絵画詳細
『ラス・メニーナス』
作者:ディエゴ・ベラスケス 制作年:1656年 所蔵:プラド美術館
画面構成は難解で遠近法や焦点などが緻密に計算し尽くされた作品。 王から女官、小人、犬や画家自身まで11人の人物を幅広く登場させ、絵の世界と鏡の世界と鑑賞者までも1つの絵に表現している。 「絵画の神学」「芸術の原理」と称されたあらゆる世代の画家達に今も影響を与え続けている西洋芸術の傑作。 |
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『ブレダの開城』
作者:ディエゴ・ベラスケス 制作年:1634~1635年 所蔵:プラド美術館
新興国オランダのブレダ攻防戦でスペイン軍の勝利を描いた作品。 交友があったスペイン軍の将軍スピノラへの賛辞としてその軍功を描いた。 画面左のオランダ軍の槍はバラバラで疲れ切って、画面右のスペイン軍の槍は規則正しく整列しており、スペイン軍の強さを象徴している。 |
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『教皇インノケンティウス10世』
作者:ディエゴ・ベラスケス 制作年:1650年 所蔵:ベラスケスは2度のイタリア旅行で2年ほどローマに滞在しており、その時に描いたインノケンティウス10世の肖像画。 カトリック最高位の聖職者とは思えない、神経質で老獪な表情の老人として描かれている。 どんなモデルであろうと人物の内面を冷徹に捉えて映し出すベラスケスの肖像画の特徴である。 |
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