購入前に中古車をチェックする方法

中古車の購入は混乱しがちで、考えなければならないことがたくさんあり、圧倒されそうになることもあります。しかし、そのように感じる必要はありません！中古車を購入する前に、時間をかけて外装、内装、ボンネットの下をチェックし、大きな問題がないことを確認しましょう。試乗して、路上でのハンドリングを確認しましょう。最後になりますが、最終決定を下す前に、その車の履歴を確認し、妥当な価格を交渉しましょう。

方法1

外装のチェック

1. 車をチェックする前に、平らな場所に駐車する。平らな場所で車を点検することで、足回りに異常がないか、たるみがないかを確認することができる。また、タイヤの状態も確認しやすくなる。

   • パーキングブレーキをかけ、前輪を左に回すと車が動きにくくなる。
2. 塗装にサビやへこみ、キズがないか。塗装の状態が見えるように、車はきれいにしておく。車の側面を端から端まで見て、塗装が粗雑であることを示すうねりがないか確認する。パネルとパネルのつなぎ目の縁を指でなぞり、マスキングテープの残りによるざらつきを探す。

   • 車の塗装やボディのさび、傷、へこみはエンジンの性能には影響しないが、車の買い取り額には影響する。
3. 車のトランクを開けて、まだ良い状態であることを確認する。錆や水濡れの跡がないこと。トランクの内側にひび割れや穴など、損傷を示すような磨耗や破損の跡がないか確認する。

   • トランクが簡単に開き、しっかりと閉まることを確認してください。
   • サビや擦り傷のような損傷は、外観上のものである可能性があります。しかし、深刻なサビ、ひび割れ、穴は、車の性能やトランク自体の完全性に影響を与える可能性があります。
4. タイヤが摩耗していないかチェックする。タイヤは均等に磨耗していて、マッチしていなければなりません。タイヤの表面を見て、アライメント不良を示すフェザリングや不均一な摩耗がないか確認する。アライメント不良は、ステアリング/サスペンション部品の摩耗やフレームの損傷によって引き起こされる可能性があり、車両の性能に影響を与えます。

   • アライメント不良や溝の少ないタイヤは、運転に危険を及ぼす恐れがあります。
5. 排気装置と足回りに錆びや損傷がないか点検してください。排気装置に黒い斑点がある場合は、漏れを示している可能性があるため、探してください。フレームやユニボディに損傷や錆がないか、時間をかけて点検してください。

   • サビが見られたとしても、必ずしもその車を購入すべきではないというわけではありません。しかし、それはあなたが支払う価格に影響を与える可能性のある摩耗や損傷を示しています。
   • 小さな亀裂や穴を含むかなりの量の錆は、エキゾーストがあき、高価な修理が必要になる危険性が高くなる可能性があります。
   • 排気システムのへこみやひび割れなどの損傷は大きな赤信号です。修理代を支払う覚悟がない限り、排気装置に損傷のある車を購入しないこと。

   ヒントエンジンが冷えているときに、指で排気をチェックする。油っぽい汚れは、重要で費用のかかる問題があることを意味する。
6. フレームに損傷のある車は避ける。フレームの損傷は、たとえ修理されていたとしても、中古車の寿命を大きく縮める。足回りと、フロントフェンダーをつなぐ部分、ラジエーターの上部を支える部分をチェックしよう。溶接されている場合もあれば、ボルトで固定されている場合もある。ボンネット内のフェンダー上部のボルトの頭を点検する。フレームが損傷または修理されている車は、フレームが損傷していない車よりも早く壊れる可能性が高い。

   • フェンダーが交換されたか、あるいは衝突の後に再調整されたことを示す可能性のある傷跡を探す。

方法2

ボンネットの中を見る

1. 車のボンネットを開けて、損傷の痕跡を探す。エンジンが冷えているときにボンネットの下をチェックし、へこみ、ひび割れ、さび、明らかな損傷の兆候を探します。これらはすべて、その車が整備不良であるか、損傷しているか、運転するには安全でないかの兆候である可能性があります。車のボンネットが簡単に開き、開いたままになるように支えられていることを確認する。

   • ボンネットを開け閉めして、簡単に手が届き、しっかりと閉まることを確認する。
2. ホースやベルトに損傷がないか点検する。ひび割れや、ほつれや変色のような明らかな摩耗の兆候があってはならない。タイミングベルトの状態には細心の注意を払う。ラジエターホースが柔らかくなっていないこと。

   • 摩耗したり損傷したベルトは切れることがあり、交換には高額な費用がかかります。
3. 漏れがないか、腐食していないか点検する。エンジン・ブロックに焦げ茶色のオイル染みがない か点検する。これはガスケットからの漏れを示し、将来高価な修理につながる可能性があります。フルードレベルが空になっていないか確認する。

   • 液体保持タンクが空になっている場合は、売り手にその理由を尋ねてください。液漏れの兆候かもしれません。修理代を支払う気がない限り、液漏れのある車は購入したくない。
4. オイルキャップのネジを緩めて外す。オイルキャップはエンジンの上部にあり、オイル缶の小さな絵が描かれている。内側に泡が残っている場合は、ヘッドガスケットが漏れていることを示している。ヘッドガスケットは複雑で高価なエンジン修理である。ガスケットが損傷している車には近づかない方がよい。

   • キャップは必ず最後までねじ込んで交換してください。
5. トランスミッションディップスティックを引いてフルードをチェックする。トランスミッションのフルードは、ディプスティックの端にあるリングを引っ張って取り外すことで確認できます。フルードはピンクか赤でなければなりません。また、エンジンが作動しているときでも、フルードが満たされていなければなりません。

   • フルードの色が適切でなく、焦げた臭いがする場合は、液漏れかトランスミッションが損傷している可能性があります。売り手がトランスミッションに問題がある可能性を明かさなかった場合も赤信号だ。その車の購入を再検討するか、購入前に資格のある整備士に見てもらった方がいいかもしれません。
   • 古い車は、トランスミッションフルードが黒ずんでいることがありますが、焦げたように見えたり、焦げたような臭いがすることはありません。

方法3

内装を点検する

1. 車内に座る。車内に座って気に入ったことを確認する。シートや内張りに破れ、裂け、シミ、その他の損傷がないか確認する。

   • シートが調整でき、機能的であることを確認する。
2. エアコンをオンにして、作動していることを確認する。暖房と冷房をオンにして、温度制御をテストする。ファンの回転数を強と弱で回し、正常に作動していることを確認する。
3. フロンが最後に補充されたのはいつなのか、ディーラーまたは販売者に尋ねてください。フロンとは冷媒のことで、エアコンの冷気を吹き出させるものです。車は一般的に2-3年ごとに冷媒を追加する必要があり、あなたが中古車をチェックしているので、それはフロンレベルが低い可能性があります。車の売り手に、最後に冷媒を補充したのはいつかを尋ねると、近い将来、冷媒を補充するためにお金を払う必要があるかどうかの目安を知ることができます。

   • また、フロンが漏れていないか、何か問題がないかも尋ねてみましょう。
   • 売り手が車両履歴報告書を持っている場合、それは車が冷媒を追加した最後の時間が記載されている必要があります。
4. 車のオドメーターで走行距離を確認する。ダッシュボードには、車で走ったマイルを追跡する数字があります。走行距離は車の年数を示すので、これは重要である。平均して、普通のドライバーは年間10,000～15,000マイル（16,000～24,000km）走行する。車は時間だけでなく、走行距離によっても古くなる。

   • 走行距離が非常に少ない10年落ちの車を買っても、その車の状態が良いとは限りません。
   • 年式が古く、走行距離が少ない場合は、その車が主に何に使われていたかを売り手に尋ねてみよう。例えば、1週間おきに食料品を買いに行くだけのおばあちゃんが使っていた車なら、スピードを出すのが好きなティーンエイジャーが以前所有していた車よりも消耗が少ない可能性が高い。
5. 車にコンピューターが搭載されているかどうかを調べる。コンピューター・コード・リーダーを使ってエラーをチェックすることができる。コードリーダーをダッシュボードかステアリングホイールの下にあるポートに接続する。

   • コードリーダーは自動車用品店で購入できます。
   • オンボードコンピューターが搭載されている車の場合、車を発進させたとき、キーを回したとき、またはスタートボタンを押したときの警告に注意してください。
6. インジケーターランプやディスプレイランプが機能していることを確認する。ウインカーやハザードランプだけでなく、センサーやエラーアラートも動作可能であることを確認する。バックカメラやデジタル表示付きステレオが装備されている場合は、それらが作動するかどうかを確認する。

   • 売主にそれらの電源を入れてもらい、車外から動作するかどうかを確認する。

方法4

試乗する

1. 最終的な決断を下す前に、試乗してみましょう。これはおそらく、車の状態を知るための最良の方法の一つである。したがって、買い手は決断を下す前に、まず試乗するよう努力すべきである。

   • 売り手に同乗してもらえば、運転しながら車について質問することができるし、あなたが車を持って走り去るのを心配することもない。
   専門家のアドバイス

   プロのオートブローカー

   ブライアン・ハンビーは、カリフォルニア州ロサンゼルスにある信頼できる自動車ブローカー、Auto Broker Clubのオーナーである。車への情熱と、自動車ディーラープロセスを買い手側に立ってカスタマイズする独自の才能から、2014年にオート・ブローカー・クラブを設立。1,400件以上の取引を成立させ、90％の顧客維持率を誇るブライアンの焦点は、透明性、適正価格、世界クラスのカスタマーサービスを通じて、自動車購入体験を簡素化することである。

   
   プロの自動車ブローカー

   大きな問題がないことを確認するために、さまざまな速度で車を試乗します。試乗の際は、平坦な道を時速15～20マイルで走り、ハンドルから手を少し離します。車が左右に引っ張られる場合は、アライメント調整が必要なだけかもしれませんし、もっと大きな問題の兆候かもしれません。また、高速道路やフリーウェイに車を乗り入れ、時速60マイル程度まで上げて車がふらつかないことを確認してください。ふらつくようなら、タイヤのバランスが崩れている可能性がある。
2. ブレーキがきちんと効いているかを確認するために、ブレーキを踏み込む。急減速するほどブレーキを強く踏み込みますが、滑るほどではありません。交通量のない場所で時速30マイル（48 km）前後で試してみてください。ブレーキペダルから振動を感じたり、キーキー音や異音が聞こえたりしてはいけません。

   • 脈打つようなブレーキは、ローターを再研磨するか交換し、新しいパッドを取り付ける必要があることを示しています。
   • ブレーキを踏んでもクルマが振れない。これは、ブレーキキャリパーの不良やステアリング部品の摩耗が原因である可能性があります。
3. 異なる速度で小さな揺れがないかチェックする。小さな速度差でのわずかな動揺は、機械部品の方向での摩耗を意味し、修理に費用がかかる場合があります。これは、フロントタイヤの偏摩耗と一緒に起こる可能性があります。

   • 90度曲がるときに、音、トレパイド、ポンコツ音がしないかチェックしてください。

   ヒント：時速45マイル（72 km/h）、時速55マイル（89 km/h）、時速65マイル（105 km/h）、時速75マイル（121 km/h）でテストしてください。

方法5

決断する

1. 車のサービス履歴レポートをチェックする。それによって、その車の性能、修理、問題点に関する情報が得られる。理想的なのは、現在の所有者が、そのクルマに整備が必要だった時期を記録しており、その情報を快く見せてくれることである。

   • 過去の事故や否定的な経験のために中古車が販売される場合もある。
   • 自宅で整備していたため、整備記録がない車もあるが、売り手に交換部品の領収書があるかどうか尋ねれば、修理した箇所を確認できる。
   • 販売員や車を売ろうとしている人に車の履歴を要求する。
2. クルマに詳しい人を同伴してクルマを点検してもらう。自動車に詳しい信頼できる友人を同伴し、不明な点を確認してもらうのがよい。自動車業界に信頼できる友人がいない場合は、整備士にお金を払って点検を依頼することもできる。その整備士が良い評価を受けていることを確認し、その車がレモンであると思わせるような詐欺に遭わないようにする。
3. 車の価格を交渉する。車の質にもよりますが、自由に価格を提示してください。それが妥当なオファーであることを確認してください。現在どんなに良い車であっても、将来はメンテナンスが必要になり、時間の経過とともに価値が下がることを忘れないでください。

   • 例えば、ディーラーが15,000ドルを提示している場合、10,000ドルを提示してはいけません。万ドル以上の車なら、少なくとも1500ドルの値引き交渉を試みる。
   • 価格交渉のベースには、ケリー・ブルー・ブックのような業界標準の価格モデルを使いましょう。

   ヒント：車の見栄えの悪い部分を利用する。もしその車があなたの探している色でなければ、ディーラーにこう伝えよう。"この車はとても気に入っているのですが、緑色なのが気に入らないのです。ディーラーは、あなたがその車を欲しがっていることを察知し、その車に乗せる方法を見つけるだろう。
4. 個人販売業者から購入する場合は、すべてを記録すること。ペン、紙、携帯電話を持参すること。車を点検する際、破損しているものや交換が必要なものはすべて記録しておくこと。

   • 売り手によっては失礼だと思い、あなたに売らないと決めるかもしれません。しかし、あなたが決断を下す際には、可能な限り情報を得る必要がある。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 中古車を買う前にチェックする方法 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。