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時効警察 | |||||||||
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ジャンル | 刑事ドラマ | ||||||||
放送国 | 日本の旗 日本 | ||||||||
制作局 | テレビ朝日、MMJ | ||||||||
プロデューサー | 横地郁英(テレビ朝日) 遠田孝一(MMJ) | ||||||||
出演者 | オダギリジョー、麻生久美子ほか | ||||||||
音声 | ステレオ放送 | ||||||||
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特記事項: ナレーター:由紀さおり | |||||||||
表・話・編・歴 |
テンプレート:ドラマ『時効警察』(じこうけいさつ)は、金曜ナイトドラマ枠(23:15 - 24:10)(JST)で放送されたオダギリジョー主演のテレビドラマ。ヒロインの麻生久美子は、この作品が民放の連続ドラマ初出演となった。
2006年に放送された第1シリーズは第23回「ATP賞テレビグランプリ2006」ドラマ部門において最優秀賞を受賞。
2007年4月13日より第2シリーズにあたる『帰ってきた時効警察』(かえってきた - )が放映。本項ではこの第2シリーズについても扱う。
テンプレート:ネタバレ
時効(公訴時効)が成立した事件を“趣味で”捜査する総武署時効管理課の警察官・霧山修一朗の活躍を描くコメディミステリ。主人公らの恋愛描写があり、作品紹介では「脱力系コメディー」と表現されている。
いずれも金曜ナイトドラマ枠で放送。但し一部地域は『探偵!ナイトスクープ』放送のため時差放送。
詳しくは金曜ナイトドラマを参照
基本的には、物語の序盤で霧山が興味を持った時効事件の真相を一話かけて解明するという毎回完結の形式を取る。各話で取り上げられる事件に相互の関連はないが、人物やキャラクターの関連した登場が見られる。刑事ドラマとしてのスタイルはコメディーでありながら倒叙物に近い形式である(犯人自体はたいてい予告編で次回のゲストとして紹介される人物の役柄だったり、アリバイや証拠不十分で逮捕されなかった事件発生当時の容疑者だったりとほとんど明かされている状態)。犯人であると着目する理由として、人の動作を見て判断する(便秘である・髪型が変わる・雨が降り出す・メガネが曇る等)。
物語の中には随所に視聴者の笑いを誘う要素がでたらめとも言えるほどに散りばめられており、その中にはちょっとした伏線が含まれていることもあるので細部まで見逃せないものとなっている。この手法は同局のドラマ『TRICK』でも使われている。
また、パロディや昔の映画などを彷彿とさせる表現も多く、この点でも『TRICK』と共通している。
登場人物のほとんどが独特の“ノリ”を持っており奇抜な言動・行動が多い。
番組自体はハイビジョンで製作されているため、基本的にアスペクト比は16:9(ただしHOMEなどの一部地域では超額縁放送)であるが、過去の事件のあらましを振り返るシーンのみは4:3となっている。
総武市をはじめ、西総武市、上総武市、北総武市、総武府中市、羚羊市などを管轄下に置く警察署。「成動協同自主」が署訓であったが、「明朗団結親切」が署訓となった。そして、昼夜を問わず管轄内の安全維持に奮闘している。5階建てという設定だが、1階以外の階は映ったことがなく、更に第2シリーズの最終話では、何故か穴のあいた1階の天井から空が見えていた。署内には刑事課、交通課、鑑識課とともに、時効管理課なる部署が存在しており、霧山はこの時効管理課に所属している。
なお、総武署の所在地は「総武市元官町一丁目七番地一号」とされているが、総武市など総武署の管轄地域は架空の自治体であり、もちろん総武署自体も実在しない。
総武署管轄地域のモデルとなった場所として総武警察署ホームページによれば「犬吠埼や塩砦といった温泉や、総武警察パトカーの乗り物がある遊園地などもあり、レジャーも存分に楽しめます。稀有な名前を持つ店舗が多いのも、この地域の特色。また、多数の飲み処や、雑誌に掲載された飲食店もあり、食文化がめざましく発展しています。教育施設も豊富で、朝日ヶ丘大学や総武女子芸術大学など、ハイレベルな教育機関が存在。有名人も多数輩出し、近年急速に注目度が高まっている地域です。」となっている。
総武警察署と、周辺の警察署管轄内で発生し時効になった事件に関して、資料整理および遺留品の返却をする部署。実際には存在しない。
英名:LIMITATION TASK FORCE
詳細は時効警察の登場人物を参照
この作品の象徴とも言えるアイテム。霧山が事件の真相を解明した際、事件の当事者(基本的に犯人)に渡す「この件は誰にも言いません。」と書かれたカードである。
手渡す際には相手の名前及び霧山の署名が書かれた上で、霧山の認印が押される(回によっては霧山と三日月の連名で、2人の認印が押される場合もある)。多くは時効を迎えているので、霧山の捜査はあくまで趣味であり、「事件の真相を知るのが目的であること」及び「真相については誰にも口外しないこと」が保証される。が、もちろん持っているからといって何か特別なことが起こるようなものではない。
このカードは霧山が個人的に製作したもので、自宅や署内のロッカーに大量のストックが存在することが劇中で明らかになっている。文面は共通だが外枠に色のバリエーションがあり、毎回異なる色のカードが登場する。また、渡す相手によってたびたびカード形態を変化させている(下記参照)。なお、時効になっていない事件でこのカードをもらったのは第2シリーズ終了時点で1人だけである。
『時効警察』のホームページ内にある霧山の日記には、この「誰にも言いませんよ」カードのPDFファイルが各話別に用意されており、厚紙にプリントすることで劇中のカードを色使いまで忠実に再現することができる。また、DVDには「誰にも言いませんよ」カード9枚が初回封入特典としてついている。
「誰にも言いませんよ」カードのバリエーション総武警察署は「そーぶくん」という独自のマスコットを持っており、番組では劇中のみならず、スポンサーの紹介などいたる所に登場する。そーぶくんのデザインは警視庁のマスコット「ピーポくん」に酷似しているが、頭の角がピーポくんの1本に対しそーぶくんは2本であること、ピーポくんの全身がオレンジ色・頭部が水色という配色が逆転していること(そーぶくんは全身が水色・頭部がオレンジ色)、目が点状となっていることなど、いくつかの相違点がある。総武警察署ホームページでは家族としておじさん・おばさん・いとこが紹介されているが、なぜか両親や兄弟の存在は示されていない。なお、中学時代はテニス部で活躍していたらしい。
第1シリーズ第一話にて又来が購買部の横の廊下で拾ったもので、時効管理課全員でじゃんけんをして負けた霧山が記入させられた。その後三日月がそれをこっそり拝借し(三日月は「ガメる」という表現を使う)、妻の欄に自分の名前を書いて一人悦に入ったりした。その後の話でもたびたび登場し、三日月の妄想をかき立てる。第1シリーズ最終回では三日月が霧山と自分の印鑑まで捺印するに至ったが、ある時風に飛ばされて紛失してしまい、三日月は悲嘆に暮れる。しかし、第1シリーズラストにて再び又来によって新しい婚姻届が拾われ、じゃんけんで負けた霧山が記入するという光景が繰り返されることとなった。なお、その新しい婚姻届(婚姻届2)は再び三日月の手に渡った。ちなみに、霧山が婚姻届に記入をするとき、三日月の目には婚姻届が輝いて見えるようである。
総武警察署員の制服は一般的な警察官と同じ濃紺のものだが、時効管理課課員と三日月の5人(第2シリーズでは真加出を加え6人)に限り、なぜかコスプレグッズのような明るい青色のものを着ている(三日月のもののみ他より色合いが鮮やかである)。この色違いの制服は三日月も着ていることから時効管理課に限ったものではなく、かと言って時効管理課以外の署員で着ているのは三日月ただ1人ということもあり、どのような理由で差異が生じているのかは定かでない。三日月に至っては、第1シリーズの四話・五話ではネクタイではなくなぜかリボンをしている。
物語内ではほぼ毎回のように奇妙な張り紙が貼られた場所が登場する。書かれている内容も特にストーリーとは無関係ではあるが凝ったものばかりであり、そのあまりのシュールさは視聴者の笑いを誘う。
時効管理課にかかっている黒板には、毎回様々なことが書かれている。その日の時効件数や「STOP the 時効!」といった標語など。中でも目を引くのは「十文字正正…」という記録。これは又来が十文字に思い切り叩かれた回数を記録したもので、回を追うごとに増えている。ただし『帰ってきた - 』では、思い切り叩かれかけた所を上手く又来がよけたため、誰か(おそらく真加出であろう)が早とちりしてつけたと思われる記録1回分を真加出が消している。
登場人物が使う携帯電話は、関東地区でスポンサーを務めるNTTドコモが放送開始当時に最新機種としてリリースしたFOMA 902iシリーズである。特に霧山が使う携帯電話は、演じるオダギリジョー自身がCMキャラクターを務めるF902iとなっており、放送枠内では同機種のCMが流れた(関東地区の場合)。また、着信音も作品のメインテーマや悲鳴など一風変わったものが使われたこともある(第1シリーズのみ。第2シリーズは普通の着信音で統一)。
「いつでも捨てられる紙袋の方がすき」という理由だけで使用する真加出のアイテム。そのロゴは日本産の煙草の銘柄である。
この番組では、話数表示に漢数字が使われている。視聴率は、関東地区・ビデオリサーチ調べ
平均視聴率10.1%。
各話 | サブタイトル | ゲスト | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
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第一話 | 時効の事件には、おいしいご飯の湯気が似合うと言っても過言では無いのだ | 東ちづる | 三木聡 | 9.7% | |
第二話 | 偶然も極まれば必然となると言っても過言ではないのだ! | 池脇千鶴 | 12.1% | ||
第三話 | 百万人に無視されても、一人振りむいてくれれば人はしあわせ…じゃない? | 緒川たまき | 岩松了 | 8.3% | |
第四話 | 犯人の575は崖の上 | 永作博美 | 園子温 | 11.2% | |
第五話 | キッスで殺せ! 死の接吻は甘かったかも? | 奥菜恵 | 高山直也 塚本連平 | 塚本連平 | 10.8% |
第六話 | 恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第[1] | 森口瑤子 | 園子温 | 9.2% | |
第七話 | 主婦が裸足になる理由をみんなで考えよう! | 葉月里緒奈 | 岩松了 | 塚本連平 | 11.2% |
第八話 | 桜咲く、合格通知は、死への招待状? | 櫻井淳子 | ケラリーノ・サンドロヴィッチ (共同脚本:山田あかね) | 8.4% | |
最終回 | さよならのメッセージは別れの言葉とは限らないと言っても過言ではないのだ! | りょう | 三木聡 | 10.1% |
平均視聴率12.0%。
各話 | サブタイトル | ゲスト | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第一話 | 嘘は真実を食べる怪物だと言っても過言では無いのだ! | 麻木久仁子 | 三木聡 | 12.8% | |
第二話 | 好きな理由よりも嫌いな理由の方がハッキリしてると言っても過言では無いのだ! | 市川実和子 | 11.9% | ||
第三話 | えっ!? 真犯人は霧山くん!?[2] | 杉本彩 | 園子温 | 10.9% | |
第四話 | 催眠術は、推理小説にはタブーだと言っても過言ではないのに… | ともさかりえ | ケラリーノ・サンドロヴィッチ | 11.4% | |
第五話 | 幽霊を見ても決して目をそらしてはいけないのだ | 鶴田真由 | 吉田玲子 麻生学 | 麻生学 | 11.0% |
第六話 | 青春に時効があるか否かは熊本さん次第! | 西田尚美 | 園子温 | 13.5% | |
第七話 | ごく普通の主婦がイノシシと間違えられるには、それなりの理由があったのだ! | 国生さゆり 由紀さおり | 山田あかね | 安見悟朗 | 11.7% |
第八話 | 今回、三日月が大活躍する理由は深く探らない方がいいのだ! | 松田美由紀 加藤治子 | オダギリジョー[3] | 11.2% | |
最終回 | 振り返らずに別れるか? 最後にもう一度振り返って別れるか? それが問題だと言っても過言ではないのだ! | 室井滋 | 三木聡 | 13.5% |
ドラマのエンディングに出てくる「このドラマはフィクションであり、登場人物、団体名等は全て架空のものです」のテロップでは、“フィクション”にかけた駄洒落を含む前置きが毎回付けられている。なお、第1シリーズ最終回では劇中の小ネタに沿った文章に変更されている。
時効警察また、オープニングではドラマの放送開始時間である11:15をさした鳩時計の映像が時差放送局も含めて流れている。KHBでは独自のエンドテロップ(時効警察終)に1:10の時計が描かれていた。
テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
着信アリ (2005.10.14 - 2005.12.16) | 時効警察 (2006.1.13 - 2006.3.10) | てるてるあした (2006.4.14 - 2006.6.23) |
特命係長・只野仁(3rdシーズン) (2007.1.12 - 2007.3.16) | 帰ってきた時効警察 (2007.4.13 - 2007.6.8) | スシ王子! (2007.7.27 - 2007.9.14) |
テンプレート:金曜ナイトドラマ
zh:时效警察
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