目が覚めると、そこはどこかの森。
どこか暖かい氣候・・・小さな道があった。
どこに続いているんだろう?自分、なんでこんなところで寝ていたんだ?
抜け道だ。
森を抜けると、そこは小さな庭だった。
誰もいないのか・・・?
それにしては、丁寧に管理されている。
一通り回ってみた・・・
大きな洋館がある。誰がいるんだろう・・・?
扉が開いているようだ。入ってみよう・・・
こんな小さい少年が、入って良いのだろうか?いや、そんなことより、こんな洋館に誰もいなくて静まっている方がおかしいだろうよ・・・螺旋状の階段が目についたので、上がってみよう・・・
上の方に小さな部屋がある。誰かの氣配がするぞ・・・
少年:
あの〜・・・誰かいるんですか?
・・・反応が無い?
少年:
あの〜!
・・・しばらく待っていた。
中にいる誰か:
入ってきたら?
急に言われても・・・
入ってみよう。
少年:
この部屋って・・・
何か見覚えがあるような部屋だが、よく分からない。
・・・そんなことはどうでも良い。
中にいるのは、少し背の高いお姉ちゃんであった。
少年:
あの・・・ここって・・・
お姉ちゃん:
別に、何でもないよ。ゆっくりしていったら?
少年:
いいのか?
お姉ちゃん:
どうやってここに着いたのかは訊かないよ。