効率的」

「だって――愛城恋太郎は私がハゲても愛してくれるでしょう?」

「当然だ!!!!俺はたとえ凪乃がハゲようが太ろうが宇宙人に体を乗っ取られようが愛せる自信がある!!!!!」「最後のは私じゃない」

だいたいやると思ったら既に行動は完了しているムーヴであり、あらゆる行動が数テンポ早い。

ちなみに高所恐怖症。

いつもは子供のような容姿だが、それはかつて飲んだ不老不死の薬の失敗作の副作用で本来の姿はグラマラスな美女。白衣を着用している。

化学部部長であり、高校生の恋太郎ファミリーの中では唯一上級生(三年生)。

ドラえもんに出てくるような効果を持った薬を多数開発、所持している(なお本人的にはあまり猫型ロボットめいた万能を求められ過ぎるのも不本意らしい)。

ヨダレを垂らしながら潤んだ瞳で「薬が大大大好きなのだ~~♥♥」と公言する根っからの薬マニア。「ちょっと大丈夫なのこの子!!?」

多種多様な薬を開発・試験しているのもひとえに薬が好きだからであり、告白の際にも「もう超好き!!!薬と同じぐらい好き!!!」と表現している。

運命の人なので恋太郎に一目惚れしており、お茶に惚れ薬を入れて告白するが、恋太郎は薬の力ではなく自分の気持ちで受け止めたいと薬を吐き出そうとする。

恋太郎が苦しみ出すと薬の拒絶反応が出たと思い、薬の効果を打ち消す効果を持つ薬を口移しで飲ませた。その際に本来の姿に戻った事で運命の人だったとわかり、

お互いに土下座告白して恋太郎の5人目の彼女となる。カノジョへの紹介の際も食い気味かつ物怖じしないマイペースさであった。

薬開発にトイレを忘れて没頭してしまうため常にオムツを着用していたり、

「だだだ駄目だぞ!!!ここは健全なヤングジャンプ密着した男女で放尿なんて――」「いやマジで限界なのだ」

「あああああ目覚めちゃう目覚めちゃうなんか新しい性癖に目覚めちゃうからッッ」

危険な副作用がある(強力な便秘、脱毛、最悪自我を失う物も)薬を十分な周知なしで平気で使おうとしたりと完全なマッドサイエンティストである。

ちなみに「薬の効果を打ち消す薬」という万能薬めいたセーフティは備えてある。一応。

しかし、薬を楽しそうに無邪気に開発するその姿に恋太郎は惹かれた。

見た目相応で天真爛漫な子どもめいたところがあるため、絵に描いたような駄々っ子をすることもあるが根は善良であり、トラブルに巻き込むなら薬開発をやめると言い出したこともある。

かつて開発が原因で人間関係の不和を招いた過去を背負いながらも容認してくれた恋太郎ファミリーには強い愛着を持っている。

カノジョになっても諸々ブレないが、アメリカの研究チームの誘いを蹴ってまで羽香里の救出のために色々な薬を使うなど献身的な一面もある。

そのトラブルメーカーな言動のせいかどうにも他人の機微に疎い節もあり、間違いなく天才なのだが専門以外には頭が回転しないので日常的にはアホの子の側にいる。

おそらくアッチのほうも一番疎い。

本来の姿はイタズラっぽい笑みが似合う知的な美女といった風貌だが、

「わぁ~~~~!とっても嬉しいのだよ!」

「あそう言えばオムツ替えなきゃ」「そのビジュアルでオムツの話とかすんのやめてもらえます?」

中身はほとんど変わらない。視力が落ちるためメガネ着用かつ静に並ぶロングヘアになる。

今の姿は失敗作の影響であり意図したものではないが、本人的には(胸もジャマなので)小さい姿のほうが研究に向いてるため別に気にしていない。

親愛表現として餅のようなぷにぷにの頬で頬ずりすることが多く、静と一緒にマスコットkawaiiもこなせるなんかちょっとズルい人。

羽香里の母で、大富豪。泣きぼくろが妖艶な29歳。

13の時に羽香里の父を愛し、人工授精で羽香里を出産した未婚の母。(羽香里の父はその後死去)

娘の相手が他に4人も彼女がいる五股男であったことから、かつての自分の恋愛経験を想起。盲目的に夢中になった末に死別し、

愛する人を失った悲しみの中若くして女手一つで娘を育ててきた辛さと、何より「本当にかつて望んだ幸せだったのか?」という問を娘に負わせないため断固として交際に反対。

娘の必死の説得にも耳を貸さず、無理矢理転校させようとした。財力に物を言わせて恋太郎の排除もチラかせるなど強引なところはあるが、どこまでも娘思いの母親。

……のはずだった。のだが。恋太郎と目を合わせると、

「恋太郎ちゃん私と付き合ってちょうだいッ!!!!♥♥♥♥」

運命の人だったため一目惚れし、恋太郎にいきなり告白する。アンタやっぱり羽香里の親だわ。

その後、金持ちの家の嘘発見器でも暴けない五股男の不誠実さに苦戦したり

「ぐ……ッぐふぅウゥ……ッ!!そんなはずない……こんな誠実さの塊みたいな五股男存在するわけない……っ!!」

してたものの、文字通りの命がけで羽香里を守ったことで恋太郎の誠実さや愛が本物である事と、羽香里と唐音の友情が本物であると疑いの余地がなくなり、

一転して土下座。親として、恋太郎に娘を真摯に頼み込んだ。

自分の全てと言える最愛の娘に憎まれることは、自分の全てを犠牲にするようなもの。それでも“娘のために”。

その姿を凛々しいと感じたこと、自己犠牲的な生き方をそのままにしてほしくなかった恋太郎に告白の返事を返され、6人目の彼女となる。彼女に。

………………金持ち未亡人経産婦巨乳JK色ボケ親!!!!!!!!!!!!!!

その後はタガが外れたかのように別方面で暴走を開始。

どうやら無類のかわいいもの好きらしく、恋太郎ファミリーに可愛いパジャマを着せて楽しんだり、

「キャーーーーーーーーーーーッッッ!!!!♥♥♥」

「悲鳴を上げるのはまだ早いわよ恋太郎ちゃん」「一緒に上げてたじゃないですか」

サンリオ的な可愛さの動物パジャマを着せたり、

「ぉんギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!♥♥♥♥」

「お母様……」

恋太郎に女装させたり、

「ああァ~~ん♥世界一かわいいわ恋太郎ちゃんッ♥」

静以外の5人でさも当然のように恋太郎の風呂を覗こうとする等、

一瞬で恋太郎ファミリーに馴染んでいった。ものの見事である。

並々ならぬ剣呑な雰囲気でカノジョ達と敵対していたが、ぶっちゃけ恋太郎の女装ですべて和解したような節さえある。それでいいのかカノジョ達よ

恋太郎もかわいい判定に入るらしく、恋愛対象ではあるが母性も全開でかわいくて仕方がないといった様子。

お泊り会翌日、恋太郎ファミリーに会いたすぎて通っている学校を買収し、理事長に就任した。

「おおおおおおおかおかおかかさま」

やや小柄でボーイッシュな風貌の女の子でフードとヘッドホンを着用している(理由は後述)

恋太郎たちの高校の中等部の3年生。

消化が早いらしく、常に空腹で、くるくるくると腹が鳴り、空腹のせいで常にイライラしている。

食べ物のことばかり考えていて何を見ても何を聞いても連想ゲームみたいに食べたいものが浮かんでしまう。

例として後ろでラピュタの話をされて目玉焼きパンが食べたくなる。

黒板を見ただけで海苔増し増し豚骨醤油ラーメンが食べたくなる。

山崎さんと同じ空間にいるだけでパンが食べたくなる。

「さすがに難儀すぎない?」

リンゴを見ただけでマックが食べたくなったり

「リンゴじゃないんだそこは」

そのためフードとヘッドホンで視界や音を遮って食欲を制限している。

食べるときは外し、辺りに広がる香りも食感の音も遮らず、全身全霊で味わうことを信条とし、とっても美味しそうに、かわいらしく食べる。

恋太郎とは購買で知り合い、財布を忘れたのか目玉焼きパンを買えなかったが、恋太郎が運命の人であることを感じたことと空腹でお腹がくるくる鳴っていることを見かねて半分分けてあげたことがきっかけ。

次の日にはメンチカツサンドが食べたくなるも購買も近くのコンビニも売り切れだったため、途方に暮れているところを恋太郎が購買で買ったハンバーガーとカツサンドを調理室でメンチカツサンドを作ってもらい、恋太郎に食べ物を大切に思い、心の底からおいしそうに食べる姿が魅力的であると言われる。

それに応えるように、自分も恋太郎と一緒にご飯を食べているといつもよりおいしく感じるため、これからも恋太郎と一緒にご飯を食べて欲しいと告白して7人目の彼女となった。

◆その他の登場人物

  • 神様

恋太郎の運命の人が100人になった全ての元凶。恋愛の神。

しかもその理由が「設定する際、天空の城ラピュタ*2をテレビで見ながらだったので桁を二つ間違えたから」という酷い物。

1話で恋太郎に運命の女性が100人いる事と幸せになれなかった女性は不幸な目にあって死ぬ事を伝えた。

恋太郎がブチ切れるのも無理はない弩級のやらかしをしてはいるが、逆に言えばれっきとした神であるにも関わらず信者でもない一人の人間の前に降臨し、

軒並み訳を説明して謝罪する……という、誠意の表れと言えなくもない行動をしてはいる。ちなみに恋太郎が再度訪れたときにも降臨して説明に応えている。

また、運命の人が恋太郎の選択によって死ぬことになる未来は教えているものの、それについて責任を課すようなことも言っていない。まぁ悪いのはミスしたほうだしね……

以降本編に回想以外登場しておらず2巻のオマケページで出番が無いと叫んだのみ。

廊下を走っている生徒を目ざとく捕捉し、元陸上選手の俊足で追いかけ捕まえて嬉々としてディープキスの刑にするぶっ飛んだ先生。

中年と言って差し支えないはずの年齢だがその旺盛さに陰りはなく、出張ホストといっぱいキスするためまだ稼ぎたいとのこと。絶対体罰は趣味。

その後度々登場し、ファンデーションに3時間もかけて土壁にしている事や全種目の陸上選手である事、本名が馬場杏であることが判明している。もはやある種の妖怪かUMAのような扱い。

  • お義父さん(恋太郎の二人称)

羽々里の前の彼氏で、羽香里の父親。故人。

恋太郎は勝手に大人の男性かと思っていたが、享年は中学生だった。

死後も幽霊となって羽々里と羽香里を見守り続けていた。幽霊の身を活かし、彼女たちに近寄る不埒な輩を少なからず追い払っていた模様。

花園親子の父ということから恋太郎が想像した通り、素は非常に心優しい人物だとされる。

逝去した元恋人の自分がしがらみとなり、想うがゆえに囚われていた羽々里を救った恋太郎にお礼を言いに現れ、

恋太郎とともに羽々里と羽香里の幸せを見守ろうと決意した。……矢先に、

恋太郎が誠実すぎるあまり、二人を任せることに安心しすぎてとても成仏とは思えないほど苦しみながら成仏してしまった。

◆用語

  • 運命の人

読んで字のごとく。

いわく「運命の人がいるだけでたいへんな幸福」であり、出会った(互いを目視などで認識した)途端に雷に打たれたような衝撃が走り一目惚れする。

・一人に一人

・必ず一定の時期に出会うことになっている

・男は徐々に、女は瞬時に好きになる

・幸福の裏返しとして、結ばれなかった場合反動でなんやかんや死に至る

……等が要項として告げられている。

なお、これを知っている(と判明している)のはイレギュラーたる恋太郎一人であり、カノジョ達はこの事情を知らない。

その好き好き度合いは凄まじく、抱きついたり手を結べば非常な多幸感で満たされる。

人命救助として人工呼吸を真剣にしようとしていたのに、口づけの幸せのあまり頭ピンクの羽香里はともかく凪乃でさえキスに夢中になってブレストゥーブレスできなかったほど。

しかしながらこの好感だけではどうにもならない事態も当然あり、

【二股を正面から申し込んだ時の唐音の軽蔑、コンプレックスや良識から身を引こうした静、合理で拒絶しようとした凪乃、チクショーこうしなったら薬漬けにしようした楠莉etc...】

どれも恋太郎、ひいては当人たちの努力や誠意で破局を回避したものであり、万能の力や都合のいい運命では決してない。

唐音や羽香里の場合がわかりやすいが、大きく膨れた好感は反転すれば一気に嫌悪や絶望に変わってしまう。

果たして恋太郎はカノジョ達全員を宇宙一大切にし幸せにする、誠実王になれるのか……!?

追記修正は100人の彼女を幸せにしてからお願いします



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鼻葉(びよう)とは、小型のコウモリで発達している鼻のまわりの複雑なひだのこと。キクガシラコウモリ類やカグラコウモリ類でよく発達している。エコーロケーションを行うとき、超音波をコントロールするのに役に立...

黒住教

黒住教(くろずみきょう)は、岡山県岡山市にある今村宮の神官、黒住宗忠が江戸時代(文化11年11月11日・西暦1814年)に開いた教派神道で、神道十三派の一つである。同じ江戸時代末期に開かれた天理教、金...

黄疸

黄疸(おうだん、英: jaundice)とは、病気や疾患に伴う症状の1つ。身体にビリルビンが過剰にあることで眼球や皮膚といった組織や体液が黄染した(黄色く染まる)状態。目次1 黄疸の発生機序[編集]2...

黄泉

黄泉(よみ)とは、日本神話における死者の世界のこと。古事記では黄泉國(よみのくに、よもつくに)と表記される。目次1 語源[編集]2 記紀の伝承[編集]2.1 『古事記』[編集]2.2 『日本書紀』[編...

黄巾の乱

「紅巾の乱」とは異なります。黄巾の乱赤が黄巾の乱が発生した地域(184年)戦争:黄巾の乱年月日:184年場所:中国全土結果:後漢の勝利交戦勢力後漢黄巾賊指導者・指揮官何進皇甫嵩朱儁盧植董卓 他張角張宝...

麻痺性筋色素尿症

麻痺性筋色素尿症(まひせいきんしきそにょうしょう、paralytic myoglobinuria)とは数日の休養の後に激しい運動をさせた時に発生する牛や馬の疾病。蓄積されたグリコーゲンが著しい代謝によ...

鹿児島県立財部高等学校

鹿児島県立財部高等学校(かごしまけんりつ たからべこうとうがっこう, Kagoshima Prefectural Takarabe High School)は、鹿児島県曽於市財部町南俣に所在した公立の...

鳩胸

鳩胸(はとむね)は、胸部が鳩の胸のように高く突き出ていること。特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。...

魚沼丘陵

魚沼丘陵(うおぬまきゅうりょう)は、新潟県中越地方南部にある丘陵。地理[編集]魚野川流域の魚沼盆地(六日町盆地とも)と信濃川流域の十日町盆地を隔てている。行政区分では湯沢町、十日町市、南魚沼市、魚沼市...

魔虫兵ビービ

概要『天装戦隊ゴセイジャー』と言う番組における全敵組織共通の戦闘員で、ブレドランが使役するビービ虫が木偶人形に取り憑く事で生み出される。緑を基調として顔には山羊、胴体には蝙蝠と言う具合に悪魔を思わせる...

魏略

『魏略』(ぎりゃく)は、中国三国時代の魏を中心に書かれた歴史書。後に散逸したため、清代に王仁俊が逸文を集めて輯本を編したが、はなはだ疎漏であったため張鵬一が民国11年(1922年)に再び編した。著者は...

高齢者虐待

高齢者虐待(こうれいしゃぎゃくたい、Elder abuse)とは、家庭内や施設内での高齢者に対する虐待行為である。老人虐待(ろうじんぎゃくたい)とも称される。人間関係種類ボーイフレンドブロマンス同棲側...

高等工業学校

旧制教育機関 > 旧制高等教育機関 > 旧制専門学校 > 旧制実業専門学校 > 高等工業学校高等工業学校(こうとうこうぎょうがっこう)は、第二次世界大戦後の学制改革が行われるまで存在した日本の旧制高等...

高知大学教育学部附属中学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ナビゲーションに移動検索に移動高知大学教育学部附属中学校過去の名称高知県師範学校附属小学校高等科高知師範学校男子部附属国民学校高等科高知師...

高槻市立第九中学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ナビゲーションに移動検索に移動高槻市立第8中学校国公私立公立学校設置者高槻市併合学校高槻市立第五中学校設立年月日1972年4月1日創立記念...

高杉晋作が登場する大衆文化作品一覧

高杉晋作 > 高杉晋作が登場する大衆文化作品一覧高杉晋作が登場する大衆文化作品一覧(たかすぎしんさくがとうじょうするたいしゅうぶんかさくひんいちらん)目次1 小説[編集]2 映画[編集]3 テレビドラ...

高杉晋作

出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2015年10月)高杉晋作高杉晋作通称東行生年天保10年8月20日(...

高月北

高月北は、大阪府泉北郡忠岡町の地名。高月北1丁目及び2丁目がある。脚注[編集][脚注の使い方]参考文献[編集]この節の加筆が望まれています。外部リンク[編集]この節の加筆が望まれています。この項目は、...

高所恐怖症

高所恐怖症分類および外部参照情報診療科・学術分野精神医学ICD-10F40.2ICD-9-CM300.29テンプレートを表示高所恐怖症(こうしょきょうふしょう)は、特定の恐怖症のひとつ。高い所(人によ...