河鍋暁斎(アートコードサマナー)

ページ名:河鍋暁斎(アートコードサマナー)

 

 

 

絵画詳細

『閻魔と地獄太夫図』

 

作者:河鍋暁斎

制作年:不明

所蔵:河鍋暁斎記念美術館

 

暁斎によって掛け軸に描かれた作品。

暁斎は「地獄太夫図」を得意としており、いくつか作例がある。

閻魔大王が人間味あふれる興味津々な表情で覗き込む浄破璃鏡には、伝説の美しき遊女である地獄太夫が映し出されている。

『地獄太夫と一休』

 

作者:河鍋暁斎

制作年:1871~1889年頃

所蔵:不明

 

黒と赤を基調とした着物を着た女性は一休宗純和尚が禅の悟りを教化したとされる界の遊女・地獄太夫。

骸骨の上で舞うのはその一休。

骸骨の弾く三味線で陽気に踊る一休の姿と骸骨。この逸話を機に二人は師弟関係を結ぶ。

地獄の釜の燃えるような真っ赤な着物姿との対比がとても面白い。

暁斎の「狂」が存分に発揮されている作品。

『化々学校』

 

作者:河鍋暁斎

制作年:1874年

所蔵:東京都立中央図書館

 

明治5年、全国に小学校が設置され西洋式の教育法が形態化していった。

『化々学校』はその2年後に暁斎によって描かれたもので西洋文化に対する風刺ともいわれる。

奥では化け物の教師が生徒に熱心に教えているが、書かれているのは物騒な言葉ばかりである。

登場するキャラクター像の豊かさと細かな部分まで描きこむ描写力は暁斎の持ち味である。

 

作品中、奥では閻魔大王が鬼に地獄での刑罰を、中ほどでは河童が河童にローマ字で授業を行っている。

 

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