車のシガーライターの修理方法

車内でタバコを吸わない人でも、携帯電話の充電器などを接続するために、シガーソケット（新型車では、実際にタバコに火をつけるための「ボタン」さえ付いていないことが多い）を使っていることだろう。ライターソケットが作動しなくなった場合、最も考えられる原因はヒューズ切れで、簡単に交換できる。それが問題でない場合は、ソケット自体をテストし、他のいくつかの簡単なトラブルシューティングを試してみてください。

方法1

切れたヒューズを交換する

1. 取扱説明書でシガーライターのヒューズパネルを探します。あなたの車にはおそらく複数のヒューズパネルが異なる場所にあるため、必要なパネルを見つけるには取扱説明書を頼りにしてください！ヒューズパネル」や「シガーライター」といった用語を索引から探し、適切なパネルを特定します。紙やオンラインの取扱説明書がない場合は、自動車メーカーのウェブサイトを検索するか、カーディーラーに問い合わせてください。

   • 一般的なヒューズパネルの位置は、ボンネットの下、ハンドルの下、トランクなどです。
2. パネルのカバーに記載されている凡例を参考に、ライターのヒューズを特定します。正しいヒューズパネルを見つけたら、プラスチックのカバーまたは蓋を外します。フタやカバーを外したら裏返し、ボックス内のすべてのヒューズを示す凡例（図）を確認します。凡例で「シガーライター」（または同様のもの）と書かれているものを見つけ、パネル内の対応するヒューズを探します。

   • フタやカバーの外し方がわからない場合は、取扱説明書を参照してください。凡例が欠けていたり、汚れで見えにくくなっていたり、判読が困難な場合も同様にしてください。
3. (マルチメーターでヒューズのテスト（導通）を行います。マルチメーターの黒いテストリードを「COM」ジャックに差し込み、赤いリードを「VΩ」、「VΩmA」などと表示されたジャックに差し込みます。通常は音波のようなシンボル [ ))) ] で示されます。］プローブの先端をシガー・ライターのヒューズの露出部分の一端に、もう一方の端に2本目のプローブを接触させます。

   • 必ずマルチメーターの取扱説明書に従ってください。デバイスによっては、ビープ音が鳴ったり、点滅したり、点灯したり、導通を示す表示が出たりします。
   • 導通がない場合、ヒューズが切れており、交換が必要です。
   • 導通している場合、おそらくヒューズはシガーライターの問題ではありません。念のため、この時点でヒューズを交換してください。
4. パネルに付属の工具があれば、それを使ってヒューズを引き抜きます。ヒューズパネルには、基本的に短いプラスチックのピンセットのような取り外しツールが付属していることが多い。ピンセットでヒューズの上部をつかみ、まっすぐ引き抜きます。

   • パネルに取り外し工具が入っていない場合は、家庭用のピンセットか、工具箱にあるニードルノーズプライヤーを使ってください。
   • 取り外したヒューズは、半透明の引き抜いた歯のように見えるでしょう。ヒューズ内部のワイヤーは断線しているか、黒くなっているか、あるいはその両方である可能性が高い。
5. パネルまたは自動車部品店で、適合する交換用ヒューズを見つけます。予備のヒューズがいくつか入っているパネルもあります。その場合は、サイズ、色、ラベルが完全に一致するスペアを選んでください。たとえば、シガレットライターは通常、上部に「20A」と印刷された20アンペアヒューズを使用しています。スペアがない場合は、切れたヒューズを自動車部品店に持ち込み、正確な代替品を購入する。

   • 自動車用ヒューズは安価で、通常1個1～2米ドルしかしない。万が一「不発弾」が出てしまった場合に備えて、数個の代替品を購入しておこう。
   • 必ずパネルにある予備のヒューズを使用すること！
6. 新しいヒューズを指でしっかりと押し込みます。新しいヒューズの2本の突起（歯に例えると「根」）を、正しいヒューズスロットの穴に合わせます。新しいヒューズが所定の位置に収まるよう、十分な圧力でまっすぐ押し下げます。正しく固定されると、周囲のヒューズと均等になります。

   • ヒューズを正しく並べるのが難しい場合は、取り外しツールを使ってヒューズの位置を決めます。それでも、ヒューズを固定するために指で押さえる必要があります。
7. マルチメーターでヒューズをテストし、ライターソケットを試してください。先ほどと同じように、マルチメーターでもう一度導通テストを行います。マルチメーターが点灯したり、ビープ音が鳴ったり、導通を示すはずです。そうであれば、車のシガーソケットを試してみて、正常に動作していることを確認します。導通していれば完了です！

   • 導通していない場合は、新しいヒューズを抜き取り、別のヒューズに交換してみてください。それでもうまくいかない場合は、ほぼ間違いなく配線に問題があり、免許を持った整備士に修理を依頼する必要があります。

方法2

ソケットのテスト

1. ソケットがそのようにしか動作しない場合は、車の電源を入れます。シガーライターが、電源ソケットとしてだけ機能するのではなく、実際にタバコに火をつけるためのものである場合、車が走っているときにしか作動しない可能性があります。車両が停止しているときにソケットが作動するかどうかは、取扱説明書で確認してください。

   • 車両が停止しているときにソケットが動作するかどうかがわからない場合は、テスト中に車両の電源を入れてください。
2. 直流電圧をテストするように調整します。マルチメーターの説明書に従いますが、ダイヤルを「20 DCV」（最大20ボルトの直流電圧をテストする）に合わせます。シガー・ライターは12ボルトのカー・バッテリーから作動しているため、正確な測定値を得るためには、常に「切り上げ」（この場合は20ボルトに切り上げる）を行う必要があります。

   • マルチメーターには、直流電圧を示す記号が表示されていることがあります。通常は、大文字のVとそのすぐ上の3つのハイフン[ --- ]、そしてそのすぐ上の実線の水平線[ - ]です。
   • 製品の説明書に基づいて、プローブのリード線がマルチメーターに正しく差し込まれていることを確認してください。一般的には、黒のリード線は黒の "COM "ソケットに、赤のリード線は赤の "V "ソケットに差し込みます（赤の "A "ソケットはアンペアをテストするため、ここでは結果を出しません）。
3. ソケットの底と側面にプローブを当ててテストする。赤のプラス（＋）プローブをソケットに刺し、ソケット底部の金色の接点に先端を接触させる。次に、黒色（マイナス）のプローブの先端を、ソケットの内側側壁のどこかに接触させる。プローブを固定したまま、マルチメーターの表示を確認します：

   • クルマの電源がオフで、ソケットが正常に動作していれば、12ボルトかそれに近い数値が表示されるはずです。クルマの電源が入っておらず、ソケットが正常に機能している場合、読み出し値は12ボルトかそれに近いはずです。クルマの電源が入っている場合、読み出し値は14ボルトに近いかもしれません。
   • 読み取り値が12ボルトを大幅に下回る場合、そして間違いなくゼロの場合、ソケットの修理や交換が必要です。
4. 故障したライターソケットを自分で交換するか、プロに依頼してください。車の取扱説明書を見ながら、DIYにそこそこ慣れている人であれば、故障したソケットを取り外し、修理または交換することは可能です！しかし、ソケットを取り外すために内装パネルを外し始める前に、自分の技術にどれだけ自信があるか自問してみてください。免許を持った整備士に作業を依頼するのは、まったくもって合理的（そしておそらくより安全）です。

   • 自分でソケットを修理する場合は、まずクルマのバッテリーを外してください。

方法3

その他の問題のトラブルシューティング

1. ソケットの底にあるゴミを掃除機で吸い取ります。プラスチックホースの先端が付いた小型の車用掃除機があれば、それをソケットに静かに突っ込んで、底のゴミやホコリを吸い取ります。大きめの掃除機しかない場合は、トイレットペーパーのチューブを縦に切って円錐形にし、一方の端は掃除機のチューブの上に収まるように広く、もう一方の端はソケットの奥まで収まるように狭くします。

   • ソケットの底にゴミが溜まっていると、底のコンタクトプレートと接続するものの接続が妨げられます。
2. ソケットの突起がしっかり固定されていない場合は、突起を調整してください。ソケットの底にある金色のコンタクトプレートの両側にある2つの金属製の突起を探します。使い捨てフォークのグリップエンドなど、プラスチック製（金属製ではない）の鈍い（鋭利ではない）工具を使って、突起をソケットの外壁からコンタクトプレートに向けて曲げます。ソケットの底面に対して垂直になるまで曲げてください。

   • このちょっとしたコツは、携帯電話の充電器やその他のプラグインアイテムがソケットから外れたり、落ちたりしがちな場合に役立ちます。
   • 繰り返しになりますが、ソケットに鋭利なものや金属製のもの（適切に熱したマルチメーターのプローブ以外）を刺さないでください。ソケットが破損するか、感電するか、その両方が起こります！
3. 不良ライターのプラグは、メーカーが承認した交換品と交換してください。タバコに火をつけるためのプラグ（または「ボタン」）が実際に押し込まれているシガーライターが付いている車の場合、プラグ自体に問題がある可能性があります。その場合、プラグを抜き取り、自動車部品店に持って行き、適合する交換品を購入する。新しいプラグをソケットに押し込んでテストし、（約10秒後）プラグが自動的に飛び出すまで待ち、慎重に引き抜いて、先端が熱いことを確認する。

   • 適合する代替品が見つからない場合は、自動車メーカーに問い合わせてください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Fix a Cigarette Lighter in a Car 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。