護身の私服1(あいりすミスティリア)

ページ名:護身の私服1(あいりすミスティリア)

 

冥王くん。 さっき、この辺りを歩いていたら男性に声をかけられたんだけどさ。

一緒にお茶しようだなんて・・・・・・《エルハイムの鋼壁》と呼ばれた私を

落とそうなんて、無謀なことをするものだ。

 

ははは、大丈夫大丈夫。 当然のように断ったさ。

 

鎧を着ているときはナンパなんてされないんだけど、普通の服に着替えた途端これだ。

どっちにしたって、私の中身は変わらないのにね?

 

ま、声をかけられたのが私でよかった。 うちには可愛くて気の弱い子もいるし。

変な輩からみんなを守るのも、重騎士である私の仕事ってことだね

  クレアも可愛いから気をつけて。

き、急に嬉しいことを言われると照れるよ、冥王くん。

 

ああもう。 顔、赤くなってる。 今は鎧を着てないんだから、あまり攻めてこないで

ほしい。

 

・・・・・・あ、いいことを考えた。 冥王くん、今日は君が私を守ってくれる?

ふふふ、私みたいに可愛い子を一人で歩かせたら、危ないだろう?

 

よし、じゃあ行こうか、冥王くん。 せっかく鎧を着てないことだし、今日は

私も攻めちゃうよー

 

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