スノーチェーンの取り付け方

スノーチェーン（タイヤチェーンとも呼ばれる）は、山間部や積雪の多い低地でもトラクションを高めるために必要になることがある。実際にスノーチェーンが必要になる前に、装着の練習をしておきましょう。そうすることで、悪条件下でチェーンを装着する場合でも、何をすればいいのかがわかるようになる。 スノーチェーンは雪道での牽引力にはなっても、凍結した道路で停止する助けにはならないことを覚えておくことが重要だ。

パート1

スノーチェーンを取り付ける準備

1. 車の駆動輪を確認する。 スノーチェーンは、車両を押す車輪のトラクションを稼ぐためのものです。 用途によって、前輪、後輪、または4輪すべてが対象となります。 どの車輪が駆動輪かわからない場合は、車の取扱説明書を参照してください。

   • 前輪駆動車（FF）は前輪にスノーチェーンを使用する。
   • 後輪駆動車（RWD）は後輪に使用します。
   • 全輪駆動車（AWD）または四輪駆動車（4WD）は、四輪すべてにチェーンが必要です。
2. タイヤサイズに合ったスノーチェーンを購入する。 チェーンのパッケージには、どのタイヤに適合するか記載されていますが、怖がらずにお近くのカー用品店でアドバイスを求めましょう。 アフターマーケットのホイールやタイヤでは、必要なサイズが変わることがあるからだ。

   • 大きすぎたり小さすぎたりするチェーンは、危険な運転や車の損傷につながる恐れがあるので、絶対に使用しないでください。
   • お持ちのタイヤのサイズがわからない場合は、それぞれのタイヤのサイドウォールに記載されています。
3. チェーンを取り付ける安全な場所を選ぶ。 ほとんどの人は、道路を走行中にスノーチェーンが必要になります。 スノーチェーンを必要とするような危険な道路状況や道路脇の土手では、チェーンを装着するために停車するのは危険なので、道路に出ることなく作業できる十分なスペースがある安全で開けた場所を探しましょう。

   • 路肩の広い道路や駐車場であれば、安全を確保しながら適切にチェーンを装着することができる。
   • スノーチェーンは決して道路に設置しないでください。
4. 絶縁手袋を着用すること。 スノーチェーンを装着するには、車のホイールウェルに手を入れる必要があります。 凍傷から手や指を守るため、スノーチェーンの取り付けを始める前に、断熱手袋をはめてください。

   • 作業中に濡れる可能性が高いので、防水性の手袋が望ましい。

パート2

スノーチェーンの取り付け

1. チェーンをほどき、ドライブタイヤの近くに並べる。前輪駆動車の場合は、チェーンを2セットともフロントタイヤ2本のそばに置く。 後輪駆動車の場合は、リアタイヤの近くに置く。 チェーンをほどき、「網」状に並べる。 4WD車の場合、完全にコントロールするためには、4つのタイヤすべてにスノーチェーンを装着する必要がある。

   • チェーンが極端に絡まっている場合は、手袋を外してほどく必要があるかもしれない。
2. 最初の車輪にチェーンを1本かける。 チェーンを最初のタイヤにかける。タイヤの下部がまだ装着されていないにもかかわらず、ぴったりとフィットするはずだ。 必要に応じて、ホイールウェルにたまった雪をたたき出し、タイヤの両側にアクセスできるようにする。

   • チェーンがタイヤの幅いっぱいにかかっていることを確認し、アクセスしやすい外側だけにかからないようにする。
3. チェーンキーパーが付属している場合は、それを接続する。 スノーチェーンセットには、チェーンをタイヤに固定するためのキーパーと呼ばれるリングが付属しているものがある。 チェーンに付属している説明書に従って、キーパーをリムに接続する。

   • キーパーが付いているチェーンセットによって、キーパーを固定する方法が異なる場合があります。
   • キーパーは、取り付けを完了するために車を前進させてもチェーンが落ちないようにするのに役立つ。
4. もう一方の駆動輪にも同じ作業を繰り返す。 最初の車輪にチェーンをかけたら、車両の反対側も同様に行う。 四輪駆動車の場合は、次のステップに進む前に四輪すべてにこの作業を繰り返す必要がある。

   • 車両を動かす前にすべてのチェーンを装着しておけば、すべてのチェーンを装着するために車両を前進させる回数を減らすことができる。
   • チェーンを1本しか装着していない状態でクルマを運転してはならない。
5. 車両を数フィート前進させる。 各駆動輪にチェーンを装着した状態で車両を前進させ、まだチェーンを固定できていないホイールとタイヤの下部を露出させる。

   • 車輪を回転させ、チェーンが固定されていない底の部分が上を向くようにしたら、友人に止めるタイミングを教えてもらう。
   • 前進に必要な距離は、ホイールとタイヤのサイズによって異なります。
6. チェーンの残りの部分を固定します。 タイヤのチェーンがかかっていない部分に手が届くほど車両を前進させたら、ホイールの残りの部分に固定したのと同じ方法で、むき出しの部分にチェーンを固定する。 チェーンにキーパーが付属している場合は、この部分にもキーパーを接続する。

   • この作業を各ドライブ・ホイールで繰り返す。
   • これでチェーンがホイールとタイヤにしっかりと固定されたはずだ。

パート3

スノーチェーンを装着して運転する

1. 短い距離を走り、チェーンをチェックする。 車に乗り込み、道路を数百メートルゆっくり走ります。 次に車から降りて、スノーチェーンがタイヤの溝にはまり始めて緩みがないか点検する。 必要に応じて、スノーチェーンキットに付属のクローザーリンクでチェーンを締める。

   • チェーンが緩んでいると、正しく機能しません。
   • クローザーリンクの取り付け方は、ブランドによって異なるので、チェーンキットの指示に従ってください。
2. チェーンが緩みすぎていないか注意してください。チェーンによって車内の走行音は通常より大きくなるが、車両のホイールウェルのいずれかから直接音がする場合は、チェーンが緩んでいる可能性がある。 ホイールウェルから何か異常な音が聞こえたら、いつでも車を止めてチェーンを点検してください。

   • チェーンが緩んでいたり損傷していると、車体を傷つけかねません。
3. ゆっくり走る練習をしましょう。 スノーチェーンを装着しての運転に慣れるために、ゆっくりと走り出すようにしましょう。 車輪にチェーンを装着していることと、運転しにくい状況であることで、クルマの走りのダイナミックさが変わってくるので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

   • スノーチェーンを装着した状態でのクルマのハンドリングに慣れるまでは、ゆっくりと運転しましょう。
4. 低速を維持すること。 スノーチェーンを装着したまま時速25マイル以上のスピードで運転することはお勧めできませんし、危険です。 チェーンの摩耗が早まったり、高速走行中にチェーンが外れてしまったりすることがあります。

   • チェーンは推進力にはなりますが、凍結した路面での停止には役立ちません。
   • 特に危険な雪道では、常に周囲の状況に応じた安全な速度を維持してください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Install Snow Chains 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。