車のCDプレーヤーから動かないCDを取り出す方法

車のダッシュボードに取り付けられたCDプレーヤーは、CDが動かなくなったときに独特の問題を引き起こす。車本体に取り付けられているため、プレーヤー本体を取り外して分解しない限り、ある角度からしかCDを操作したり、つついたりすることができないのだ。したがって、車の中でCDが動かなくなるのは、特に厄介な問題だ。幸いなことに、このよくある頭痛の種には、さまざまなDIY修理法が存在する。ただし、これらの修理方法の中には、不適切な方法で行うと、プレーヤー（またはCDが詰まっている部分）を傷つけてしまうものもあるので注意してください。この記事のアドバイスは、自動車の専門家の意見に代わるものではありません。まずは以下のステップ1をご覧ください。

方法1

電源ボタンとイジェクトボタンを使う

1. 車の電源を切ります。CDプレーヤーの中には、他の方法でCDを取り出せない場合に、CDを取り出すために特別に設計された「強制イジェクト」機能を備えているものがあります。この方法は、CDプレーヤーをいじる必要がないため、ここから始めるのが賢い方法です。まず、車のエンジンを切ってください。
2. 車の電源が切れている間に、電源ボタンとイジェクトボタンを押したままにします。CDプレーヤーの電源ボタンとイジェクトボタンを同時に押し、約10秒間押し続けます。ステレオに「強制イジェクト」機能が付いている場合、CDが吐き出されるはずです。
3. これがうまくいかない場合は、車を発進させてもう一度試してください。CDプレーヤーの中には、車の電源が切れていると機能しないものがあります。このようなプレーヤーは、走行中に電源ボタンとイジェクトボタンを長押ししてみてください。
4. プレーヤーのマニュアルを参照してください。電源＋イジェクトボタンの組み合わせは、一般的な "強制イジェクト "コマンドのひとつですが、多くのCDプレーヤーでは、動かなくなったCDをイジェクトするために異なるボタン入力を必要とする場合があります。CDプレーヤーをお持ちの場合は、CDプレーヤーの取扱説明書をご覧ください。取扱説明書には、CDを取り出すのに役立つこの機能や他の機能に関する情報が記載されているはずです。

方法2

余ったCDを使う

1. 空白のCDや使い道のないCDを手に入れる。この方法は、2枚目のCDをプレーヤーに挿入することになるので、大切なアルバムを傷つけないためにも、空白のCDか、どうでもいいCDを用意しましょう。

   • CDプレーヤーの電源を入れてください。車のエンジンをかける必要がある場合は、車のエンジンをかけ、CDプレーヤーの電源を入れる。
   • 注意：この方法は、この記事の他のいくつかの方法と同様に、スタックしたCDやプレーヤー自体を損傷する危険性があります。CDプレーヤーに異物を挿入するときは注意してください。CDプレーヤーを損傷する心配がある場合は、CDプレーヤーを停止し、専門家に相談してください。
2. 2枚目のCDをスロットに1インチ(2.5cm)ほど深く入れます。あなたのCDは、動かないCDの上にあるはずです。運が良ければ、動かなくなったCDが手元のCDの下に滑り落ちるのを感じられるでしょう。
3. イジェクト」ボタンを押し、CDをゆっくりと動かしてください。こうすることで、プレーヤーがCDを取り出すために使うメカニズムに対して、動かないCDに牽引力を与えようとしているのです。 動かないCDが取り出し始めるのを感じたら、2枚目のCDとCDスロットの端に挟まれないように注意してください。

   • それでもうまくいかない場合は、ブランクCDを詰まったCDの下に入れ、そっと上にこじ開けるように繰り返します。CDプレーヤーは、その正確な排出メカニズムに違いがあるため、下向きに圧力をかけるよりも、上向きに圧力をかけた方が、詰まったCDをうまく排出できる場合があります。
4. 本体に圧力をかける。時には、ユニット自体に圧力を加えることで、動かないCDを牽引することができます。プレーヤーがダッシュボードの上面近くに取り付けられている場合は、プレーヤーの上にあるダッシュボードの領域を押すか、優しく、しかししっかりと叩きながら、この方法の手順を繰り返すと成功する場合があります。

   • ダッシュボードを叩いて成功した人もいますが、センターコンソールのデリケートな部品を傷つける可能性があるので、CDプレーヤーとダッシュボードの上面の間にGPSなどがある車にはお勧めできません。

方法3

電気的リセットを行う

1. ラジオのプリセットやオーディオ設定をメモしておく。この方法は、CDプレーヤーの電源が入らなくなり、CDを取り出せない場合に有効です。この方法では、CDプレーヤーへの電気供給を切断し、再接続する必要があります。ほとんどのCDプレーヤーでは、設定したラジオのプリセットが消去され、個人のオーディオ設定がデフォルトにリセットされることを意味します。車で音楽を熱心に聴く人は、個人設定を録音しておくと、後で簡単に復元できます。
2. 車のエンジンを切り、ボンネットを開けます。車の電気系統を操作したり変更したりするときは、感電死の危険がないことを確認することが重要です。車のエンジンを切り、イグニッションからキーを抜き、ボンネットを開けてバッテリーにアクセスします。
3. バッテリーのマイナス端子車のバッテリーのマイナス端子は黒く、プラス端子は赤く塗られています。慎重にマイナス端子を外します。端子によっては、ワイヤーの接続を外す前に、小さなレンチやプライヤーでナットを緩める必要がある場合があります。
4. 10秒待ってから、端子を再接続します。端子を再接続した後、車の電源を入れ、通常通りCDを取り出します。CDプレーヤーの電源を一度抜いてから再接続すると、CDプレーヤーが工場出荷時の状態に「リセット」され、イジェクト機能が回復する場合があります。
5. それでもCDプレーヤーの電源が入らない場合は、.多くの場合、車のヒューズボックスは、ダッシュボードの運転席側のどこかにあるパネルの後ろにあります。バッテリーを外し、ヒューズボックスの保護カバーを取り外し、取扱説明書を参照しながら、CDプレーヤーのヒューズが切れている可能性がある場合は交換してください。

方法4

テープ付きナイフまたは棒を使用する

1. 感電の危険を減らします。この方法では、長くて平らなナイフなどをCDプレーヤーに直接差し込みます。金属製のナイフは電気を通すので、木やプラスチックでできたもの（たとえばアイスキャンディーの棒など）があれば、それを使ってください。そうでない場合は、CDプレーヤーからすべての電源を切り離し、電荷が取り除かれていることを確認してください。車とCDプレーヤーの電源を切り、車のバッテリーのマイナス端子を外します。

   • 注意：この記事で説明した他の方法と同様、この方法には、動かないCDやCDプレーヤー本体を損傷する危険性があります。ご自分の財産を危険にさらしたくない場合は、訓練を受けた自動車の専門家に車を預けてください。
2. パテナイフ（または同様のもの）の先にテープ（粘着面を表にして）を巻きつける。ゴリラテープのような強力なテープを使うとよい。パテナイフは一般的に先が細くなっているので、テープをきつく巻いても端から滑り落ちることはない。アイスキャンディ・スティックのように先が細くなっていないものを使う場合は、テープを対象物に貼り付け、数回巻き付け、テープにひねりを加えてさらに数回巻き付け、テープが対象物に十分に固定されていることを確認する必要があるかもしれない。
3. ナイフの片面に薄い紙を貼る。ナイフ（またはスティックなど）が粘着テープで覆われているため、CDプレーヤーに挿入するのが難しい場合があります。この作業を簡単にするために、ナイフの片面を紙で滑らかにします。プリンター用紙や画用紙をナイフに貼り付けます。ナイフの大きさと形に合うように、紙をはさみで切り取る。
4. 粘着面を下にして、CDプレーヤーにナイフを差し込む。ナイフを微妙に動かして、CDの上部を探します。 テープがCDにくっつくように軽く押さえる。ナイフがCDにくっついたと感じたら、そっと持ち上げてCDを取り出そうとする。

方法5

プラスチックカードとドライバーを使う

1. 感電の危険を減らす。上記と同様に、CDプレーヤーからすべての電源を切り離し、電荷が取り除かれていることを確認する。車とCDプレーヤーの電源を切り、バッテリーのマイナス端子を外します。

   • 注意：この方法を誤ると、CDやCDプレーヤーに傷や損傷を与える可能性があります。いつもと同じように注意してください。疑わしい場合は、自動車修理の専門家にお問い合わせください。
2. 運転免許証やクレジットカードのような、硬いプラスチックカードを手に取る。この方法には、薄くても丈夫なカードが必要です。失くしたり壊れたりしたときのために、できれば重要でないものを。カードの片面、2つの細い端の端近くに両面スコッチテープを貼り付ける。

   • あるいは、片面テープを使って、テープをカードに貼り付け、ひねってからカードに数回巻きつけてもよい。
3. 茎の細いマイナス・ドライバーを使う。この方法は、上記のパテナイフの方法と似ているが、ドライバーを使ってカードをCDに貼り付ける補助をするという点で異なる。かなり短くて細いマイナスドライバーが必要です。CDスロットに部分的に差し込む必要があるので、できるだけ細いドライバーを使う。
4. カードをCDの上にあるスロットに挿入する（粘着面を下にして）。カードがCDの上に入り、1⁄2～3⁄4インチ（1.3～1.9cm）入るまでCDにくっつかないように、ドライバーでカードを誘導する必要があるかもしれません。
5. カードを挿入した状態で、ドライバーをカードの上にスライドさせる。ドライバーでカードを軽く押さえる。 そうすると、カードの下側のテープが、動かないCDの上側にくっつくはずです。
6. ドライバーを外し、ゆっくりとカードを引き抜く。 運がよければ、CDがカードと一緒に出てくるはずです。そうでない場合は、前の手順を繰り返してください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Remove a Stuck CD from a Car CD Player 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。