早稲田戦士ウイング(わせだせんしウイング、Waseda Warrior Wing)は、怪獣同盟が制作した『早稲田戦士シリーズ』のキャラクターである。「早稲田戦士」通算12体目のヒーロー。
概要
もともと怪獣エレゴーズを追って宇宙から飛来した怪獣ハンターである。2015年の早稲田祭でエンジークワセダ、ブルースワセダ、ヤブサメ等との出会いをきっかけに、早稲田を守ると誓った。エンジークワセダから「仲間の大切さ」を教われ、「早稲田戦士」の称号を貰った。
出身は高度な文明が発達する宇宙の彼方の惑星。性格は高飛車で、言葉遣いも自己中心の部分が見られる一方、根は熱い正義感が燃えており、命を奪う相手には容赦しない。
単独でも人型で活動できるが、人間に憑依していない状態は21グラムの精神体で活動する場合が多い。その時、黒いベーススーツを除いたアーマー部分だけ空に浮いているように見える。憑依する人間に負荷がかかるため、定期的に憑依する人間を変えている。また、人間以外の生物に憑依することも可能である。
方向音痴であり、道に迷って遅刻することは幾度もある。
また、巨大化する能力を披露したこともあるが、発動条件が不明。
名乗りの口上は「闇を貫く白き閃光、早稲田戦士ウイング!」。
容姿・造形
黒いベーススーツに、レーシングホワイトのアーマーを身についているのが最大の特徴。また、頭部と胸部にオレンジの意匠が入っており、目には青いバイザーが被っている。顔は鳥によく似ていて、気合が入っている時はバイザーを通り越して発行する。
肩アーマーには名前通りに翼の意匠が入っているが、実際の翼ではなく、空を跳べる能力は確認されていない。
- 白をメイン色に選んだ理由は、ウイングの制作時すでに10人以上の早稲田戦士が存在しており、ウイングまでの早稲田戦士が全員集合しても目立つような色にした。
- 頭部の造形は宇宙人らしさを目指して、曲線を多用している。また、FRP造形が成熟したため、曲線の多いデザインも可能となった。
- バイザーの形は時期によって異なる。それは、バイザーは破損するたびに新造され、新造するときは元のデザインにこだわらず、一番良いと思うデザインが造形されている。
- 電飾が仕込まれている早稲田戦士としては初である。
- 胸アーマーの赤い部分と太ももの銀色の部分は、早稲田(WASEDA)の頭文字「W」になるようにデザインされている。
- 設定図の時点で同時期中国で放送されている『鎧甲勇士拿瓦』に登場している「鎧甲勇士駄拏多」に似ているという声が多かったが、実際のスーツにはマフラーの要素を取り除いたことと、ヒーローにしてはかなり異色な白をメインにしたことで、異なる印象を与えることに成功した。
装備・武器
モータル・フラップ
ウイングがメインに使うダガー状の武器。ペアになっており、片手は逆さまに持つことも多い。鋭い刃で敵を切り裂く。
必殺技・能力
ウイング・ヴォリターレ
ウイングの必殺技。体に込めたエネルギーを羽根状の光弾に変えて放つ。
ウイングかすみ斬り
ウイングの強力な手刃技。すれ違いざまに放つ。
ルォストゥルーム・バスター
両腕から放つ青い光線。敵をひとたまりもなく粉砕するほどの威力を持っている。
ウイング・オリゾンタル・トート
モータル・フラップに込めたエネルギーで敵を全力で切り裂く技。
青龍拳(ウイングバージョン)
先輩早稲田戦士ブルーレイダー直伝の拳法技。両手が一定の動きを経たあと、右手に力を集中して、一気に放つ。
登場作品
映像作品
『早稲田祭2015予告ムービー』第4話(2015)
早稲田戦士ウイングの初披露作品。怪獣エレゴーズを追い、青い彗星になって地球に落下し、闇の中に目が光っている姿のみ映っている。
『劇場版 早稲田戦士ウイング』(2015)
早稲田戦士ウイングの初主演作品。初の地球人パートナー・友子に憑依し、のちにトシキとパートナーになる。
『カゲロウ、誕生』(2016)
早稲田戦士ウイングが登場しないが、憑依する森光健太郎がカゲロウになる前の神崎太央の先輩として登場する。
『早稲田戦士激闘伝』(2016)
早稲田天使ソウダルフォンとのW主演作品。早稲田戦士ソウダイバー、早稲田戦士アカイザー、特救戦士スクランセイヴァー、学装ワセダブライト、早稲田戦士ブルーレイダー、早稲田戦士クマイザーの先輩早稲田戦士との出会いを通じて、真のヒーローに成長する。
『大隈講堂前ヒーローショー2017 スペシャルムービー』(2017)
タカダノバーバリアンの怪人たちから、怪獣ゲノートに寄生する両生類生物「モエ・オオタニ」の持つモンスホープを守り抜いた。本作品では、初めて人間以外の生物(モエ・オオタニ)に憑依した。
『早稲田戦士セリオン』(2019)
早稲田剣士セリオンの先輩の早稲田戦士の一人として登場。巨大化する能力を披露する。
ステージヒーローショー
『早稲田祭2015 大隈講堂前ステージヒーローショー』(2015)
早稲田戦士ウイングの本格的初披露。「早稲田戦士」の称呼を得た。
『早稲田祭2016 大隈講堂前ステージヒーローショー』(2016)
先輩早稲田戦士たちの力を借りて、カゲロウらタカダノバーバリアンの陰謀を粉砕。
『早稲田祭2017 大隈講堂前ステージヒーローショー』(2017)
ワセダブリューらと出会い、アーグネットを中心となったタカダノバーバリアンの計画を破る。
その他
『小説 早稲田戦士ウイング』(2017)
早稲田戦士ウイングを主人公とする小説作品。時系列は『早稲田祭2016 大隈講堂前ステージヒーローショー』と『早稲田祭2017 大隈講堂前ステージヒーローショー』の間。白羽拓人とパートナーになって、アルゴの装甲に巡る事件を調査した。
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