2000年、突然小学三年生の少女の目が見えなくなる。原因は不明だったが、話によるとただ見えないのではなく、「視界だけが全く別の世界」になっていると言う。現実離れした世界を見ていることから、少女は夢を見ながら起きていることが判明。 この件から次々に同じ症状の子供が病院で診察を受けたが、どんな方法でも全く治らない。 初めてこの病気にかかった子を診察した医者は「夢幻病」と名付けた。
2001年、事態は大きく変化した。夢幻病患者がある音楽を聴くと、一瞬視界が元に戻った。この病気はただの治療方法では解決せず、精神面が大きく関わることが発表された。 一方で耳が聞こえない、耳だけが夢の中という特殊な症状の患者も現れた。
2002年、キュンストラーリアの1人の芸術家が名乗りを上げた。彼は世界に名を轟かせる画家であり、耳が夢幻病にかかった患者に対して自分の作品を見せようと言い出した。 すると患者の耳は一瞬だけ彼の声を聞き取った。
2003年、夢幻病にかかった者は少年少女が多い。早く完治を願う患者の親達はキュンストラーリアの劇団や楽団、アトリエに預けることを始めた。
2004年、直接芸術等に触れることで、夢幻病患者たちは完治に向かっている。だが一方で体が動かなくなったり、無関心になってしまったりする患者もいた。
2005年、夢幻病患者で初の死者が出てしまった。 目から始まり耳、声、体が徐々に病に侵され、最後には夢を見たまま死んでしまった。不可解なことが多い病だが、キュンストラーリアが解決の鍵になることは確かだろう。
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