画家を探し、郊外の森に入った。 | |
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意外と広い森ですね。さまよってる人を見つけられるでしょうか? |
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移動しているならむしろ好都合。どんな足音も私の耳は聞き逃しません。 |
隊長の耳を信じて、森を進む。 | |
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さすが隊長、足取りに迷いがない。 |
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森で役に立たなければ、父に叱られてしまいますから。 |
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ティセの父御も狩人を? |
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はい。探索、隠密、射撃、罠・・・・・・ どれをとっても非の打ち所のない人です。 ただ、とても厳しい方でした。 |
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なるほど、ビシビシしごかれたか。 |
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優しく接してもらった記憶がありません。 だからでしょうか・・・・・・森を出た今でも、 自分の行動を見られているような気になるのです。 |
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ははは、ティセの真面目な性格の理由が分かった。 厳しいと言えば、我の父様もなかなかじゃったぞ。 普通に殺されかけたしな。 |
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実の娘なのにですか? |
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前にも言ったであろう?ドラゴニアはみな最強を目指しておるのじゃ。 たとえ我が子でも、戦う相手と認めたならば決して手は抜かん。 |
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リベンジマッチのご予定は? |
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・・・・・・今のところない |
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お二人とも、刺激的なお父様をお持ちだったのですね |
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ですから、いわゆる普通の親子関係には憧れていました。 |
俺に甘えちゃいなよ! | |
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ありがとうございます、冥王様 |
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あの、ティセさん、普通にお礼言っちゃうと 冥王さまが滑ったみたいになっちゃいますから。 |
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あっ、失礼しました。 |
丁寧に頭を下げられ、傷は余計に深くなった。 |
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ティセ、こういうときは遠慮せず甘えさせてもらうものじゃ |
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わ、私には無理です。 何の成果も出していないのに、甘えさせてもらうなんて |
ティセは、甘えることを何かの報酬だと思っているようだ。 じゃあ、隊長を頑張ってもらおうかな |
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はいっ! 粉骨砕身取り組んで・・・・・・ あれ? いつの間にか、私が甘えたい前提になっていませんか? |
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だってそうじゃろ? |
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違 い ま す。子供じゃないんですから。 さあ、早く画家を見つけてしまいましょう。先に行きますよっ |
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