世界樹の誕生日であるクリスマス―― 事件は街の市場で起こった。 |
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冥王さま、もしかしてリリィはさらわれてしまったのでは・・・・・・ |
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考えたくはありませんが、可能性は否定できないでしょうね。 |
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急いで探そうよ! こうしてるうちにも、大変なことになってるかも! |
全力で捜索だ! | |
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はいっ!! |
というわけで、手分けしてリリィを探し回る。 | |
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主、市場の奥に入っていくリリィを見たという人がいました。 |
行ってみよう! | |
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駄目です。 見つかりません。 |
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やっぱり、迷子じゃなくて誘拐? |
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あわわわわわ・・・・・・無事でいて、お願いだから。 |
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【屈強な騎士】 失礼、そちら《白銀の疾風》殿とお見受けいたすが、間違いないか? |
突然、見知らぬ騎士が声をかけてきた。 | |
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リリィのことを何か知っているのですか!? |
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【屈強な騎士】 いや、先ほどの市場での戦いぶりを拝見した。 1人の剣士として、是非お手合わせ願いたいっ。 |
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ズコーーーっ! ただの通りすがりかいっ! |
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私は急いでいます。 手加減できませんよ。 |
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