ゴーギャン(アートコードサマナー)

ページ名:ゴーギャン(アートコードサマナー)

 

 

絵画詳細

『我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか』

作者:ポール・ゴーギャン

制作年:1897~1898年

所蔵:ボストン美術館

 

ゴーギャンの作品のうち、最も有名な絵画の1つ。

ゴーギャンは人工的なものなどからの解放を求めて2度もタヒチに滞在しており、この作品もタヒチで描かれたものである。

当時のゴーギャンは愛娘を亡くし、家からの立ち退きを余儀なくされ、借金を抱えそのうえ体調まで悪化させるなど失意のどん底にあった。

この作品を描き終えた後に自殺を決意していたほどで、そういった心持ちで描き上げられた本作品はゴーギャンの画業の集大成ともいえるものとなった。

『白いテーブルクロス』

作者:ポール・ゴーギャン

制作年:1886年

所蔵:ポーラ美術館

 

ゴーギャンがブルターニュの小さな村ポン=タヴェンにはじめて訪れ、芸術家の集まる下宿屋で絵画制作に励んでいた際の作品。

下宿屋では、聖母マリアの被昇天祭の慣習として宿屋の主人・グロアネク夫人に作品を贈ることになっていた。

本作は、ゴーギャンがこの慣習に習い、制作したものである。

『浅瀬(逃亡)』

作者:ポール・ゴーギャン

制作年:1901年

所蔵:プーシキン美術館

 

ゴーギャンがタヒチに想いを寄せた作品の1つ。

本作は文明に汚染された土地から立ち去るタヒチ人を描いたものとされている。

本作が描かれた1901年には、タヒチから約1500㎞も離れたマルキーズ諸島に移住しており1903年にその生涯を終えている。

ゴーギャンの晩年の作品には馬が頻繁に登場することから、彼岸に向けての旅立ちを暗示しているのではとも言われている。

 

タヒチは、ゴーギャンの名作の多くが1度目の滞在以降に描かれたものが多く、その後の彼の統合主義にも多大な影響を与えた場所。

 

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