元禄繚乱

ページ名:元禄繚乱

『元禄繚乱』(げんろくりょうらん)は、1999年1月10日から12月12日に放送されたNHK大河ドラマ。2005年12月より、時代劇専門チャンネルにて放送された。

元禄繚乱
ジャンルドラマ
放送時間大河ドラマ(45分)
放送期間1999年1月10日-12月12日(全49回)
放送国日本の旗 日本
制作局日本放送協会
製作総指揮菅野高至
演出大原誠他
原作舟橋聖一
脚本中島丈博
出演者テンプレート:Nowrap begin五代目中村勘九郎
大竹しのぶ
東山紀之
宮沢りえ
石坂浩二
吉田栄作
阿部寛
柄本明
井川比佐志
安達祐実
鈴木保奈美
宅麻伸
滝田栄
四代目中村梅之助
村上弘明
松平健
京マチ子
萩原健一他テンプレート:Nowrap end
オープニング池辺晋一郎
 ・話・編・歴 

目次

概要

江戸時代を扱った作品は1995年の『八代将軍吉宗』以来で、忠臣蔵を題材としたのは1982年の『峠の群像』以来、大河ドラマ初期の1964年の『赤穂浪士』以来4作目となる。原作は1950年代末から1960年代初頭にかけて連載された舟橋聖一の『新・忠臣蔵』で、舟橋作品の大河ドラマ化は第1作の『花の生涯』(1963年)以来となる。主演の五代目中村勘九郎(現・十八代目中村勘三郎)は『武田信玄』(1988年)以来の出演で、4度目の大河ドラマ出演にして主役抜擢。

仇討ちにより、箍が緩んだ元禄時代の世相と五代将軍・徳川綱吉の治世への抗議を目論む大石内蔵助、吉良上野介の親類である米沢藩上杉家と赤穂浪士とを相争わせ、己の権勢のために両藩の取り潰しを狙う柳沢吉保、その柳沢の謀略の阻止を狙う米沢藩家老・色部又四郎、この3人の謀略戦を主軸にして忠臣蔵を描いている。

なお鈴木保奈美はこの作品を最後に芸能活動を休止した[1]。そのため、物語後半から鈴木演じる染子の描写は少なくなった。

本作は、放送中盤までアバンタイトルを採用していない。その後、本放送のときのみ「元禄繚乱1分前」というミニコーナーが設けられ、その後正式にアバンタイトルを導入した。

過去大河ドラマを数多く演出した大原誠チーフディレクターの実質最後の大河作品。それを記念してか、過去の大河作品で主役・準主役を演じたスター達が数多く助演している。また、その後の大河ドラマで主役を演じる事となる滝沢秀明と宮崎あおいも加えると、大河主演経験者の出演が最多の作品となっている。また、ジャニーズ事務所所属タレントが多く出演した作品でもあり、滝沢の他に今井翼や赤坂晃[2]が出演した。

平均視聴率は20.2%、最高視聴率は28.5%。

あらすじ

播磨国赤穂藩家老・大石内蔵助は「昼行灯」と呼ばれるほどの遊び好きで呑気な男。しかし人懐っこい性格で数々の調停に手腕を発揮し、藩士・領民の人気は高く、藩主・浅野内匠頭の信任も厚かった。

そんな平穏な赤穂藩に激震が走る。刃傷・松の廊下事件―この一件が呑気な家老の人生を激変させた。狂気の将軍・綱吉とその側用人・柳沢吉保の裁定により内匠頭は即日切腹、一方事件の被害者・吉良上野介はお咎めなし。

喧嘩両成敗の定法を無視した幕府の裁定に藩内は吉良への仇討ちの機運が高まるが、内蔵助ははやる藩士達を制し、内匠頭の弟・大学長広を新たな藩主に据え、お家再興を幕府に働きかける。しかし柳沢の謀略により赤穂藩は断絶。藩士は全員禄を失い、浪人となる。

内蔵助は吉良への仇討ちにより幕府への抗議を目論み、本意を隠しながらその機を伺う。一方柳沢は赤穂浪士の仇討ちにより、吉良の実子が養子入りした米沢上杉家とを相争わせ、広島藩浅野本家と米沢藩上杉家あわせて57万石の取り潰しを画策。米沢藩家老・色部又四郎はその柳沢の謀略を察知し、赤穂浪士による仇討ち防止に奔走する。

大石、柳沢、色部…。3人の男達の激しい謀略戦が始まった。

スタッフ

  • 脚本:中島丈博
  • 原作:舟橋聖一(『新・忠臣蔵』より)
  • 音楽:池辺晋一郎
  • テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
  • テーマ音楽指揮:秋山和慶
  • 演奏:東京コンサーツ
  • 時代考証:竹内誠
  • 風俗考証:小澤弘
  • 建築考証:平井聖
  • 衣装考証:小泉清子
  • 振付・所作指導:猿若清三郎
  • 殺陣・武術指導:林邦史朗
  • 能指導:十六代目喜多六平太
  • 邦楽指導:本條秀太郎
  • 京ことば指導:大原穣子
  • 茶道指導:佐藤宗清
  • 仏事指導:浦井正明
  • 撮影協力:兵庫県赤穂市、吉良町、山形県米沢市、横浜三渓園
  • 資料提供:三好一行、鈴木悦道、小野榮、保垣孝幸、小林喬
  • CG制作:小畑正好、吉田祐司、馬島亮
  • タイトル映像:片岡敬司、坂美佐子
  • 題字:渡辺裕英
  • 語り:国井雅比古アナウンサー、岸本多万重アナウンサー(元禄紀行)
  • 制作統括:菅野高至
  • 制作:古川法一郎
  • 美術:藤井俊樹、岸聡光、小林史幸
  • 技術:小林稔、渡部浩和
  • 音響効果:山田正幸、岩崎進、太田岳二、臼井正明
  • 撮影:川邨亮、森本祐二
  • 照明:飯酒盃真司、佐野清隆
  • 音声:松本恒雄、鈴木清人、冨沢裕、山中義弘
  • 映像技術:中野朗、牧島清
  • 美術進行:金田有司、井上博美、小林大介
  • 記録:井上博美
  • 編集:徳島小夜子
  • 演出:大原誠、片岡敬司、遠藤理史/海辺潔、本木一博

キャスト

大石家

  • 大石内蔵助:五代目中村勘九郎家老の見習いだった延宝6年 (1678)、20歳のときに初めて江戸に出た。吉原に行った際、そこで拾った財布が縁で色部又四郎と知り合う。昼行灯と呼ばれ呑気な一面も持つが、真面目な性格の持ち主。主君に対する思いも人一倍であった。討ち入り計画の段階で、血判状を書き浪士たちの意思を確認しようとし、血気に走る者に対しては「とにかく待て」と冷静に対処するように促している。お軽からは好意をもたれており、入浴時に体に湯をかけさせたこともある。
  • りく:大竹しのぶ内蔵助を支える妻であり、主税の母。
  • 大石松之丞→大石主税:熊木翔→二代目中村七之助内蔵助の嫡男。父たちの動きに感動し、自らも浪士に加わる。
  • おまさ:南果歩内蔵助の赤穂時代の妾。原作『新・忠臣蔵』からの登場人物。
  • お軽:安達祐実島原の稚児として客である内蔵助に出会い、その人柄にふれて好意を抱く様になる。島原時代には「旦那様大好きや」と言ったこともある。赤穂藩取りつぶし後、内蔵助に女中として身請けされる。身請けされた当初は子供らしさが抜けず、歯に衣着せぬ言動で内蔵助・進藤源四郎以外の浪士とことごとく対立。特に原惣右衛門や大高源五は女狐と罵り、遠ざけるよう何度となく内蔵助に諫言していた。また、その出自が影響してか女性としての羞恥心も殆どなく、洗髪中に原惣右衛門と大高源五が訪ねてきたときには服を着ずに出迎え両人を戸惑わせた。しかし、時を経るごとに女性として成長し、内蔵助を精神面で支える存在になっていった。内蔵助と別れる直前に内蔵助の子供を身ごもるが、内蔵助の足かせにならぬよう「遊郭に戻れば生きていける」と明るく振る舞っていた。最後は内蔵助の配慮で源四郎に預けられ、最終回にて内蔵助との間の男子を出産。出産後は源四郎とりくによって男子と共に表社会から消された(詳細は明かされないがその後も源四郎に匿われたと思われる)。以降は不明だが、終盤で登場した「五代目中村勘三郎」(勘九郎が演じた)がその男子であると匂わせている。子役を使わないことが殆ど不可能な設定であるが、安達は一人で演じきり全く不自然さを感じさせなかった。
  • 大石頼母助:愛川欽也
  • 石束源五兵衛:四代目中村梅之助丹波豊岡藩家老。りくの父。
  • 大石くう:小野寺華那→徐桑安→坂田麻衣子
  • 大石るり:板倉美穂
  • 大石吉千代:鍋倉萌杜→北尾亘→柿本祐貴
  • おきみ:飯島里奈
  • 八助:佐藤輝

赤穂四十七士

  • 堀部安兵衛:阿部寛
  • 吉田忠左衛門:山本學
  • 原惣右衛門:井川比佐志
  • 堀部弥兵衛:牟田悌三
  • 大高源五:辰巳琢郎
  • 片岡源五右衛門:橋爪淳
  • 不破数右衛門:杉本哲太
  • 神崎与五郎:三浦浩一
  • 前原伊助:小倉久寛
  • 岡野金右衛門:葛山信吾
  • 矢頭右衛門七:今井翼
  • 奥田孫太夫:六平直政
  • 武林唯七:碇浩二
  • 小野寺十内:川辺久造[3]
  • 大石瀬左衛門:梶浦昭生
  • 近松勘六:マギー
  • 礒貝十郎左衛門:内田滋啓
  • 寺坂吉右衛門:菅原加織
  • 岡嶋八十右衛門:村井克行
  • 富森助右衛門:西川鯉之亟
  • 早水藤左衛門:真鍋敏宏
  • 間喜兵衛:田村元治
  • 間十次郎:勝亦正
  • 間新六:野村健一郎
  • 貝賀弥左衛門:遠藤剛
  • 吉田沢右衛門:猿若裕貴
  • 小野寺幸右衛門:宮本秀樹
  • 奥田貞右衛門:古宮基成
  • 間瀬久太夫:小池幸次
  • 間瀬孫九郎:水月統一(現 水月駿一郎)
  • 村松喜兵衛:中山敬一
  • 村松三太夫:林力
  • 菅谷半之丞:天乃大介
  • 横川勘平:赤池高行
  • 杉野十平次:横田大明
  • 赤埴源蔵:中村仲助
  • 木村岡右衛門:笠川太
  • 千馬三郎兵衛:池田正男
  • 中村勘助:花々前浩一
  • 潮田又之丞:池田鉄洋
  • 茅野和助:岡安泰樹
  • 倉橋伝助:大島康一
  • 杉野十平次:横田大明
  • 三村次郎左衛門:安岡英之
  • 勝田新左衛門:田中栄一
  • 矢田五郎右衛門:小玉樹

浅野家とその家臣の縁者

  • 浅野内匠頭:東山紀之
  • 阿久利→瑤泉院:宮沢りえ内匠頭の妻だが、実子はいない。
  • 浅野大学:赤坂晃
  • 堀部幸:小松みゆき
  • 矢頭長助:品川徹
  • 矢頭菊:久野綾希子矢頭長助の妻で右衛門七の母。
  • 矢頭さよ:宮崎あおい矢頭長助の娘で右衛門七の妹。第38話に登場。
  • 毛利右源太:大高洋夫
  • おさよ:山下容莉枝
  • おこよ:松坂優希

その他の赤穂藩士

  • 進藤源四郎:柄本明内蔵助から信頼されていたが、討ち入り計画の段階で離脱した。
  • 大野九郎兵衛:山口崇
  • 奥野将監:寺田農内蔵助と並ぶ赤穂浪士の指導者で赤穂藩取りつぶし後内蔵助とお家の再興を目指して行動を共にする。しかし、赤穂藩の仕置きが決定した際、あくまでお家再興を目指すべきと主張したため仇討ちを決定した内蔵助と対立し、袂を分かった。
  • 高田郡兵衛:堤真一堀部・奥田と並ぶ江戸急進派の筆頭だったが口が軽く方々に討ち入り計画を吹聴した。そのため、内田三郎右衛門に咎められてご公儀に訴えると脅され離脱せざるをえなくなった。
  • 萱野三平:森宮隆主君に対する忠義の心を大事にしているが、旧赤穂藩士らとの付き合いを兄に咎められた上に折檻を受け、それを苦に自害してしまう。
  • 田中貞四郎:加藤久詞討ち入りに対する不安から辻斬りを行うようになる。堀部安兵衛と奥田孫太夫に辻斬りを止められ説得されるが、応じず両人に斬りかかり、奥田に斬られた。
  • 小山田庄左衛門:井手らっきょ
  • 毛利小平太:山崎有右
  • 安井彦右衛門:冷泉公裕
  • 藤井又左衛門:東野英心
  • 落合与左衛門:八木光生
  • 月岡治右衛門:佐戸井けん太
  • 多川九左衛門:松澤一之

吉良家・米沢藩

  • 吉良上野介:石坂浩二[4]
  • 富子:夏木マリ上野介の妻。
  • 吉良義周:谷野欧太→滝沢秀明上杉綱憲の息子で上野介の婿養子。養父を守るために四十七士と戦い負傷する。
  • 上杉綱憲:宅麻伸
  • 色部又四郎:松平健吉原で内蔵助と知り合い親しくなるが、やがて敵対することとなる。
  • 千坂兵部:竜雷太
  • お順:高岡早紀
  • 浅路:奥菜恵
  • 浅尾局:床嶋佳子
  • 丹後局:あべ静江
  • 染岡:麻乃佳世
  • 藤波:純名りさ
  • 小林平八郎:誠直也
  • 清水一学:大森貴人
  • 山吉新八:山中聡
  • 左右田孫兵衛:益富信孝
  • 柴田権之丞:中島久之
  • 宮脇太郎次:近藤芳正
  • およね(吉良家女中頭):和泉ちぬ

徳川・柳沢家

  • 徳川綱吉:萩原健一子宝に恵まれず、生類憐みの令を出した。しかし、周囲からは敬遠されてしまう。浪士たちの動きに警戒していた。
  • 柳沢保明→柳沢吉保:村上弘明綱吉の不手際をもみ消すために赤穂藩の取り潰しを図る。
  • 染子:鈴木保奈美吉保の妻。館林藩に奉公に出る際、岡島忠嗣と愛を誓い合っていた。しかし、その後綱吉に好かれてしまう。が、綱吉生母・桂昌院により大奥入りを阻まれ、柳沢保明(吉保)の側室として、下げ渡される。岡島忠嗣と密会を重ねた末、吉里を産む。
  • 定子:篠原涼子吉保の正室。子はいないが、夫婦仲は良い。
  • 町子:海野けい子
  • 柳沢兵部→柳沢吉里:安達心平→浅利陽介→高橋一生染子の子。実の父は岡島忠嗣だが、吉保の子として育てられる。
  • 猿橋無差之介(吉保の間者):柳沢慎吾
  • 浦里(染子の叔母):広田レオナ出世を目論んで、姪・染子を綱吉に引き合わせた。が、桂昌院によって染子の大奥入りが阻まれ、染子と柳沢家へ移る事になり悔しがる。
  • 桂昌院:京マチ子綱吉の母。息子を溺愛しており、綱吉の将軍就任を喜んでいた。
  • 鷹司信子:涼風真世
  • お伝の方:鈴木砂羽
  • 大典侍:平沢草
  • 常盤井:川野みゆき
  • 徳川家綱:堀内正美
  • 鶴姫:西澤美優→鮎川まなみ→伊藤翠
  • 徳松:立原勇武
  • 越路(綱吉の侍女):阿知波悟美

幕府

  • 仙石伯耆守久尚:滝田栄
  • 荒木十左衛門:西岡徳馬
  • 牧野備後守成貞:近藤正臣綱吉が館林藩主の時代からの側近。吉保に「これからは側用人の時代だ」と告げる。
  • 堀田筑前守正俊:村井国夫財政立て直しに取り組む中、贅沢を禁止する布令を大奥にも適用しようとした。しかし、このことが原因で綱吉と対立した。
  • 酒井雅楽頭忠清:瑳川哲朗前将軍時、「下馬将軍」として権勢を振るうも綱吉の将軍就任で失脚、失意のうちに病没した。しかしその死に自害の疑いをもった綱吉は、遺体を調査して自害であれば酒井家に厳罰を下そうと目論むが、先手を打たれて早々に荼毘に付されてしまった。
  • 土屋相模守政直:深水三章
  • 荻原近江守重秀:升毅
  • 稲葉石見守正休:本田博太郎
  • 土屋主税逵直:萩原流行旗本だが、四十七士に対しては好意的。
  • 多門伝八郎:生瀬勝久
  • 庄田下総守:螢雪次朗
  • 梶川与惣兵衛:岡山はじめ
  • 大久保加賀守忠朝:神山寛
  • 阿部豊後守正武:可知靖之
  • 小笠原佐渡守長重:宗近晴見
  • 稲葉丹後守正通:牧口元美
  • 真田信就:阿部サダヲ
  • 内田三郎右衛門:石井愃一旗本・高田郡兵衛の叔父
  • 榊原采女:松井範雄
  • 阿久利:渡辺えり子成貞の正室
  • 安子:椋木美羽成貞の娘
  • 隆光:篠井英介綱吉の長男誕生を切望する桂昌院に祈祷を託される。しかし、子供が生まれなかったので理由を聞かれた際、綱吉の前世の殺傷のせいだと言い逃れた。
  • 亮賢:築茂栄順
  • 祐海:久保晶

大名

  • 細川越中守綱利:菅原文太
  • 田村右京大夫建顕:北村総一朗
  • 戸田采女正氏定:磯部勉
  • 伊達左京亮宗春:永森英二
  • 土方市正雄豊:草見潤平
  • 脇坂淡路守安照:久富惟晴
  • 真田伊賀守信利:草薙良一
  • 加藤越中守明英:鹿内孝
  • 藤堂和泉守高久:藤堂新二
  • 山内大膳亮豊明:大石継太
  • 鍋島摂津守直之:石塚英彦
  • 木下肥後守公定:鳥木元博
  • 本庄安芸守資俊:斉木しげる

諸藩武士

  • 岡島忠嗣:吉田栄作改易された沼田藩家老の子。上州沼田にて染子と愛を誓い合っていた。この作品では寺坂吉右衛門の代わりに討ち入りに参加したという設定になっており、討ち入り後も生き延び、事件の語り部となっている。
  • 岡島伊代:岡本綾
  • 岡島成忠:中山仁
  • 岡島忠宗:高知東生
  • おてつ:渋谷琴乃
  • 萱野七郎左衛門:梅野泰靖萱野三平の父。
  • 萱野重通:デビット伊東萱野三平の兄。主君に対する忠義を大事にする弟に対して、折檻を行い、自害に追い込んでしまう。
  • 進藤七郎右衛門:加藤武
  • 堀内伝右衛門:石田太郎[5]
  • 原田源四郎:飯田基祐
  • 鶴見内蔵助:佐藤允
  • 石井又左衛門:宮尾すすむ

江戸

  • 英一蝶:片岡鶴太郎
  • 紀伊國屋文左衛門:ラサール石井
  • 宝井其角:国本武春
  • 服部嵐雪:ト字たかお
  • 杉山杉風:野村信次
  • 奈良屋茂左衛門:嶋田久作
  • 綾瀬屋久兵衛:津村鷹志
  • いく:根本りつ子
  • お艶:中山エミリ
  • 豊松:ダンカンお艶の父
  • 山路:岡本真実
  • 唐津縫之助:甲本雅裕
  • 染八:山田まりや
  • 八重垣:立河宜子
  • 初代並木千柳:笑福亭鶴瓶
  • 五代目中村勘三郎:五代目中村勘九郎(二役)

その他

  • 公弁法親王:三代目中村橋之助
  • 正親町公通:伊藤俊人
  • 近衛基熙:石濱朗
  • 近衛家熙:朝倉伸二
  • 鷹司兼熙:頭師孝雄
  • 佐藤直方:青野武(声のみ)
  • 荻生徂徠:上杉祥三
  • 林大学頭:田中亮一(声のみ)
  • 山鹿素行:伊藤孝雄
  • 山田宗徧:松村達雄茶人。吉良上野介と深いつながりを持つ。
  • 寺井玄渓:伊藤哲哉
  • 堀内源左衛門:中野誠也
  • 『暫』のシテをつとめる歌舞伎役者:十二代目市川團十郎
  • 笹屋の主人・清右衛門:明石家さんま
  • 小山屋の主人・弥兵衛:四代目桂三木助
  • 山村屋金兵衛:古田新太
  • 浮橋太夫:杉本彩
  • 藤尾:羽野晶紀
  • 玉路:小沢真珠
  • むら:池田昌子
  • おげん:石井トミコ
  • 遊女・新珠:朝岡実嶺
  • 獄舎の男:亀山助清
  • 寺男:田中要次
  • 赤穂藩医:長谷川弘
  • その他:新井量大、谷津勲、入江麻友子

放送

平均視聴率は20.2%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)。第14回は統一地方選挙の投開票のため、7時15分から8時の放送だった。

放送日タイトル演出視聴率
01第  1回1月10日家老見習い大原誠25.0%
02第  2回1月17日五代将軍綱吉大原誠22.3%
03第  3回1月24日お取り潰し片岡敬司24.0%
04第  4回1月31日赤穂お国入り片岡敬司21.8%
05第  5回2月7日お世継ぎ祈願遠藤理史21.9%
06第  6回2月14日殿中刃傷遠藤理史21.7%
07第  7回2月21日華燭の典大原誠20.4%
08第  8回2月28日内蔵助の縁談大原誠20.1%
09第  9回3月7日野望片岡敬司22.0%
10第10回3月14日三人阿久利片岡敬司20.6%
11第11回3月21日養子縁組遠藤理史19.0%
12第12回3月28日城請け取り遠藤理史17.1%
13第13回4月4日誘拐大原誠14.0%
14第14回4月11日大名火消し大原誠17.6%
15第15回4月18日赤子騒動片岡敬司17.8%
16第16回4月25日蝮と毒虫遠藤理史18.0%
17第17回5月2日将軍暗殺遠藤理史15.1%
18第18回5月9日勅使饗応役大原誠17.4%
19第19回5月16日刃傷松の廊下片岡敬司22.3%
20第20回5月23日内匠頭切腹片岡敬司19.6%
21第21回5月30日大評定大原誠20.2%
22第22回6月6日神文血判大原誠19.9%
23第23回6月13日赤穂開城大原誠19.5%
24第24回6月20日鎮魂歌遠藤理史19.1%
25第25回6月27日山科閉居片岡敬司20.4%
26第26回7月4日江戸急進派片岡敬司19.2%
27第27回7月11日内蔵助江戸へ海辺潔20.1%
28第28回7月18日再会海辺潔20.1%
29第29回7月25日脱落者遠藤理史18.0%
30第30回8月1日辞世の句片岡敬司18.8%
31第31回8月8日浮さま遠藤理史18.9%
32第32回8月15日お軽本木一博18.3%
33第33回8月22日一位さま本木一博18.7%
34第34回8月29日内蔵助外し片岡敬司15.6%
35第35回9月5日跡目相続遠藤理史16.2%
36第36回9月12日決断大原誠18.9%
37第37回9月19日幕府への反逆本木一博19.4%
38第38回9月26日神文返し海辺潔18.7%
39第39回10月3日訣別の朝片岡敬司19.6%
40第40回10月10日内蔵助東下り大原誠18.3%
41第41回10月17日吉良邸絵図遠藤理史18.8%
42第42回10月24日帰らぬ人々片岡敬司18.9%
43第43回10月31日吉良の茶会大原誠21.5%
44第44回11月7日いざ討入り遠藤理史21.8%
45第45回11月14日討入り危うし片岡敬司21.1%
46第46回11月21日討入りの日大原誠23.8%
47第47回11月28日四十七士討入り遠藤理史28.5%
48第48回12月5日四家お預け片岡敬司26.4%
49最終回12月12日忠義の士大原誠28.0%

総集編

  1. 時は元禄
  2. 刃傷松の廊下
  3. 討入りへの道
  4. 内蔵助切腹

備考

  • 収録の打ち上げの席で、脚本の中島丈博が中村勘九郎の演技を「目が死んでいる」と非難、勘九郎とつかみ合いになる、という騒動が起こっている。徳川綱吉役で出演していた萩原健一は著書『ショーケン』(2008年、講談社)で、収録現場で勘九郎が脚本の台詞を自己流に言い換えていたので、中島の怒りを買ったのではないか、と推測している。
  • 総集編のVHSは発売されているが、完全版DVDは現在に至るまで発売されていない。また、NHKアーカイブスでも視聴できない。

関連商品

  • 元禄繚乱 オリジナル・サウンドトラック (1999年8月25日発売)

脚注

  1. 2011年の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』で復帰。
  2. 赤坂は後年、不祥事により事務所を解雇され、現在は所属していない。
  3. 当初の予定は御木本伸介。
  4. 1975年の大河ドラマ元禄太平記では柳沢吉保を演じた。また1995年の大河ドラマ八代将軍吉宗では、柳沢吉保の後釜となる間部詮房を演じた。
  5. 平田満が演じる予定だったが、事故のため変更。


NHK 大河ドラマ
前番組番組名次番組
徳川慶喜
元禄繚乱
葵徳川三代

テンプレート:大河ドラマ

zh:元祿繚亂



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黒革の手帖

テンプレート:Portal 文学『黒革の手帖』(くろかわのてちょう)は、松本清張の長編小説。『週刊新潮』1978年11月16日号から1980年2月14日号に、「禁忌の連歌」第4話として連載され、198...

黒い空

テンプレート:Portal 文学『黒い空』(くろいそら)は、松本清張の長編小説。『週刊朝日』1987年8月7日号から1988年3月25日号に、「歌のない歌集」第2話として連載、1988年8月に朝日新聞...

黒い樹海

テンプレート:Portal 文学『黒い樹海』(くろいじゅかい)は、松本清張の長編推理小説。『婦人倶楽部』に連載され(1958年10月号 - 1960年6月号)、1960年6月に講談社から刊行された。後...

黄金の豚-会計検査庁_特別調査課-

黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-ジャンルテレビドラマ放送時間水曜ドラマ (日本テレビ)(54分)放送期間2010年10月20日 - 12月15日(9回)放送国日本の旗 日本制作局日本テレビ演出佐藤東...

麻生祐未

あそう ゆみ麻生 祐未本名奥村 由美別名旧芸名:樹 由美子生年月日1964年8月15日(58歳)出生地日本の旗 日本・大阪府血液型O型職業女優ジャンルテレビドラマ・映画活動期間1985年 -活動内容1...

魏涼子

ぎ りょうこ魏 涼子生年月日1972年7月20日(50歳)出生地日本の旗日本・大阪府民族漢民族血液型O型職業女優・声優ジャンル舞台・テレビドラマ・映画活動期間1994年 - 現在備考身長162cm体重...

鬼平犯科帳_(中村吉右衛門)

鬼平犯科帳 > 鬼平犯科帳 (テレビドラマ) > 鬼平犯科帳 (中村吉右衛門)テンプレート:ドラマ『鬼平犯科帳』(おにへいはんかちょう)は、フジテレビ系列で1989年7月より放映されているテレビ時代劇...

鬼平犯科帳_(テレビドラマ)

鬼平犯科帳 > 鬼平犯科帳 (テレビドラマ)テンプレート:ドラマ『鬼平犯科帳』(おにへいはんかちょう)は、池波正太郎の同名時代小説を原作としたテレビ時代劇である。NET(現:テレビ朝日)系とフジテレビ...

鬼嫁日記

曖昧さ回避 この項目ではテレビドラマについて記述しています。その他の用法については実録鬼嫁日記をご覧ください。テンプレート:ドラマ『鬼嫁日記』(おによめにっき)は、2005年10月11日から12月20...

高畑淳子

たかはた あつこ高畑 淳子本名同じ生年月日1954年10月11日(68歳)出生地日本の旗日本・香川県善通寺市民族日本人血液型A型職業女優、声優ジャンル映画・テレビドラマ・舞台・バラエティ活動期間197...

高橋英樹の船長シリーズ

テンプレート:ドラマ高橋英樹の船長シリーズ(たかはしひできのせんちょうシリーズ)は、テレビ朝日系の2時間サスペンスである「土曜ワイド劇場」で放送されていた、テレビドラマシリーズの1つ。2006年からは...

高校聖夫婦

テンプレート:ドラマ高校聖夫婦(こうこうせいふうふ)は、1983年4月19日~9月27日にTBS系列で放送された大映テレビ製作のテレビドラマ。伊藤麻衣子(現:いとうまい子)のドラマデビュー作。目次1 ...

高校生レストラン

高校生レストランジャンルテレビドラマ放送時間土曜ドラマ (日本テレビ)(54分)放送期間2011年5月7日 -放送国日本の旗 日本制作局日本テレビ出演者松岡昌宏吹石一恵神木隆之介川島海荷板谷由夏伊藤英...

高台の家

テンプレート:Portal 文学『高台の家』(たかだいのいえ)は、松本清張の短編小説。『週刊朝日』1972年11月10日号から12月29日号に、「黒の図説」第12話として連載され、1976年5月に短編...

駅路_(小説)

テンプレート:Portal 文学『駅路』(えきろ)は、松本清張の短編小説。『サンデー毎日』1960年8月7日号に掲載され、1961年11月に短編集『駅路』収録の表題作として、文藝春秋新社から刊行された...

駅弁探偵殺人事件

テンプレート:ドラマ『駅弁探偵殺人事件』(えきべんたんていさつじんじけん)は、テレビ朝日系土曜ワイド劇場で放送されたドラマ。目次1 スタッフ2 主演・キャスト3 駅弁探偵殺人事件3.1 サブタイトル4...

風吹ジュン

ふぶき ジュン風吹 ジュン風吹ジュン本名堀川 麗子ほりかわ れいこ生年月日1952年5月12日(71歳)出生地 日本・富山県富山市八尾町血液型B型職業女優ジャンル映画・テレビドラマ活動期間1973年 ...

風の刑事・東京発!

風の刑事・東京発!ジャンル刑事ドラマ放送時間テレビ朝日水曜21時枠刑事ドラマ(54分)放送期間1995年10月18日~1996年3月20日(20回)放送国日本の旗 日本制作局テレビ朝日、東映プロデュー...