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この記事はWikipedia:ガンダム開発計画から転載、一部修正し作成されたものです。転載時期は2011年以前であり、加筆も不十分であるため、不正確な情報や虚偽が含まれているおそれがあります。転載記事についての方針を参照。なお2014年以降は転載による記事の作成を禁止しています。
ガンダム試作2号機(ガンダムしさく2ごうき、GUNDAM GP02)。コードネームはガンダムサイサリス (GUNDAM PHYSALIS) という(型式番号:RX-78GP02A)。
コードネームの「サイサリス」は、ナス科の植物ホオズキから付けられている。花言葉は「偽り」など。ただし、実際にはホオズキの属名Physalisはピサリス、フィサリス、ファイサリスなどと読まれ、サイサリスとは読まれない。
本機は最強の攻撃力を持つMSとして、戦術核を装備することを念頭において造られた。当初はMSの機動力を生かすことで敵陣営の中枢を強襲する機体として計画され、徹甲弾、炸裂弾、ビーム攪乱膜散布弾、プラズマリーダー射出用多弾頭弾などをバズーカにて発射する予定だった。しかし、戦術核弾頭を用いることで壊滅的なダメージを与えるという核装備型MS計画へとコンセプトが変更となった。核兵器の使用は、南極条約をもって禁止されていたが、その後もジオン公国軍は核兵器を使用した実績があったため、今後も用いられることを想定してその対策として計画が進められた。
開発はフォン・ブラウン市にあるアナハイム社のリバモア工場において同社の第二研究事業部が担当して進められた。この部署は旧ジオニック系技術者が多く開発に携わっており、ドムの設計思想が反映されているとも言われる。試作2号機が、いかにもガンダムらしくないフォルムと概念を持つのもこのためである。なお、同事業部は後に試作2号機の開発データを元に、第2世代MSの奔りのリック・ディアスを開発、機体シルエットやバインダーにその面影を見ることができる。
最初期のトライアル機・Phase1では腕部や腰部、脚部にドムの影響が色濃く残っている。脚部には熱核ジェットエンジンを内蔵しホバー走行が可能だった。また、この時点ではコクピットハッチは通常の形状のものが装着されている。Phase2ではより連邦製モビルスーツよりの外装へと変更され、耐核装備が施されたPhase3を経て宇宙世紀0083年9月18日ロールアウトした。その後、地上でのテストのためオーストラリアのトリントン基地へと運ばれた。
コンセプトの変更に伴い、ミノフスキー粒子の存在によって核弾頭を確実には誘導できないため本機体自身も爆心地に近づくことを余儀なくされた。その対策に、例えば、冷却装置を内蔵した専用大型シールド、高温時に揮発して機体を保護する特殊塗料など、耐熱や耐衝撃の処理を施した装甲や構造が組み込まれている。
このように、核弾頭の運用に特化した仕様となっているが、同時に核装備以外の重武装プランも計画されていた(後述)。
頭部はガンダム試作1号機と同じくツイン・アイを採用しているが、メインカメラやエアインテークに核使用時の熱・衝撃波に耐えうるような対策が施されており、また旧ジオニック系の技術者が多く関わっていた事から通常のガンダムタイプの頭部とは異なる意匠を持つ。RX-78系にみられる「ヘ」の字型インテークスリットを持たない、いわゆるΖ系のフェイスデザインを初めて採用したものといえる。
核使用時の熱・衝撃波・放射線からパイロットを守るため、コクピットは通常のモビルスーツと比較して強固に設計されている。コクピットモジュールは外圧に強い球体状となっており、コクピットハッチは何層も及ぶ装甲材と緩衝材によって構成され、放射線の透過を防ぐ。メインコンピューターを含む電装系は電磁パルスと放射線から防護するためモジュール内に設置される。
強襲用として高い機動力を要求されたが、バックパックには核弾頭を収納するスペースを設けたため、スラスターユニットを背部に併設することができなかった。そこで通常背部に設けられるスラスターは肩部のフレキシブル・スラスター・バインダーと呼ばれるユニットに設けられることとなった。ジェネレーターを内蔵し片側3基計6基のバーニアを展開することで、耐核装備のため重量が増した本機でも高い加速力を得ることが可能となっている。また、重力下ではこれによりホバー走行を行うことが可能である。このバインダーは独立して可動することでAMBAC作動肢としても機能し、180°の姿勢変換を1.1秒で行うことが可能である。
脚部はシールドでは十分保護できないため、耐核用の対策が施され、冷却装置も有するため巨大なものとなっている。
事実上本機の武装はバルカンとビームサーベルのみであり、敵機の攻撃を交わしつつ目標地点まで到達するためには高いパイロットの技能が要求される。ただし、ガンダム試作1号機と同じAEボウワ社製ビームライフルを携行可能とする説もある。これは、本機強奪時に携行火器がモビルスーツデッキに存在しなかったため、使用の機会を失ったとするものである。
60mmバルカン砲頭部に2門装備する。ダメージは低く自衛程度にしか使えない。後述のアトミックバズーカを除けば、本編中で使用された本機唯一の射撃武装。ビームサーベル型式番号:A.E.blashAEXB-909L腰部に2基装備しており、刀身の色は緑。通常のMSに装備されている物よりも出力が高くなっている。マニュアルで出力を調節することが可能である。アトミックバズーカ型式番号:AE/ZIM.G-BAZ-0186-A使用時にはMk-82型核弾頭を機体背部から右肩に設けられた基部へと給弾し、続いてシールドに収納されているバレル部をドッキングさせて用いる。射撃時にはモビルスーツ本体を上回るほどの長さの砲身となり、左側部の照準器によって目標を捕らえる。弾頭はバズーカによって射出されるが、次いで核弾頭に設けられたブースターによって更に加速して目標へと到達する。Mk-82核弾頭は戦術核と分類されているが、広大な宇宙空間での使用を前提としているため、実際にはかつての戦略核に匹敵するほどの威力を有する。漫画版ではデラーズフリートが戦術核をジオンの技術で改造し、戦略核級の威力を持たせたものとしている。ラジエーターシールド型式番号:NR-Sh-02-RX/S-00013本来の運用とは異なり核使用に特化している。自ら発射した核弾頭による強烈な熱・衝撃波を遮るため、腕部で保持が可能な最大限の大きさとなっている。更に内蔵された液体窒素を用いた装置により機体を冷却する。シールド裏面にはアトミックバズーカのバレルを収納する。そのため、シールドを損傷させることはバズーカの砲身を損傷させ、冷却機構にも異常をきたすことになるため、核攻撃が不可能になる。試作1号機との初戦でシールドを攻撃されたために撤退したのはこのためである。ビームバズーカ型式不明。PS2ゲーム『第2次スーパーロボット大戦α』『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』、PSPゲーム『ガンダムバトルクロニクル』『ガンダムバトルユニバース』などでの携行火器。当初はゲームオリジナルの武装だったが、後に『ハーモニー・オブ・ガンダム』にて公式化された。デラーズ・フリートにおいて、アトミックバズーカ使用後の再利用案として検討されていた。右肩の基部に、シールドに収納されているバレル部をドッキングさせて用いる構造はアトミックバズーカと同じ。出力、ダメージともにリック・ドムのビームバズーカと同等。アーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』では、チャージする事により複数の敵MSにまとめて大ダメージを与えられる強力なビームを撃てるようになっている。アクションフィギュア『GUNDAM FIX FIGURATION』では、キット化の際にスキウレの砲身を流用したという設定で新規デザインされ、以後はその設定が定着している。多連装ロケットシステム(参考:MLRS)『ハーモニー・オブ・ガンダム』でバリエーション化された武装。トリントン基地でのテストに間に合わなかった装備で、拠点攻略及び中距離支援を目的に用意された実体弾兵器。機体背部に6発分のランチャーを装備する。単発の発射によって時間差や個別攻撃も可能だが、一斉発射によって広範囲の敵を攻撃する事も可能。ゲーム『スーパーロボット大戦EX』では、「みだりに核を使うべきではない」というガトーの意向によりアトミックバズーカがオミットされたため、代わりにプラズマ・リーダーを装備した機体が登場する。また、同シリーズではビーム・ライフルを装備している事がある。ガンダム試作2号機は地上試験を行う試作1号機と共にアルビオンに搬入され、核弾頭を保管所のオーストラリア大陸にあるトリトン基地に到着、Mk-82戦術核弾頭の装填が完了した所をアナベル・ガトーに奪われてしまう。後に、デラーズ・フリートの「星の屑作戦」の一環として連邦軍観艦式襲撃に用いられ、アトミックバズーカの一撃により連邦軍宇宙艦隊に甚大な被害を与えたが、核爆発の衝撃により左腕が動かなくなっている。襲撃から帰投する途上でガンダム試作1号機と遭遇、激しい戦闘の末、相打ちとなり爆砕、機体は失われた。
デザインはガンダム試作1号機、フルバーニアンと同じく河森正治が行っている。
シリーズによって、条件でガトーと共に自軍入りしたり機体だけでも取り戻せる場合が多いが、最初から最後まで敵ユニットで取り戻せないことも多い。またガトーが裏切る場合は持ち逃げされることもある。
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この記事はWikipedia:陸戦型ガンダムの2010年5月11日 (火) 21:41の版を元に、加筆し作成されたものです。転載記事についての方針を参照。陸戦型ガンダムRx-79ga.gif型式番号:...
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