◆人間:現代社会を生きる一般的な人間と、人間に害をなす存在である『妖怪』に対応する『九十九課』がいる。
『九十九課』
人間に害をなす存在『妖怪』に対応すべく政府が警備局に設置した特殊部署。通称『ライコウ』
妖怪の処分・収容・観測などが主な役目であり、職員も非常に多い。
所属する人間は、高キャリアだが特殊能力など持ち得ないただの人間である。
そのため、対妖怪用の”特殊装備”が配布されており、いかなる時もこれらの装備を最低限つけていることが
規則とされている。
・特殊装備
『認識可能レンズまたはゴーグル』
すべてが科学で説明がつくようになってしまった現代社会では、霊感などという特殊能力は
衰えていき、妖怪を認識するのも困難であるため開発された特殊レンズ。
眼鏡型、ゴーグル型、カメラ型など種類は豊富。
『小型怪異測定機器』
物や人に擬態または隠れてしまい見つけられない時などに使う測定機器。
持ち運びしやすいように小型化されている。が、その分測定範囲や感度が悪い
『対怪異専用武具』
妖怪用に作られた特殊武器。職員にあった武器が造られ渡される。
『九十九課特殊研究員』
保護された妖怪の飼育、生態観察、薬品生成などを主に行う職員。
こちらも最低限の護身用の対怪異専用拳銃程度は持たされているものの、必然的に妖怪との距離が
近くなるせいか死亡率が高い。
すこしでも妖怪用に太刀打ちできるよう、視野拡大、運動機能向上などのいわゆるドーピング薬品などの
開発・生成もおこなっている。未だ完璧なものは生成されていない
◆妖怪:現代社会に生きる人間らに害をあたえる正体不明の存在の総称。正式名称は『非科学的未確認生命体』
一般人には存在を認識されないことから、好き勝手に暴れまわり被害をもたらす。
人間に擬態し、現代社会を生きている妖怪から何かの異変により妖怪へなったものなど事例が多い。
保護された妖怪たちは、機関の観察対象としてデータを取られる。
中にはその人ならざる力を人間のために使おうと、協力をしてくれる妖怪もいる。
『下級怪異生物』
通称『ツクモ』と呼ばれる妖怪。
生まれたばかりや力がとても弱いなどの理由で人に害を与えられない妖怪を下級怪異生物と扱う。
討伐はめったにされず、観察対象として保護されることが多い。
物に魂が宿った『付喪神』などがここに入る
『上級怪異生物』
通称『エド』と呼ばれる妖怪。
少なくとも人間の健やかな暮らしを阻害する危険性のある妖怪を『上位怪異生物』と扱う。
人間を驚かせることに生きがいを感じている妖怪が多く、視認できるものとそうでないものが半々。
幽霊などもこの部類に入り、除霊もライコウの役目の一つである。
首を伸ばし人を驚かせる『ろくろ首』、化け猫の『猫又』などがここに入る
『超危険怪異生物』
通称『ヒラヤス』と呼ばれる妖怪。
人間に絶対的な被害をもたらす妖怪を『超危険怪異生物』と扱う。
ここまでの脅威になると特殊レンズ無しでも目視が可能になり、知能も人並みかそれ以上のものを
持っていることが多い。
超危険怪異生物が街に現れた場合、九十九課は緊急出動要請がかかり対象の捕縛・処分が実行される。
最上位ランクの『鬼』、人工的に作られた『犬神』などがここに入る。
『災害的怪異生物』
通称『ナマズ』と呼ばれる妖怪。
自然災害のような被害をもたらす妖怪を『災害的怪異生物』と扱う。
目視することはまず不可能であり、特殊レンズを使ってもサイズが大きいものばかりで捕らえることが難しい。
被害の差に大きな違いがあることから細心の注意を払って対処をしなければならない。
大きな地震を起こす『ナマズ』、津波を起こす『海坊主』などがここに入る。
『神格怪異生物』
通称『カミサマ』と呼ばれる妖怪。
上記4つに当てはまらない比較的人間に友好的であり、莫大な力を持つ妖怪を『神格怪異生物』と扱う。
基本的には人間に友好的であるが、時に非友好的な存在もいる。
非友好的なものは災害級の被害を広範囲に引き起こす恐れがあるため、細心の注意が必要である。
この妖怪は存在することに意味がある妖怪であり、下手に手を出すと植物や自然環境に悪影響が起きることから
どれほど莫大な被害をもたらそうが処分は禁止されており、捕縛か凍結が推奨される。
不死身の鳥『火の鳥』、太陽をつかさどる『アマテラス』などがここに入る。
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