ハルス(アートコードサマナー)

ページ名:ハルス(アートコードサマナー)

 

 

 

絵画詳細

『リュートを弾く道化師』

 

作者:フランス・ハルス

制作年:1623~1624年頃

所蔵:ルーヴル美術館

 

額縁から飛び出しそうな構図で描かれた人物画。

頭と胴のねじれによって躍動感が表現され、笑顔のリュート奏者の茶目っ気ある自然な微笑みを描写している。

ハルスはモデルの内面を描くため素早いタッチで描いたと言われる。道化師の気性が卓越した筆さばきで見事に描かれている。

『陽気な酒飲み』

 

作者:フランス・ハルス

制作年:1628~1630年頃

所蔵:アムステルダム国立美術館

 

襟と袖にレースのついたジャーキンを着た男が描かれている。手にはワインを持ち赤ら顔でこちらを見ている。

同時期のオランダ絵画は”陽気な酒飲み”というテーマが取り上げられることも多く、この作品も注文を受けた肖像画ではなく、ハルスが当時の日常生活の一部を表したものであると思われる。

『微笑む騎士』

 

作者:フランス・ハルス

制作年:1624年

所蔵:ウォレス・コレクション

 

肖像画の人物は実際には笑ってないが上向きの髭が口角を強調し謎を秘めた笑みを浮かべているように見える。

ハルスが描いた肖像画の中でも傑作中の傑作といわれる。

視線は下からで上半身をひねった状態であり自然なポーズを演出しており、どの視点からでもモデルの視線が鑑賞者を追うような迫力がある。

 

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