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地球は、国際連合、地球統合政府、UNSCとコロニアル政府局の拠点となる惑星である。人類の祖先が誕生した惑星であり、地球軍全体の最重要機密として、26世紀の戦争中、数多くの戦力によって守られ続けた。この惑星には、フォアランナーの遺跡が存在し、これが原因で後に戦火に巻き込まれることになる。
UNSCDFの軌道防衛グリットが配備された地球
地球は約60億年前に形成された。人類が現れたのは20万年前である。アフリカにて人類の祖先が誕生し、それが地球各地に散っていったことにより地球各地で文明が築かれていった。
人類は、誕生し文明を構築して以来大小の戦争を断続的に繰り返していた。特に20世紀初期に起こった地球上の大分裂-第一次、第二次世界大戦-がもっとも大規模な戦争であり、この戦争は最終的に国連の創設と、主要な軍事政権を解体させる結果となった。それ以降ベトナムなどで戦争が起こったが第一次、二次大戦以上の規模の大戦は起こっていない。
人類が始めて宇宙に進出して以来、地球は比較的安定していた。しかし、地球人類の中に国連による統制、統一を拒み独自に勢力を拡大化させ国連と対立した組織があった。それはフリーデンとコズロフであり、両勢力は2160年代に国連軍と激しく対立、惑星間戦争を引き起こすに到った。しかし、それはUNSCの創設とその強力な軍事力を持った大規模な鎮圧作戦によって両勢力、コズロフ、フリーデン軍は敗退し、戦争は終結した。
戦争こそ終結したが、雨林戦争による大破壊と人口の過剰による地球での生活が困難になりつつあった。
2291年にショウ-フジカワ光速エンジンを秘密裏に開発し、スリップスペースによる遠方との連絡が確立された後の2310年に人類はUNSC オデッセイを旗艦とするコロニー船団が太陽系外部に出発して以降、宇宙各地にインナー・コロニーの創造を行った。
その中でも特に有名だったのは惑星リーチであり、そこにはUNSC海軍の前進基地と造船所が建造され、最重要拠点として整備された。
25世紀になるまで殆どと言って良いほど戦争は発生しなかった。が、銀河各地で反UNSCを掲げる反乱軍による攻撃が断続的に続いており、人類の各拠点に大小の損害を与えてきた。なお、地球には彼らの兵器製造拠点が存在していたことが分かっている。
また、26世紀初頭の2525年に惑星ハーベストがコヴナント帝国の宣戦と同時に攻撃を受け瞬く間に廃墟と化し、この事件によってコヴナント戦争が勃発した。
この大戦は2552年末までの比較的長い期間続き、その間多くの殖民地と軍隊が破壊された。その中には惑星リーチなど、著名な惑星も含まれていた。
地球は、戦争初期に発令されたコール議定書によってコヴナント軍から秘匿され、守られ続けるはずであった。終戦に至るまで、戦火は及ばないはずだった。
軌道上から見た地球
UNSC Timeline History of the UNSC | |
---|---|
Pre-UNSC Period | |
第二次世界大戦 (1939 - 1945) | |
国連創設 (1945) | |
惑星間戦争 (2160-2200) | |
ジョヴァンムーン作戦 (2160) | |
雨林戦争 (2162) | |
火星戦争 (2163) | |
インナーコロニー戦争 (2400) | |
エリダヌス反乱 (2511 - 2524) | |
大反乱時代 (2524) | |
マモレ反乱 (2537) | |
コヴナント戦争 (2525 - 2553) | |
コヴナント内戦 (2552 - 2553) | |
第2次コヴナント戦争 (2557 - 25??) | |
紀元前46億年前に地球が形成され、人類は紀元前20万年前に誕生していた。彼ら古代人類は約10万年の間に当時銀河系全域を支配化に置きつつあった絶頂期のフォアランナーと遭遇。
彼らの技術に追いつき、一時は追い越そうかといわんばかりの成長振りを見せていたが、突然やってきた災いによって多くの殖民惑星が破壊され、更に総人口の3分の1が災いの犠牲となったことにより大きく被害を受けた。これだけならばまだフォアランナーと共存できたのであろうが、あろう事かフォアランナーの領域に侵攻を始めた。これが原因となりフォアランナーと戦争となる。
最終的にフォアランナーの軍事力を前に惨敗した彼ら古代人類は文明を解体され、元の文明なき時代へと後退していった。
その戦争から僅かな時代が流れた。人類は彼らの政策により何もかもを失い、地球で生活していた。
しかし、銀河系を支配しつつあったフォアランナーにもついに終焉のときが来る。古代人類を襲ったフラッドが、今度はフォアランナーにも牙を向けた。同じ生命体同士の戦いならば分があったフォアランナーではあったが、この未知なる脅威に対してはなんら対応できずそのまま崩壊して行った。
地球では、全てが崩壊しようとしていた時にフォアランナーのライブラリアンらによって東アフリカのモンバサ地域にポータルを建造していた。
ヘイローの稼動によって何もかもが崩壊したとき、ポータルの所在は忘れ去られてしまった。
地獄と化した10万年前の時代が過ぎ去り、地球では独自に文明が発達していた。
多くの帝国主義国家が現れ、周辺に領土を得るために戦争を繰り返していた。特に大規模なものとしては1910年代の第1次世界大戦と1939年に始まった第2次世界大戦である。
この戦争後人類は宇宙進出に向けて動き始めた。そして、2000年代に入る頃には地球周辺の宙域で開拓が始まっていた。
2080年以降地球上の各国政府や国連主導で太陽系の他の惑星に対する入植が進められた。ただ、この拡張は新たな問題を生み出す。当時勢力を拡大させていたコズロフとフリーデンは反体制派として国連との戦争に突入した。
2160年にイオの国連コロニーアドバイザーを反体制派が攻撃したことにより、国連軍の鎮圧作戦が3ヶ月間続いた。これは、太陽系内における戦争の始まりを意味した。この事件の後各国政府はコロニーへの支援を強化するが、これは地球上での新たな争いを引き起こす。2162年に南米において雨林戦争と呼ばれる戦いが発生。コズロフ、フリーデン、国連の様々な対立は南米での争いに発展した。2163年、3勢力は火星上にて衝突する。この戦いにおいて国連軍は海兵隊による電撃戦を実施、コズロフ軍に対する強襲作戦が文句なしの成功を収めた。この戦いは何世紀にもわたって軍事ドクトリンに影響を与えた。2164年、国連軍は軍事力を増強し真の意味での惑星間戦争が始まる。6年間の戦いで国連軍はコズロフ、フリーデンに対して勝利を収め、太陽系を取り戻すことに成功。しかし、2160年代の戦争は太陽系内で戦うことの出来ない新たな敵が現れた。人口の過密や破壊による飢餓、経済の崩壊が大規模な軍隊を揃え、統一された地球政府の将来を脅かすことになる。
2291年、それまでになかったショウ-フジカワ光速機関が開発された。これにより超光速旅行スリップストリームスペースへの突入により、太陽系外への進出を可能とした。これにより様々な問題が解決されるようになる。2310年に始めて出発した入植船団を皮切りに太陽系外への進出が始まった。最初の入植船団には厳しく選抜された軍人と民間人を搭載していた。彼らはインナーコロニーの確立に着手、地球がUEGの首都となり、惑星リーチへの入植が行われたとき、人口過剰問題は緩和された。
それらは極めて人口は安定していた。
平和な200年のときが過ぎ、アウターコロニーが確立され徐々に勢力が拡大し始めていた頃、外部コロニーの人類の不満は拡大し、ついに反乱という形で爆発した。彼らはUEGからの脱退を訴えていた。2517年、反乱軍が人類の脅威と認められ、UNSCはSpartanII計画を発動させた。
2525年、突然コヴナントが人類領域に侵攻、ハーベストコロニーを破壊した。これより27年間、人類は生き残るためにコヴナントとの戦争に突入した。しかし、2536年にはアウターコロニーが全滅。2552年8月31日にはインナーコロニーのリーチが破壊された。リーチ陥落までに数百のコロニーが破壊されていた。
UNSCは戦争中コール議定書を作成し、全人類海軍と貨物船などに対する明確な規定を発令させた。これによれば、地球の位置を明かす行為は絶対に認められず、攻撃から脱出する場合は地球とは全く別の方向に逃走する事、そして船が捕獲される危険性があった場合自爆か船内A.I.の除去、破壊を絶対とすること等が規定された。これに反するものは厳罰に処されるとも明記された。
この議定書によって、人類は27年間地球を隠す事に成功した。しかし、2552年9月に人類の最重要拠点たる地球が発見された。2552年10月20日、コール議定書が発令されている中で地球軌道上にコヴナント艦隊が来襲、UNSC軍と交戦が始まった。
地球侵攻を前にONIは民間人に対する情報の抑制を行っていた。
この時、地球には第2、 第7、第16等の各艦隊やMk. V "スーパー" MACを装備した300基の軌道防衛グリット、無数の海兵隊や陸軍部隊、ODST部隊と5名のSPARTAN-IIが駐留していた。これらの戦力をフッド提督が指揮していた。このほか6個戦闘群も存在し、太陽系内には多数の衛星のコロニーや火星には海軍の大規模な造船所と工場があり、それらに防衛用の人員が配備され、イオには軍の哨戒基地があった。
UNSCDF艦隊がコヴナント軍に応戦している。地球攻防戦初期に激しい宇宙戦闘が行われた。
Main Article: Battle of Earth2552年10月20日に13隻のCCS級巡洋戦艦と2隻のアサルト・シップが太陽系に侵入し、ついに地球軌道上に現れる。軌道上での激戦が始まった。軌道上の宇宙空間での防衛戦はわずかな時間で決着が付き、人類の防衛線が瓦解しアサルト・シップ1隻が防衛網を突破、ニューモンバサに降下し都市を制圧した。UNSC側はフリゲートUNSC イン アンバー クラッドと、搭載部隊並びにスパルタンIIをもって反撃に転じ、都市の一部を掌握し、スカラベを破壊した。
その後、UNSC イン アンバー クラッドが脱出しようとしたアサルト・シップを追撃、スリップスペースに突入した。その過程でアサルト・シップが放出したEMPパルスが原因で街は損傷した。
街は完全にコヴナントの制圧下におかれ、スパルタンIIの生存者、マスタ-チーフの帰還前に街はガラス化して地図上から消えた。コヴナントの目的は、都市の占領ではなく街の地下に眠っていた遺跡であった。
フォアランナーが建造したポータル。アークに通じていた。地球攻防戦後半にて
インストレーション05とハイチャリティで起こった一連の戦闘の後、コヴナント残存軍は、真実の預言者に導かれて地球のケニア、元モンバサ市街地の地下に埋まっていた遺跡に向けて侵攻を開始した。
UNSCの宇宙艦隊は既に全滅に近い状態であったために軌道上で防ぐ手段がなく、直ぐに大規模な地上戦が始まる。この時点で地球上の人類は2億人前後に激減していた。地球崩壊は目前にあった。
モンバサ付近に帰還したチーフは海兵隊と共に、UNSC軍の作戦基地の一つクロウズ・ネストへ向かい、ミランダ・キース中佐発案の作戦を遂行するためにボイとその周辺に展開するコヴナント軍を制圧するべく、行動を開始する。
クロウズ・ネスト基地をはじめとする多数の損害を出しながらも、作戦は順調に遂行された。
唯一の過ちは、人類側がコヴナントの目的に気付くことなく作戦を発動したことであった。ボイのコヴナント軍が一掃され、残存UNSC艦隊がコヴナント軍の旗艦ドレッドノートに向けて攻撃を行ったとき、攻撃と同時にモンバサの遺跡が起動されてしまった。
遺跡の起動により、コヴナントは最終目標であるアークに向けたゲートが開放され、コヴナント艦隊は、「もう地球に用はない」と言わんばかりに次々とゲートを通過し姿を消した。
地球軍側はコヴナント軍の追撃すら不可能な状態に陥った上に、フラッドの地球襲来により更に混乱が広がってしまった。フラッドはボイに侵入し、瞬く間に都市を汚染させ、破壊した。
海兵隊や民兵では太刀打ち出来ないこの事態に、コヴナントから離反したエリート軍艦隊が人類側に加勢し、都市に援軍を派遣して、拡散を防ぐためにボイを焼き払った。
ボイの崩壊後、フッド郷とエリート側代表者との間で協定が交わされ、人類艦隊の生き残り2隻と地上装備などをエリート側に提供し、最終決戦の為にエリート-人類混成艦隊がゲートを突破し姿を消す。
地球の戦いは、これによって完全に終息したようではあるが、フッド提督は残存兵力を地球防衛の為に強化するなどの措置を取って終戦まで守り続けた。
戦争が終わり、新たな問題があった。コヴナントの難民が多数地球に流入したのであった。ニューフェニックス事件から半年たったとき、とあるサンヘイリがリオデジャネイロでハヴォック核を起爆させようとしたが、直前に逮捕され未遂に終わった。
2557年、ダイダクトの地球侵攻により1つの都市が壊滅(ニューフェニックス事件)した。その都市は半年たった今も未だ隔離・封鎖されている。
UNSC最高司令部が地球の北アメリカ統合共和国に存在した。[2] 又、国連がニューヨークに長年存在し続けている。シドニーには最高司令部ブラボー6がある。別名'ハイブ'と呼ばれるこの施設はUNSCの軍事司令部として機能している。[3] なお、UNSC最高司令部がUEGの司令部であると誤認されているようであるが、違う。恐らくUEG司令部は別の場所にあるか、存在しないかのどちらかだ。このほか、地球上には複数、特定の政府が存在していた。
貿易は主要な産業の一つであった。アウターコロニー・インナーコロニーから各種産物を地球へと輸入するのだ。ハーベストから地球へはミネラルウォーターや食品(野菜や果物・各種家畜)が輸入されていた。[4] 又、惑星リーチからは各種金属(推定)や、チタニウムが輸出されていた。[5] これら輸入された各種産物は地球に6基ある軌道エレベーターを通じて迅速に地上へと輸送された。[6]
地球は非常に多くの企業の本部や本社が存在しており、その他様々な工業企業や商業、管理関係のオフィスが地球上に集中していた。以下に存在する企業の一覧を示す:
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TARDSテストサイト。北米大陸シカゴ工業地帯08に存在
Macstationcairolarge1ki.jpg軌道防衛グリットの一つステーション・カイロ。
地球には複数のかかわりがある地域がある。
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