ブリューゲル(アートコードサマナー)

ページ名:ブリューゲル(アートコードサマナー)

 

絵画詳細

『バベルの塔』

 

作者:ピーテル・ブリューゲル

制作年:1563年

所蔵:美術史美術館

 

ブリューゲルの『バベルの塔』は3種類あり一つは消失してしまったが、残り2つの大小のうち、これは最も有名な「大バベル」と呼ばれる作品。

旧約聖書に文字でしか書かれていない大型建造物の建造過程を細部にいたるまで狂気的に描いた傑作。

画面左下にはバベルの塔の建設を指示したニムロド王が描かれている。

『叛逆天使の墜落』

 

作者:ピーテル・ブリューゲル

制作年:1562年

所蔵:ベルギー王立美術館

 

天界を追放された堕天使たちとそれを追い払う大天使ミカエルたちの善と悪の戦いを描いたとされる。

主題そのものは伝統的なもので善の圧倒的な勝利を描くのが定番であったが、ブリューゲルは混沌とした画面構成で乱戦の様相を描いた。

悪魔化する堕天使は、動物や爬虫類、楽器などと融合した怪物と化していく様が異様な光景で表現されている。

『農民の踊り』

 

作者:ピーテル・ブリューゲル

制作年:1568年

所蔵:美術史美術館

 

フランドルの農村のケルメスと呼ばれる祭りの様子が描かれている。男女がバブパイプを演奏しながら踊ったりキスしたり、お酒を飲んだりしている。

右の木には聖母マリアが描かれているが誰も見向きもせず騒いでいる。農民たちは精神的な神事よりも俗物的な事柄に夢中であることが表現されている。

 

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