ファムのししょー2(あいりすミスティリア)

ページ名:ファムのししょー2(あいりすミスティリア)

 

【バブー】

ばぶっ、ばぶーーーーーー!!                       

バブー! よかったです。すごく心配しました。
うう、感動の再会です・・・・・・ほろり

【バブー】

ばぶっ、ばぶばぶっ、バブー! ばぶばぶばぶっ!

  ぶんぶん腕を振り、バブーが何事かを訴えている。
え? なんて言ってるんですか?

あの種子をやどしたモンスターは、この森にあるカルダモがだいこうぶつらしいです。

それで、こぶんのモンスターを他の森からつれてきてカルダモをあつめさせてるって。

なーるほど。 森に見慣れないモンスターが溢れているのは、そういうことですか。

手下を使ってカルダモを集めさせるなんて、よっぽど気に入ったんですねぇ

バブーがさらわれたのも、カルダモをもっていたからみたいです
そこまでカルダモを好むならば、利用しない手はありません。

  カルダモの香りでおびき出すとか?
食いしん坊のモンスターなら、かおりにつられて出てくるかもしれませんね。

では、方針を転換しましょう。

《アイリス》には、森のカルダモをありったけ集めてもらいます。

その上で、カルダモをふんだんに使った料理を作り、匂いでボスモンスターを

おびき出すのです。

でもさ、そのやり方だと子分もいっぱい釣れない?
釣れた分だけ撃滅すればよいだけです。
無茶苦茶ですよ、もうちょっとこう・・・・・・
ま、頭使わなくていいんじゃない?
ええぇぇぇ・・・・・・
バブーの活躍でようやく光が見えてきました。 礼を言います。

【バブー】

ばぶっ!

では皆さん、明日はできるだけ多くのカルダモを集めましょう!

  夜になり、村人が押し寄せてきた。

【村長】

ファムさん、今夜もよろしくお願いします。

【村の女の子】

毎日、ここに来るのが楽しみになっちゃった

はい、 いっぱいたべていってくださいね。                

ねえねえ、ファムちゃん。 クルちゃんとアシュリーちゃんで特別メニューを

考えてみたんだけどさ・・・・・・。

この際、カルダモづくしの料理にしたらどうかな?

村長のお話では、カルダモは村人がもっとも愛する香りだそうです。

特別メニューには、なくてはならないものでしょう。

ふるさとのかおりは、身体にしみついているものですからね。

わかりました! とくべつメニューはカルダモづくしにしましょう!

モンスターもおびき寄せられるし、一石二鳥じゃん。

そういうコスパいいの好き。

これで、お店の飾り付けと看板メニューが決まったね。

あとはベア先生の接客指導が終われば、立派なレストランになるね。

 

クルチャがレストランの隅に目をやる。

そこでは、手の空いた《アイリス》にベアが給仕のイロハを仕込んでいた。

背筋を伸ばして、エレガントに歩きなさい!

サーブはお客様の左から!

どうせ水をこぼすなら殿方の下半身を狙いなさい!

・・・・・・すみません、少しだけツッコむのに疲れてきました

やっぱ、芸風固まってる人は強いなぁ

クルちゃんも、そろそろコレってネタ作らないと。

クルチャさんには滑り芸があるじゃないですか。
滑ってないし!
・・・・・・あ、そうだ。
  ベアのセクハラ授業を見ていたエルミナが、ぽんと手を叩いた。
せっかくですから、もうひと頑張りしてみましょう
え? 何をするんです?
ふふふ、今は秘密です。

 

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