寮で《アイリス》と談笑していると、ティセが外から帰ってきた。 | |
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ただいま戻りました。 |
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あら、おかえりなさい。どこへ行っていたのですか? |
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人間界へ、白鹿殺しの手がかりを探しにね。 ・・・・・・収穫はゼロだったけど。 はあ・・・・・・これでは、父様に顔向けできません。 |
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どうしてここでお父様が出てくるんです? |
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父は上官なのです。現在の任務も直接のご指名でして。 ああ、このまま犯人を捕まえられないと父様の顔に泥を塗ることに。 |
ティセが胃を押さえてうずくまる。 真面目な人は大変である。 |
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ところで、気になる噂を耳にしました。 街で情報収集していた際に、元冒険者の男に出会ったのです。 その男の話に、ドラゴニアが作ったとされる伝説の遺跡の噂がありまして。 いまだ正確な場所が分かっていないらしいのです。 これがその地図なのですが・・・・・・ |
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見た感じ、遺跡は砂漠の国ハジャーズにあるっぽいですねえ |
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ハジャーズ!? |
ソファで寝転がっていたシャロンが、ガバッと飛び起きる。 |
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決定じゃ。その遺跡に行ってみようではないか。 ドラゴニアの遺跡ならば、金ぴかキラキラなお宝が眠っているはずじゃ。 我の種族には、財宝収集を趣味にしとる輩が多いからな。 |
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あくまで噂ですから、鵜呑みにするのは危険です。 |
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本当かもしれない。 皆もドラゴニアの秘宝を見てみたいじゃろ?ん?ん?ん? |
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シャロンさんが財宝大好きだったとは知りませんでした。 どっちかっていうと、悟りを開いた系の方だと思ってましたが。 |
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わ、我は昔から財宝を愛しておるぞ。バブリー万歳じゃ。 ともかく、たまにはお宝探しもよかろう?のう冥王? |
ぶっちゃけ財宝はどうでもいいが、シャロンがやる気なのは興味深い。 何か理由があるのだろうし話に乗ってみよう。 遺跡と女湯は男のロマン! |
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さすが冥王じゃ。女湯に飛び込む男は信頼できるとドラゴニアの辞書にもある。 |
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(絶対嘘ですよね・・・・・・) |
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でも、種子の回収はどうしましょう?ベアトリーチェ先生を説得できるか |
ベアは俺がなんとかする。 | |
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よし、決まりじゃ!早速ハジャーズへ行こうではないか。 |
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少々お待ちください。 お伝えしていなかったのですが、遺跡に入るには鍵が必要になるそうです。 冒険者の話では、ハジャーズの隣国の街、ファウスタにいる画家が持っているとのことで。 |
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まどろっこしいのう。ではファウスタに向かうぞ。 |
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では皆さん、《アイリス》の名にかけて、お宝ざっくり集めちゃいましょう! |
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というわけで、ファウスタの近くに来ましたよ。 |
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まずは画家を探さなくてはいけません。 特徴的な帽子を被っているので、どこにいても目立つらしいのですが・・・・・・ |
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【双葉スライム】 スラ? |
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あ、もしかして、あの頭に葉っぱが付いているやつですか? ・・・・・・なわけないですよね。さくっとやっつけちゃいましょう! |
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