基本用語(仮想通貨)
- スケーラビリティ(scalability)
処理できる送金量に限度があること。
ビットコインでは送金処理をまとめたデータは1MBまで、1MBの情報を作るのは約10分おき。
- スケーラビリティ問題
未承認のトランザクションが溜まりに溜まって承認できない問題。
- ファンジビリティ(fungibility)
価値が違うという矛盾が起きお金として成り立たないこと。
例:「犯罪に使われたお金は受け取らない!」という人がいれば、
犯罪に使われてないお金の価値が高くなり、価値が変わるので矛盾が起きお金として成り立たない。
BTCの場合:追跡できるためファンジビリティが担保されていない可能性がある。
日本語:代替性
- オフチェーン(サイドチェーン)
目的:スケーラビリティ問題を解決するため
方法:本来のブロックチェーン外でトランザクションを処理する
- ステートチャネル
ある2者間でオフチェーン取引を行うための場
- ペイメントチャネル
金銭の支払いに関するステートメントチャネル
- Mimblewimble
目的:スケーラビリティ問題、ファンジビリティ問題を解決するため
方法:楕円曲線という技術を用いて、ビットコインの複数の送金処理を一つにまとめる。
ビットコインのブロックチェーン外で行う。
サイドチェーンではなくMimblewimble専用のブロックチェーンで行う。
効果:複数の送金をひとまとめにすることで、情報量を1000倍節約できると言われている。
⇒スケーラビリティ問題を解決
送金をひとまとめにした後は、まとめる前の送金処理を辿ることができない。
つまり、Mimblewimbleで送金されたお金は誰が使ったものかわからない。(区別できない)
お金の良し悪しを付けることができず、価値が同じとなる。
⇒ファンジビリティ問題を解決
現在の状況:「Proof Of Workをどう実現するのか不明」という情報もあり、
完全な実現にはもう少し時間がかかる見込み。
他の情報:元ネタはハリーポッター
- Base64
以下の文字で構成されるバイナリ変換方式⇒簡単にいうと以下文字でランダムに構成される文字列
■大文字アルファベット
■小文字アルファベット
■数字
■+(プラス)
■/(スラッシュ)
- Base58
Base64わかりにくい文字を排除したバイナリ変換方式
扱う文字:123456789ABCDEFGHJKLMNPQRSTUVWXYZabcdefghijkmnopqrstuvwxyz
扱わない文字
■数字の0
■大文字のO
■大文字のI(アイ)
■小文字のl(エル)
■+(プラス)
■/(スラッシュ)
例:ビットコインアドレス
- リプレイアタック
アタックタイミング:仮想通貨が分裂(フォーク)した時
影響①:分裂前のAコイン内で送金したはずが、分裂後のBコインでも意図せず送金されてしまう
影響②:分裂後のBコインで送金したはずが、分裂前のAコインでも送金されてしまう
- リプレイプロテクション
目的:リプレイアタックを防止するため
方法:分裂前、後で送金の区別がつけばいい(方法の一つ)
ビットコインキャッシュだと「これはビットコインキャッシュの送金」と目印をつけることで
BTCと区別している。
BTCはついていないことが目印
まとめ:リプレイプロテクションはほぼ必須!これがあることで、分裂させても安全となる。
- モネロ(Monero)
仮想通貨の一つ。(コード:XMR)
背景:通常のブロックチェーンは誰でも見ることができる
メリット :公正に送金が行われたことが分かる。
デメリット:プライバシーは保たれていない。
特徴:送金者の所属してるグループメンバーの署名を複数つけることで、
誰の送金か分からないようにしている。よってプライバシーが保たれる。
これを「リング署名」という。
良い活用例:●匿名での寄付
●人に知られたくない治療の支払い
●企業間の支払い(経営戦力の漏えいを防げる)
悪い活用例:●ダークウェブでの違法取引による支払。
※PCに感染しマイニングと送金を行うマルウェアには、モネロを使ったものが多い。
類似通貨:Zcash、DASH ※モネロが最も取引量が多い。
- イーサリアム
- アルトコイン
ビットコイン以外の仮想通貨のこと
- BIP
- コンセンサス
意見が一致すること。参加者が合意すること
- Liquid
サイドチェーンの1種。
Powではなく選ばれた特定の承認者のみにより取引承認を行う
-
Rootstock
サイドチェーンを用いてビットコイン機能を拡張できる
-
マルチシグ
セキュリティを高めるため。一つのサイン(秘密鍵)でなく複数サインで送金できるようにする仕組み
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