死に急ぐ惑星アルデア(エピソード)

ページ名:死に急ぐ惑星アルデア(エピソード)
現実世界
(制作視点での記事)

死に急ぐ惑星アルデア 
"When The Bough Breaks"

TNG シーズン 1
制作順No.40271-118
本国初放映1988年2月15日、第17話
Passive resistance.jpg
脚本ハンナ・ルイーズ・シェアラー
監督キム・マナーズ
宇宙暦/西暦41509.1/2364年

USSエンタープライズDは伝説の惑星アルデアを発見する。昔から惑星全体をシールドにより隠蔽していたために発見されなかったのだ。だが、そのシールドによるオゾン層破壊が原因で子供が生まれなくなっており、エンタープライズに乗船している子供達はアルデアに誘拐されてしまうのだった。

ストーリー[]

 艦長ピカードに呼ばれたライカー副長は微かなエネルギーを追跡していると言われる。それは神秘の星と言われている伝説のアルデアかも知れないのだ。アルデアは暗闇のベールに包まれ自分達を隠してきたと語り伝えられてきた。トロイは多くの意思を感じるという。

 前方に空間の歪が見え、惑星が現れる。交信があり、相手はラシェラと名乗る。直接会って話したい、互いの利益になる事だと言う。ラドゥー主席議長とラシェラがブリッジに転送してくるが、ラドゥーは目が強い光に弱いからとすぐ帰ってしまう。なにか簡単には手に入らない物を求めていると感じるトロイ。

 勝手にアルデアに転送されていくライカーとビバリー、トロイ。ラドゥーの妻デュアナが出迎える。

 アルデアからの探査光線がウェスリーに当たる。痛みはないというウェスリー。実はウェスリーだけでなく全デッキの子供に同様に探査光線が当たっていた。

上陸班は、取り引きとして子供を貰いたいと要請されていた。最後に生まれた子供はラシェラだという。頑なに拒む上陸班。すると、艦内から子供が誘拐されてしまう。子供には危害を加えないと通信が入り、代償について話し合いたいという。

管理長と呼ばれるコンピュータの指令でウェスリーがリーダーになる。船に帰る事以外は何でも望みを叶えられる。心配する親たちの代表としてビバリーを交渉に立ち会わさせるピカード。子供達は才能ごとに生活単位ユニットに入れられ、芸術家のユニットにはダニー、音楽家のユニットにはケイティーという具合だ。現実を受け入れるようにというラドゥー。そこへ、ラシェラが一人の子供を離したくない、ユニットに入れたくないと言ってくる。

 アルデアにシールドの揺らぎがあると気付くジョーディ・ラフォージとライカー。この揺らぎを利用するか、又は相手の転送コードを解読するかして人を送り、シールドを解除して子供達を取り戻さなくてはならない。ピカードは、代償を受け入れずにいて誘拐したままアルデアに消え去られたら、と心配する。

管理長へのアクセスを許されるウェスリー。他の子供達の様子を見る。この部屋の壁の向こうは?とのウェスリーの問いに、知らないと答えるデュアナ。

交渉に臨むピカード。参謀将校の立ち会いが必要だとアルデア側に伝える。子供はいつでも生めるだろう、ここでの生活もすばらしい物になる、というラドゥー達。

どうしても子供に会わせて欲しいと要望すると、しぶしぶながら認めて貰える。ビバリーは、面会時にウェスリーにそっとメディカル・スキャナーを渡す。ウェスリーはデュアナを走査してそれを返す。

 交渉はうまく運ばず、エンタープライズはアルデアからワープ9で三日の距離に飛ばされてしまい急いで引き返すことになる。その三日の間に、アルデアにいる子供達は楽しくなさそうな様子を見せ始める。戻ってきたピカードは、とにかく話し合う姿勢を見せ時間を稼ぐ。

ビバリーはアルデア人に死期が迫っていることを発見する。オゾン層が薄くなった為の放射線障害のせいだ。

子供達がホームシックになる。管理長に皆の位置を聞き子供達を集めるウェスリー。不服従でいれば帰してくれるのではないかと子供達皆に提案する。

データとライカーがシールドの揺らぎを突いて転送降下する。スクランブルをかけて管理長を操作不能にするラフォージとライカー。

話し合いがうまく行かなければ去って貰うと言うラドゥー。子供達がストライキをしていて困っているためピカードを子供達の元へおくる。

ビバリーが、シールドがオゾン層を破壊しているのだと説明する。そこへ子供達と一緒にピカードが戻ってくる。腹を立てたラドゥーはピカード達をエンタープライズへ帰そうとするが管理長にはスクランブルがかけられていて操作出来ない。このままでは子供がいなくて滅びてしまうというラドゥーに、手を貸そうというピカード。伝説はなくなり、自分達の手で将来を築くのだ。子供達も無事親元に帰ったのだった。

背景[]

  • 惑星の名前アルデア(Aldea)はスペイン語で「村」を意味する。
前エピソード
大いなる償い
新スタートレック
シーズン 1
次エピソード
神に似た人々


特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-NCライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

に現れた時のQ()性別:男性種族:Q/一時的に人類(2366年)所属:Q連続体配偶者:Q子供:Q俳優:ジョン・デ・ランシー日本語吹替声優:羽佐間道夫他のQについては、Q(曖昧さ回避)を参照。 Qは、...

L・イサオ・テラカ

L・イサオ・テラカ大佐(2365年)性別:男性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊階級:大佐役職:USSラントリー艦長状態:死亡(2365年)出生:2335年死亡:2365年俳優:不明。[1] L・イサ...

J・P・ハンソン

J・P・ハンソン中将性別:男性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊階級:中将状態:戦死(2367年)俳優:ジョージ・マードック J・P・ハンソン(J.P. Hanson)中将は、24世紀後半の宇宙艦隊提...

J・M・コルト

コルト秘書(2254年)性別:女性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊役職:秘書状態:現役(2254年)俳優:Laurel Goodwin J・M・コルト(J.M. Colt)は23世紀中期においてUS...

黄色矮星

典型的な黄色矮星である太陽。 黄色矮星(yellow dwarf)は恒星の種類の1つでGタイプ恒星とも呼ばれる。水素-ヘリウム変換反応が起きている。太陽は著名な黄色矮星である。 2356年、マグナス・...

麦人

現実世界(制作視点での記事)麦人本名:寺田 誠性別:男性誕生日:1944年8月8日出身地:東京都武蔵野市演じたキャラクター:ジャン=リュック・ピカード、アルマス 麦人(むぎひと)は、日本の男性声優、舞...

魚雷ランチャー

 魚雷ランチャー(Torpedo launcher)とは、光子魚雷等の実弾兵器の発射装置の一般呼称である。同時に探査機などの発射装置としても使用される。この種の装置は、惑星連邦、クリンゴン帝国、ロミュ...

魚雷

USSエクセルシオによる光子魚雷射撃 魚雷(torpedoe)とは、自走能力と誘導能力を有した実弾兵器である。22世紀から24世紀のほとんどの宇宙艦においては標準の兵装の一つである。 魚雷兵器はディス...

駆逐艦

 駆逐艦(Destroyer)とは艦種の一つであり、19世紀末に登場した。第二次世界大戦までは魚雷を主兵装とし、駆逐艦隊は別名水雷戦隊と呼ばれていた。20世紀後半の海軍では対空・対潜能力を兼ね備えた5...

首席士官

 首席士官もしくは先任士官(Ranking officer)とは、指揮系統の優先権を示す為の制度及び役職の一つである。 同じ階級を持った士官が複数いる中で、指揮系統の混乱を防ぐ為に同じ階級内でも命令権...

飛行恐怖症

新時間軸(2233年分岐)飛行恐怖症(Aviophobia)は飛ぶ乗り物に乗るのが怖い症状のこと。 レナード・マッコイは2255年、宇宙艦隊アカデミーに向かうシャトルクラフトの席にすぐ座らなかった。彼...

風林火山戦略

 風林火山戦略(Fuurinkazan battle strategies)は惑星連邦の民間戦略家カイル・ライカーがかつて東京基地に居留している間に考案した戦略であった。ライカーはこの東京での仕事を完...