絵画詳細
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『アプサントを飲む男』
作者:エドゥアール・マネ 制作年:1858~1859年 所蔵:ニイ・カールスベルグ美術館
アプサントは安価で毒性が強い酒で幻覚症状などで社会問題になっていた。 マネはアプサントを飲む路上生活者を描くことで社会性や文学性を表現した。 現実をありのままを描く自然主義的な描写は当時の批評家やマネの師クチュールに認められなかった。 しかしサロンの審査に参加していたドラクロワは擁護した。 |
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『笛を吹く少年』
作者:エドゥアール・マネ 制作年:1866年 所蔵:オルセー美術館
モデルの少年は友人の軍の高官が連れてきた近衛軍鼓笛隊の隊員だが、顔はマネの息子がモデルになっているといわれる。 浮世絵の影響を受けており、遠近感を排し、コントラストの強い色を平面的に配色。ズボンの横の黒いラインは浮世絵特有の輪郭を表現している。 シンプルな背景に力強い人物像という構成は、ベラスケスの影響もみられる。 |
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『フォリー・ベルジェールのバー』
作者:エドゥアール・マネ 制作年:1882年 所蔵:コートールド・ギャラリー
当時パリで最も大きな劇場「フォリー・ベルジェール」内のバーで、バーメイドの後ろに描かれた鏡を通してホールの様子が描かれている。 ベラスケスの『ラス・メニーナス』の影響を受けていることがわかる。 華やかな雰囲気とは対照的にバーメイドはどこか暗い表情をしている。 世界的に人気で、学術論文の対象にされることも多い。 |
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