花起こしの妖精1(あいりすミスティリア)

ページ名:花起こしの妖精1 (あいりすミスティリア)

 

  イリーナがクレアの盾を触って目を輝かせている。

おお・・・・・・流石はドワリンド製。 細部の装飾に至るまで、

美しい造りこみです。 ですが、一番はこの堅固さ!

鉄壁の名に偽り無し、であります!

  道具好きのイリーナは今にも頬ずりしそうな勢いだ。

ははは。 あまりに堅すぎて、たまに物足りない時もあるけどね。

私の守りを易々と崩せるような相手に、そのうち出会ってみたい。

自分の銃撃ならば! ・・・・・・と言いたいところですが、自信はありません。

  イリーナに耳打ちし、秘策を伝授する。
え? それだけでクレア殿を倒せる?

何だか知らないけど、面白そうだね。

それじゃあ《エルハイムの鉄壁》・・・・・・超えてみせなよ!

では

えへへ・・・・・・くれあおねえちゃん、だいすき!

いりーなと、いっぱいあそぼ?

きゅん・・・・・・
 

胸を押さえたクレアが膝をつき、勝負が決した。

エルミナなら即死していたかもしれない。

クレア殿を倒すとは何という破壊力! 

よくわかりませんが、ありがとうございます冥王殿・・・・・・びしっ!

・・・・・・(ぴこーん)

めいおーおにいちゃん、だいすき! 

いりーな、めいおーおにいちゃんの、およめさんになる!

ははは、応用してみました。 いかがでしたか、冥王殿

 

きゅん・・・・・・

イリーナの可愛さに倒れ伏す。

わあっ! 冥王殿まで!? え、 衛生兵ーーー!!!

どうやら、軽々しく使っていい技ではないようですね・・・・・・

固く封印しておきましょう。

 

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