絵画詳細
『自画像』
作者:アルブレヒト・デューラー 制作年:不明 所蔵:アルテ・ピナコテーク
デューラーは画家人生の節目ごとに自画像を描いており、中でも最も有名な画がこの『1500年』で、自身をキリストになぞらえたとされる。 象徴的な右手は、自らの絵の才能を司る神から与えられたものであるかのように表現している。 画中の文章は「消えることのない色彩で自らを描いた」と書かれている。 |
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『東方三賢王の礼拝』
作者:アルブレヒト・デューラー 制作年:1504年 所蔵:ウフィツィ美術館
2度のイタリア旅行期間に制作されたとされる、ルネサンス的な表現とドイツ美術が融合された作品。 背景の小屋やアーチなどの遠近法にルネサンスの影響がみられる。緻密な線と煌びやかな装飾の多さは北方の特徴であり、金細工としての経験を積んだデューラーの特徴でもある。 中央の中年の王には、デューラーの自画像との共通点が多くみられる。 |
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『祈る手』
作者:アルブレヒト・デューラー 制作年:1508年 所蔵:アルベルティーナ美術館
本作のモデルはデューラーの友人ハンスの手である。 若い頃2人は絵が好きだったが貧しかったため、1人が絵の勉強をする間、もう1人は働き生活を支え、先に絵の勉強を終えた者が次に働こうと決めた。 数年後デューラーがハンスに再会すると彼の手は重労働で筆が持てなくなっていた。 デューラーが自身を責めないよう毎日祈りを捧げているハンスのその手を描いた作品である。 |
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