絵画詳細
![]() |
『書斎のナポレオン』
作者:ジャック=ルイ・ダヴィッド 制作年:1812年 所蔵:ワシントン・ナショナル・ギャラリー
ナポレオンの権力を象徴する様々な隠喩が込められている作品である。 例えば、後ろの振り子時計は4時過ぎを指しておりナポレオンが寝ずに国家のため奮闘する超人的な統治者であるというイメージを作り出している。 ナポレオンが右手を懐に入れているのは胃痛持ちだったからといわれている。 |
![]() |
『ホラティウス兄弟の誓い』
作者:ジャック=ルイ・ダヴィッド 制作年:1784~1785年 所蔵:ルーヴル美術館
王からの注文により制作された最初の作品で、それまでのロココ様式とは違った新たな様式に挑んだ作品でもある。のちに新古典主義と呼ばれる一大様式になる。 ホラティウス兄弟がローマの勝利を誓い戦いに向かう場面である。男たちは勇ましく直線的に描き、女性たちは悲しそうにうなだれて曲線的に描いた。 |
![]() |
『ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト』
作者:ジャック=ルイ・ダヴィッド 制作年:1800~1801年 所蔵:マルメゾン城
事実とはかけ離れたナポレオンのプロパガンダに利用された作品である。 実際に乗っていたのは白馬ではなくラバである。左下の岩にはハンニバル、カール大帝の名前が描かれている。 ナポレオンは肖像画のモデルになることを拒否し、服だけ渡して描かせた。のちにダヴィッドはナポレオンの首席画家の地位を得る。 |
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧