はあ、一時はどうなることかと思いました。 | |
いやー、間に合って良かったです。 もうシャロンさんが必死になって、二人の居場所を探したんですよ |
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ありがとう、シャロン | |
いや、なんだ、大したことはしておらん。 それより二人は穴の中で何をしていたのじゃ? 結構時間があったと思うが。 |
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そそそ、それは、必死で逃げ道を探していました。 | |
あら? なぜ真っ赤になるのですか? | |
べ、別に赤くなってないです。 | |
では、なぜ冷や汗を? | |
冷や汗もかいてません! これはあっつ熱のエルフィン汁です! | |
にゃーん | |
きゃーーーーーっ!!!! | |
はい? なんですか? | |
にゃにゃーーーん | |
だめーーーーーっ!!!! | |
ティセが両手で俺の口をふさぐ。 | |
はっ! 失礼いたしましたっ! | |
ふふふ、お二人が仲良くなられたのはよくわかりました。 吊り橋効果ならぬ、落とし穴効果でしょうか? |
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し、知りません! さあ行きますよ! 遺跡探検はまだ始まったばかりです |
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湯気でも噴きそうなほど真っ赤な顔で、ティセがスタスタ歩き出す。 | |
あのー、お約束ですけど、そっちは出口です。 | |
無事に合流を果たし、俺たちは再び遺跡の最深部を目指して歩き始めた。 | |
ちなみにですが、この遺跡ってどういう構造になってるんです? | |
おそらく、どんどん地下に潜っていく形だろう どこまで深いかはわからんが、そこはほれ我の鼻がある。 父様の匂いの強さで、ゴールはわかるだろう |
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私は耳、シャロンは鼻ということですね | |
待っておれよ、父様! その身体に我の力を刻み込んでくれよう! | |
・・・・・・とか言ってたら、さっそく障害が現れたみたいです。 |
準備体操にはちょうどいい。 かかって来るがよい! |
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