絵画詳細
『イサベル・デ・ポルセール』 作者:フランシスコ・デ・ゴヤ 制作年:1805年 所蔵:ナショナル・ギャラリー
ゴヤが友人夫妻の家に滞在した際に感謝の意として描かれたもの。 女性の衣装は当時の貴族階級に流行していたもので、アキンポの姿勢をしており、表情も自信に満ちている。 レースなどの緻密な描写はこの頃ゴヤが画家として最盛期を迎えていたことを示す。 モデルが正面を向いていない構図はゴヤの絵画に見られる様式である。 |
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『魔女の夜宴』 作者:フランシスコ・デ・ゴヤ 制作年:1821~1823年 所蔵:プラド美術館
ゴヤが晩年に過ごした「聾者の家」の壁に描かれた『黒い絵』シリーズの1つ。 このシリーズにはタイトルがなく、ゴヤの死後に付けられた。 魔女集会を描いた本作では、暴力、脅威、老い、死などのテーマを探究した。 晩年のゴヤは王宮から離れ、孤立した場所で肉体的・精神的に苦しみながら過ごしていた。 |
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『着衣のマハ』 作者:フランシスコ・デ・ゴヤ 制作年:1800~1805年 所蔵:プラド美術館
ゴヤ著の『裸のマハ』と対をなす作品。 なぜ2つのマハ画が存在するのか様々な伝説がある。 『着衣のマハ』の方が筆致は大胆で色鮮やかであり、赤い口紅とピンクの頬が魅力的である。 モデルはゴヤの愛人であったアルバ公爵夫人であるともいわれるが真相は謎である。 マハはスペイン語で「伊達女」という意味で、粋で陽気な女性を指す。 |
1819年ごろ、一軒の家を購入したゴヤは、この家の中を飾るため14点の作品を作った。 黒をモチーフにした作品が多いことから、のちの美術家たちには「黒い絵」と総称されている。 |
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