冥界と違って、やっぱり人間界は寒いね。 冬まっただ中だ。 | |
くちゅんっ。 確かに冷えますわね。 |
クレアの聖装はかなり肌を出しているけれど、大丈夫ですの? | |
心配ないさ。 むしろ、肌を刺すような寒さがたまらないね。 それにもし・・・・・・さらけ出した素肌に、雪まで降ってきたらと思うと・・・・・・ ああっ、 想像しただけで冷たい! 肌が霜焼けてしまう! きっと痛いに違いないよ! はぁっ、はぁ・・・・・・くうっ、冷える身体とは裏腹に昂る心。 冬は罪深い季節だね! |
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昂る心・・・・・・なるほど! 冬の寒さを凌駕するくらい、クレアは情熱的ですのね! 私も見習いたいですわ! |
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微妙に噛み合っていない2人だが、楽しそうなので気にしないでおく。 とはいえ、クレアの聖装は確かに寒そうだ。 俺は上着を脱いで、クレアの肩にかけてやった。 |
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あ、 ありがとう・・・・・・冥王くん 実のところ、 聖装の力で寒さは全然平気なんだけどね・・・・・・あはは だけど、 冥王くんの上着を手放すのは惜しい。 こ、 このままにしておいていいかい? ああいや、それだと冥王くんが冷えてしまうか。 やっぱり、 この上着は返しておくとしよう。 その代わり、 冥王くんの身体にぴったりくっつかせてもらうよ。 こうすれば、 身体だけでなく心も温まるからね・・・・・・ふふ |
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あ、 ずるいですわよクレア。 私だって、 冥王の体温で身も心も温まりたいですわ! | |
俺の身体に密着してくるクレアとルージェニア。 そのまま、3人で温めあったのだった。 |
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