絵画詳細
『ひまわり』
作者:フィンセント・ファン・ゴッホ 制作年:1888年 所蔵:ナショナル・ギャラリー
花瓶に挿された向日葵としては7点制作され、現存するのは6点である。 名探偵コナンの題材にもなった「芦屋のひまわり」と呼ばれる幻のひまわりは、第二次世界大戦の空襲で焼失してしまった。 ゴッホのラブコールを受けたゴーギャンを自身のアトリエであるアルルの「黄色い家」へ迎える為、その装飾として『ひまわり』を描き始めたとされる。 ゴッホにとって向日葵は太陽であり、ユートピアの象徴であった。 精神療養が始まってからはひまわりの絵は描かなくなってしまった。 |
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『日没を背に種まく人』 作者:フィンセント・ファン・ゴッホ 制作年:1888年 所蔵:ビュールレ・コレクション
この作品はゴッホが生涯敬愛する画家のミレーと広重の絵から着想を得て制作されているといわれる。 ゴッホにとってミレーは精神的な師であり、ミレーの代表作である『種まく人』をモチーフに絵を描くことをずっと願っていた。 そして、絵を斜めに分断する大胆なりんごの木の構図は、ぞっこんラブだった歌川広重の『亀戸梅屋敷』から着想を得ているといわれる。 この作品とは別に黄金の太陽と麦畑が特徴的な『日没に種まく人』という眩い色彩の絵も存在する。 |
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『星月夜』 作者:フィンセント・ファン・ゴッホ 制作年:1889年 所蔵:ニューヨーク近代美術館
ゴーギャンとの芸術性との違いなどから精神を病みフランスの修道院内の精神病院で入院中に描いた作品。 病室の東側の窓から見える景色で、日の出前をイメージして描かれ、中央の教会と村は実際には存在しておらず、ゴッホの故郷の教会であるともいわれる。 また本作品が描かれた1989年の春は病院のあったプロヴァンスでは、金星が最も輝く時期であったため、右側に大きく輝く星は金星であるといわれる。 どちらも実際に見える風景ではなく誇張して描かれている。 幻覚や幻聴に悩まされながら、時に抽象画の世界に迷い込んだゴッホが描いた貴重な作品である。 |
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取っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっても可愛いです
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