アンティーク_〜西洋骨董洋菓子店〜

ページ名:アンティーク_〜西洋骨董洋菓子店〜
アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜
ジャンルテレビドラマ
放送時間フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ(54分)
放送期間2001年10月8日~12月17日(11回)
放送国日本の旗 日本
制作局フジテレビ
 ・話・編・歴 

テンプレート:ドラマ『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』(アンティーク せいようこっとうようがしてん)は、フジテレビ系で2001年10月8日から12月17日までの毎週月曜日21:00〜21:54に放送されたテレビドラマである。ただし、初回と最終回は15分拡大で21:00〜22:09。全11回。平均視聴率は17.7%。

原作は、よしながふみによる漫画『西洋骨董洋菓子店』。劇中でタイプライター風のテロップ表示が多用されているのと、劇中に出てくるすべての音楽がMr.Childrenの楽曲で構成されているのが特徴である。

2001年は長いタイトルのドラマが相次ぐ。『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』『向井荒太の動物日記〜愛犬ロシナンテの災難〜』『恋がしたい恋がしたい恋がしたい』『生きるための情熱としての殺人』とこのドラマで、1年間で5作品もあった。

目次

ストーリー

洋菓子店「アンティーク」を舞台に、見習いの神田エイジ(滝沢秀明)やオーナーの橘圭一郎(椎名桔平)、天才パティシエの小野裕介(藤木直人)、子持ちのギャルソン小早川千影(阿部寛)が、様々な理由で店を訪れる客たちと繰り広げるハートフルコメディ。

登場人物

  • 神田エイジ(20)(演:滝沢秀明)
元ボクサーでケーキ大好き人間。ボクサーとして将来を嘱望され「天才」とまで称されていたが、網膜剥離の危険のため無念の引退。のちに失踪。失意の中で自身の行末を決めかねていた時、ランニング中の住宅街で深夜まで営業していた洋菓子店「アンティーク」に立ち寄り、そこのケーキに感動。その場で強引に見習いとして採用してもらう。「先生」と慕うパティシエの小野には心酔と言っていい態度を取るが、それ以外は橘オーナーであってもタメ口となる問題児。時として客にまでタメ口となる。後にボクサーへの未練が吹っ切れたのか、店の休憩時間に神田ジムの後輩を相手にスパーリングを楽しむようになる。青い鯉のスカジャンがトレードマーク。
  • 橘圭一郎(35)(演:椎名桔平)
洋菓子店「アンティーク」のオーナー兼ギャルソン。某財閥の御曹司で、少し前まで大企業で入社以来トップの成績をキープし続ける営業マンとして将来を嘱望されていたが、あることがきっかけで突然退社。その後、なぜか洋菓子店のオーナーになる決意をする。洋菓子店を営んでいるが、本人は甘いもの嫌いの辛党。子供の頃にある事件を体験し、それが今でもトラウマになっている。ただケーキの知識は折り紙つき、カンニングによる商品説明を行っていたが、宗像に窘められてからは真面目に勉強している。千影から「ワカ」エイジから「オヤジ」と呼ばれている。説得力のある推理や予想を披露するが、必ず外し、スーパーカーを駐禁されるなど、二枚目半的役まわりが多い。
  • 小野裕介(28)(演:藤木直人)
輝かしい受賞経歴と、いくつもの名店を築きあげてきた実績を誇る若き天才パティシエ。天才であるにもかかわらず、ある癖が原因でこれまでの店を全て解雇されており、橘オーナーの招聘に応じてアンティークに招かれた当時も失職中だった。とある理由で女性恐怖症(原作では自他共に認める魔性のゲイだが、ドラマ化する際その設定は匂わす程度にされている)。
  • 小早川千影(35)(演:阿部寛)
開店時からアンティークを常に監視する謎の男。後にアンティークのギャルソンとして採用される経緯を持つ。幼少時から橘家で圭一郎の遊び相手(手下?)をしており、当時から「カゲ」と呼ばれ、橘を「若」と呼び慕っている。千影役が阿部寛となったのは「これ、アベちゃんしかいないよ」と椎名桔平が推したからであり、原作者も彼を連想して描いている。
  • 飯塚桃子(25)(演:小雪)
ボクサー時代の神田エイジに惹かれ、突然の引退後も復活を信じて「復活の軌跡」を書こうとしているスポーツ新聞の新米記者。エイジを追いかけてアンティークの常連になり、小野に一目惚れした。成り行きでウエイトレスをしたこともある。
  • 吉永正太(17)(演:えなりかずき)
マウンテンバイクでやってくるアンティークの常連で、近所の和菓子屋の息子。全く客扱いされないかわいそうな男だが、いないならいないで不当に扱われる。珠美に恋するが、恋愛経験に浅くエイジや小野にたびたび相談し修行に励む。何かにつけ実家の和菓子と比較する。やってくる客の多くが「謎の男」と表記されるのに対して唯一「謎のない男」と表記される。
  • 内野茜(演:西野妙子)
神田エイジの元恋人で看護師。エイジがボクサーを辞めた後、しばらくの間は彼女のアパートで同居していた。既に恋人ではなく友人関係であるため、エイジは後にアンティーク二階の空き部屋に引っ越す。
  • 宗像克雄(演:辻萬長)
アンティークに新作のケーキのみを買いに来る謎の男。実は圭一郎が子供の頃に体験した事件を担当していた刑事。その事件のことで、警察を退職した今でも圭一郎の様子を見に来店していた。ただ圭一郎は、あの時の刑事であることを忘れている。
  • 島崎珠美(演:眞鍋かをり)
アンティークの常連。当初は店に展示しているケーキを凝視するだけで、買わずに帰ってしまう謎の行動をとる。桃子が思わず「おいしい」と言った時には、泣きながら店を出て行った。実は高校時代に「太っている」と言われて失恋した経験からダイエットに励み、精神的トラウマから大好きなケーキを食べることが出来ないようになってしまっていた。
  • 橘紘子(演:生田悦子)
橘圭一郎の母。通称お母様。
  • 白井栄子(演:木村翠)
橘圭一郎の叔母。通称おば様。
  • 中野逸子(演:小西真奈美)
アンティークの常連客。特注のウェディングケーキを注文する。その直後に過去のアルバイト歴を問題にされ婚約破棄に至るが、それを隠してアンティークでウェディングケーキを受け取る。
  • 鬼塚トオル(演:長塚圭史)
現役ボクサー「サンダー鬼塚」。ボクサーとしては若くもなく強くもない凡庸な選手で、エイジと対戦した経験(1ラウンド42秒でKO負け)がある。ボクシングに対する情熱は人一倍熱く、それゆえ恋人と軋轢を生む。またボクサーとして憧れていたエイジがケーキ屋になっていることに驚き、侮辱ともとれる言動を言い放つ。恋人の妊娠により、次の試合(次期チャンプ候補と目される有望な若手選手との対戦)で負けたら引退し就職する決意を固めるが…。
  • 波子(演:今井恵理)
鬼塚トオルの恋人。妊娠を告げる為にアンティークでトオルと待ち合わせするが、喧嘩別れしてしまう。エイジの話で徐々に「ボクサーの思い」を理解するようになる。
  • 武藤忠宏(演:青木忠宏)
エイジが所属していた「神田ボクシングジム」に所属する現役ボクサー。武藤製粉の跡取り息子。神田会長は「若手有望株」と持ち上げるが、エイジの消息を聞きに来た飯塚桃子からは「なにも感じない」と言われてしまう。1話から最終話まで必ずワンカット登場、非常にどこにいるかわかりづらい回もありウォーリーを探せ状態。答え合わせらしきスタッフの遊び心がエンディングの中に登場する。本広克行監督の「交渉人 真下正義」にて、アンティークの店員として、舞台となる地下鉄の指令室にケーキを配達している。
  • 野間篤史(演:小林すすむ)
飯塚桃子の上司。甘党らしく、アンティークのケーキをよく買って来ては職場で食べている。
  • 牧野潤子(演:中越典子)
内野茜の友人。エイジの元彼女。
  • 大林由紀子(演:白木美貴子)
入院中の娘のため、「星のケーキ」をアンティークに注文した客。
  • 大林加世子(演:大島優子(現AKB48))
由紀子の娘。病気で入院中。エイジとの交流をきっかけに、アンティークで自分だけのケーキを作ることが出来たのだが…。飯塚桃子の友人で、フリーレポーター。千影と結婚するが、後に離婚する。
  • 武内秀子(演:邑野未亜)
小早川千影の娘。愛称は「デコ」(デコちゃん)。両親が離婚し、母親に引き取られていた。ハンガリーの音楽院に留学することを父に報告するため、アンティークを訪れる。原作の名前は「楓子」。
  • 遠山みどり(演:須藤理彩)
宗像克雄の娘。2児の母。
  • 小野啓介(演:升毅)
小野裕介の兄。大学の世界史講師。事故のため、車椅子生活をしている。
  • 小野玲子(演:細川直美)
小野啓介の妻。裕介が学生の頃に付き合っていたが、実は兄の啓介とも付き合っており結婚する。裕介が国外に出てパティシエの道に入る契機となり、女性恐怖症の原因ともなるが、後に裕介と和解する。
  • 佐伯記者(演:野仲イサオ)
飯塚桃子の先輩記者。桃子を一人前の記者にすべく厳しく指導するが、それとなくフォローもしている。実は以前、ノンフィクション大賞を目指していた時期があった。
  • 神田源一(演:牟田悌三)
かつてエイジが所属していた神田ボクシングジムの会長。高校時代に不良だったエイジをボクシングの世界に導き、結果的に更生させた恩人。引退したエイジのことを心配している。
  • 白井富貴子(演:八千草薫)
橘圭一郎の祖母。孫の圭一郎を心配して、アンティークにもたびたび姿を現すようになる。その際に店を監視していた千影に気付き、一緒に店内に連れ込む。千影を「ちぃちゃん」と呼び、エイジを「ぼく」と呼ぶ。

スタッフ

  • 原作:よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』
  • 脚本:岡田惠和
  • 演出:本広克行、羽住英一郎
  • プロデュース:高井一郎(フジテレビ)

サブタイトル

各話放送日サブタイトル演出エンディング使用曲視聴率
第1話2001年10月8日天使の羽本広克行優しい歌→君が好き17.1%
第2話2001年10月15日愛の井戸CHILDREN'S WORLD18.2%
第3話2001年10月22日シトラスの誕生日羽住英一郎旅人→youthful days18.2%
第4話2001年10月29日小さな星星になれたら16.3%
第5話2001年11月5日過去からの贈り物本広克行DISCOVERY17.1%
第6話2001年11月12日見知らぬ記憶羽住英一郎Over18.0%
第7話2001年11月19日捨てられた思い出本広克行優しい歌17.7%
第8話2001年11月26日告白羽住英一郎マシンガンをぶっ放せ→youthful days17.1%
第9話2001年12月3日禁じられた歓び本広克行youthful days18.1%
第10話2001年12月10日破滅への遺伝子羽住英一郎君が好き18.5%
最終話2001年12月17日終わりなき旅本広克行君が好き18.5%

楽曲

ドラマ中に流れる音楽はすべてMr.Childrenの楽曲が使用されており、最終話のサブタイトルもMr.Childrenの楽曲「終わりなき旅」からとられた。

主題歌
  • youthful days


挿入歌

第一話「天使の羽」(16曲)

「prologue」

「Printing」

「Dance Dance Dance」

「I’ll be」

「I’LL BE」

「友とコーヒーと嘘と胃袋」

「Simple」

「ジェラシー」

「蜃気楼」

「マーマレード・キッス」

「さよならは夢の中へ」

「安らげる場所」

「花」

「つよがり」

「優しい歌」

「君が好き」


第二話「愛の井戸」(15曲)

「ジェラシー」

「マーマレード・キッス」

「ALIVE」

「Tomorrow never knows (remix)」

「ニシエヒガシエ」

「NOT FOUND」

「Brandnew my lover」

「ニシエヒガシエ WEST remix」

「CENTER OF UNIVERSE」

「Everything (It’s you)」

「ラララ」

「ボレロ」

「いつの日にか二人で」

「君が好き」

「CHILDREN’S WORLD」


第三話「シトラスの誕生日」(17曲)

「雨のち晴れ (remix)」

「マーマレード・キッス」

「Love is Blindness」

「Dive」

「友とコーヒーと嘘と胃袋」

「蜃気楼」

「さよならは夢の中へ」

「Prism」

「デルモ」

「Mirror」

「everybody goes~秩序のない現代にドロップキック~」

「everybody goes (Instrumental Version)」

「ALIVE」

「車の中でかくれてキスをしよう」

「君が好き」

「ラヴ コネクション」

「旅人」


第四話「小さな星」(14曲)

「Heavenly kiss」

「ラヴ コネクション」

「Simple」

「虜」

「深海」

「CENTER OF UNIVERSE」

「BLUE」

「思春期の夏~君との恋が今も牧場に~」

「Dive」

「幸せのカテゴリー」

「Image」

「君が好き」

「Drawing」

「星になれたら」


第五話「過去からの贈り物」(16曲)

「Dive」

「Mr.Shining Moon」

「Prism」

「I’ll be」

「シーラカンス」

「ニシエヒガシエ」

「マーマレード・キッス」

「ニシエヒガシエ EAST remix」

「Hallelujah」

「思春期の夏~君との恋が今も牧場に~」

「ゆりかごのある丘から」

「Round About~孤独の肖像~」

「【es】~Theme of es~」

「深海」

「君が好き」

「DISCOVERY」


第六話「見知らぬ記憶」(17曲)

「DISCOVERY」

「Simple」

「ゆりかごのある丘から」

「LOVE」

「光の射す方へ」

「車の中でかくれてキスをしよう」

「雨のち晴れ (remix)」

「友とコーヒーと嘘と胃袋」

「マーマレード・キッス」

「花―Memento-Mori―」

「マシンガンをぶっ放せ」

「ニシエヒガシエ EAST remix」

「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」

「グッバイ・マイ・グルーミーデイズ」

「安らげる場所」

「Everything (It’s you)」

「Over」


第七話「捨てられた思い出」(17曲)

「CROSS ROAD」

「ゆりかごのある丘から」

「逃亡者」

「雨のち晴れ (remix)」

「君が好き」

「友とコーヒーと嘘と胃袋」

「花 (remix)」

「Tomorrow never knows (remix)」

「安らげる場所」

「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」

「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ (Instrumental Version)」

「Drawing」

「I’ll be」

「手紙」

「終わりなき旅」

「Image」

「優しい歌」


第八話「告白」(17曲)

「ためいきの日曜日」

「Dive」

「Everything is made from a dream」

「友とコーヒーと嘘と胃袋」

「ゆりかごのある丘から」

「思春期の夏~君との恋が今も牧場に~」

「幸せのカテゴリー」

「タイムマシーンに乗って」

「ラララ」

「CHILDREN’S WORLD」

「雨のち晴れ (remix)」

「Distance」

「安らげる場所」

「ALIVE」

「君が好き」

「臨時ニュース」

「マシンガンをぶっ放せ」


第九話「禁じられた歓び」(16曲)

「#2601」

「prologue」

「また会えるかな」

「innocent world」

「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」

「ゆりかごのある丘から」

「思春期の夏~君との恋が今も牧場に~」

「ためいきの日曜日」

「その向こうへ行こう」

「傘の下の君に告ぐ」

「ALIVE」

「名もなき詩」

「I’ll be」

「I’LL BE」

「口笛」

「Dance Dance Dance」


第十話「破滅への遺伝子」(18曲)

「Image」

「Mr.Shining Moon」

「ありふれたLove Story~男女問題はいつも面倒だ~」

「Dive」

「ラララ」

「風~The wind knows how I feel~」

「Another Mind」

「車の中でかくれてキスをしよう」

「光の射す方へ」

「君の事以外は何も考えられない」

「独り言」

「アンダーシャツ」

「いつの日にか二人で」

「Drawing」

「Mirror」

「Asia(エイジア)」

「終わりなき旅」

「君が好き」


最終話「終わりなき旅」(24曲)

「Drawing」

「抱きしめたい」

「雨のち晴れ(remix)」

「innocent world」

「I’ll be」

「Simple」

「Dance Dance Dance」

「Everything is made from a dream」

「終わりなき旅」

「my life」

「ゆりかごのある丘から」

「ためいきの日曜日」

「光の射す方へ」

「いつの日にか二人で」

「Image」

「Dive」

「CHILDREN’S WORLD」

「花」

「DISCOVERY」

「深海」

「風~The wind knows how I feel~」

「君がいた夏」

「安らげる場所」

「君が好き」

外部リンク

  • フジテレビ
フジテレビ系 月曜9時枠の連続ドラマ
前番組番組名次番組
できちゃった結婚
アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜
人にやさしく

テンプレート:フジテレビ系月9ドラマテンプレート:ザテレビジョンドラマアカデミー賞

de:Seiyō Kottō Yōgashitenko:안티크~서양골동양과자점~ (드라마)zh:西洋骨董洋菓子店 (電視劇)



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