種子捜索の途上、ファムの相棒であるバブーがモンスターにさらわれてしまった。 | |
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探しましょう。 時間が経てば経つほど発見は難しくなります。 |
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ベア先生、今すぐバブーをそうさくさせてください! おねがいします! |
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あのブタは戦士。 つまり戦力です。 探さない理由はないでしょう。 |
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ありがとうございますっ! |
ファムがベアトリーチェに抱きつく。 | |
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ああ、もう、離れなさい。 わたくしを抱いてよいのはご主人様だけです。 |
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わわわっ、しつれいしました。 でもでも、ありがとうございます。ひしっ! |
バブーを探して森をさまよう。 ファムの隣には、気遣うようにエルミナが寄り添っている。 |
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ファムとバブーは、いつからの付き合いなの? |
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こどものころからです。 ファムのお父さんとお母さんは病気でなくなって、それからずっと森で 暮らしてきました。 森で困っているときに助けてくれたのがバブーなんです。 狩りの仕方も、森のことも、みんなバブーがおしえてくれました。 だから、バブーがいなかったら、たぶんファムはしんでしまっていると思います。 バブーはおともだちで、家族で、ししょーみたいな存在なんです。 だから、いなくなっちゃったら・・・・・・寂しいです・・・・・・ |
エルミナがファムを抱きしめる。 |
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きっと、バブーもファムがいなくて寂しがっているはず。 絶対に見つけましょう |
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はいっ、ありがとうございます |
しばらく森を歩くが、バブーの姿は見当たらない | |
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バブー、大丈夫でしょうか。 |
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きっと大丈夫です。バブーは戦士ですから・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・あれ? この香り・・・・・・? カルダモです! カルダモのかおりです |
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?? その辺に生えてるのかな? |
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いいえ。 カルダモは実をつぶさないと香りが立たないんです。 もしかしたら、バブーがいばしょをしらせようとして実をつぶしているのかも。 |
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そういえば、あの子、カルダモをいっぱい採ってたね。 |
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ファム、香りは追えますか? |
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はいっ、あっちです バブーっ、いませんかー! いたら、返事をしてくださいー! |
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【バブー】 バーーーーブーーー!!! |
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バブー!? |
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あちらから聞こえたようです。 行きましょう! |
だんだんと、バブーらしき声が近づいてくる。 | |
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バブー! |
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【バブー】 バーーーブーーーーー!! |
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いました! いずみのところで、モンスターに囲まれています! バブー、ぜったいにたすけだしますからね! |
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