絵画詳細
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『オフィーリア』
作者:ジョン・エヴァレット・ミレイ 制作年:1851~1852年 所蔵:テート・ブリテン
『ハムレット』でオフィーリアが歌を口ずさみ死ぬ場面を描いたミレイの作品。 本作は世界中で夏目漱石の小説でも美しさが讃えられていることから日本でも人気の高い絵となった。 川面に浮かぶ赤いケシの花は眠りと死の象徴。 草木の緻密描写は最大1日11時間、週6日、5カ月かかったといわれ、その場の風景をそのまま切り取ることに成功している。 |
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『黒きブランズウィック騎兵隊員』
作者:ジョン・エヴァレット・ミレイ 制作年:1859~1860年 所蔵:レディ・リーヴァー美術館
ワーテルローの会戦中のナポレオン戦争において義勇軍であったブラック・ブランズウィッカーの兵士を描いた作品。 戦場に旅立つ兵士が扉を開けようとしており、ドレスを着た女性がそれを阻止しようとしている。 別れを惜しむ恋人たちの切ない場面が表現されている。壁にかけられているダビッド作のナポレオンの絵が比喩的表現として飾られている。 |
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『ベラスケスの想い出』
作者:ジョン・エヴァレット・ミレイ 制作年:1868年 所蔵:ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ
ルーブル美術館で見たベラスケスの描いた3歳のスペイン王女マルゲリータの絵にインスピレーションを受けて描いた作品といわれている。 ベラスケス同様に荒い筆致で描いている。 18世紀後半、本作のような可愛らしい子どもを描くファンシーピクチャーが流行したが、19世紀後半、ミレイはその流行を再燃させた。 |
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