子供と飛行機に乗る方法

子供を連れて飛行機に乗るのは難しいことではありません。フライト前、フライト中、そしてフライト後に、お子様にとっても、お子様自身にとっても、そして機内の他の乗客にとっても良い経験になるよう、できることがいくつかあります。その日の流れを前もって考え、旅する大人に仕事を任せ、小さなお子様に良い情報やエンターテイメントを提供することで、お子様との次の旅行を最高のものにすることができます！

パート1

冒険の計画

1. 夜か早朝のフライトを選びましょう。眠そうな子供は、飛行機に乗っている間に気を失う可能性が高くなります。また、早朝のフライトは混雑していない傾向があります。夜間のフライトで、子供がどうしても落ち着かない場合は、以前聞いたことのある就寝前のお話を静かに読んであげたり、心を落ち着かせる音楽や自然の音を聞かせたり、背中や首をやさしくマッサージしてあげたりしてみましょう。

   • それでも寝かしつけが難しい場合は、メラトニンやベナドリル（ジフェンヒドラミンは2歳未満の子どもには使用できません）、その他の穏やかな睡眠導入剤を小児に服用させるとよいでしょう。睡眠導入剤の安全性が不確かな場合は、かかりつけの小児科医に推奨品やヒントを尋ねてください。
2. 航空会社によって異なる場合があるので、小児用のフライト料金を確認する。航空会社のウェブサイトに小児運賃の情報が掲載されていることがあります。掲載されていない場合は、航空会社に電話し、膝の上に幼児を座らせる場合に料金がかかるかどうか、幼児のために大人用の座席をもう1つ購入する必要があるかどうか、子供の年齢や体格に応じて特別な安全シートが必要かどうかを尋ねましょう。

   • 必要であれば、後でその情報を参照できるように、対応してくれた担当者の名前を聞いておくこと。
3. ベビーカーやチャイルドシートは、どうしても必要な場合のみ持参する。ベビーカーやチャイルドシートは持ち運びが大変で、乗り継ぎの際に面倒です。また、受託手荷物の貨物室で破損する可能性もあります。ベビーカーが必要な場合は、航空会社に電話し、ベビーカーの預け入れと関連費用について尋ねてください。
4. チェックインはフライトの2時間前までに済ませましょう。フライトの出発が迫っているのに、小さなお子さんがいるためにセキュリティチェックの列に並び、ストレスを感じるほど最悪なことはありません。ストレスなくチェックインとセキュリティーチェックを済ませるために、2～3時間は余裕を持ちましょう。

   • 早めに到着すれば、待ち時間に空港内を探検することもでき、貴重な学習体験になります！迷子になりやすいお子様には、チャイルドハーネスをお使いください。
5. フライトの前夜と空港に到着したら、フライト状況をチェックしましょう。遅延や欠航があった場合は、他の手配ができるよう、できるだけ早く知らせましょう。大旅行の変更で、お子さんが泣き出してしまうこともあるので、新しいプランの説明には時間をかけましょう。
6. 大人同士で責任を分担する。複数の大人と一緒に旅行する場合は、「バディ」システムを作りましょう。一人の大人がすべての事務処理を担当し、もう一人が子供たちを忙しくさせておくとよいでしょう。家族全員が最適な役割を分担する。
7. 空港から宿泊先までの移動は事前に手配しておく。子供たちが疲れていて、ホテルまでの移動手段がないときに、バタバタとホテルへ向かおうとすると、余計なストレスがかかります。飛行機を降りたときのために、目的地の旅程表と地図を用意しておく。飛行機、ホテル、車の予約確認番号はすべて控えておき、乗り換えをスムーズに。

パート2

子供の旅行の準備

1. お子さんのポケットに「助けて、道に迷った」カードを入れておく。はぐれたときのために、名前、住所、携帯電話番号を書いておく。子どもの最近の写真を携帯しておく。子どもから目を離さず、常にあなたのそばにいるように指示する。
2. セキュリティーチェックや離陸など、飛行機での移動の主なステップを子供に教える。例えば、保安検査場では「靴を脱いでスキャナーに通す必要があるかもしれませんが、心配しないでください！13歳以下の子どもは靴を履いたまま保安検査場を通過できることもあるが、準備しておくに越したことはない。「離陸する前に、"飛行機はすごく速くなって、少し揺れるけど、大丈夫、悪いことは起きないよ "と言ってください。離陸前に、ベルトコンベアーに品物のビンを乗せたり、電子機器の電源を切ったりするなど、小さいけれど重要な仕事をさせて、怖い部分にも参加させておく。
3. 自分のバッグに荷物を詰めさせる。子どもは、自分で荷物を準備し、運ぶという責任を持つことが好きになる。また、冒険が不安だと感じている場合、自信を持たせることもできる。子どもが必要なものをすべてバッグに入れられるように荷造りを監督し、バッグごとに名前と電話番号を書いた荷物タグを忘れずに。
4. 服装は軽くて動きやすいものにし、靴はスリッポンにする。セキュリティーチェックの時間を節約するため、衣服や靴の金属部分は最小限に。飛行機は寒いことがあるので、子供には上着を着せるか、バッグに入れておく。
5. 飛行機に乗っている間の耳やお腹の痛みは一時的なものであることを伝える。耳が痛くなる薬を持参し、高所からの耳の痛みを最小限に抑えるために、耳を弾く方法を教える。吐き気を感じる場合は、酔い止めやエメトロールが役立ちます。子供が使用したことのない薬を使用する場合は、事前に医師に相談してください。
6. 汚したり、事故が起きたときのための後片付けセットを持参する。ウェットティッシュ、ナプキン、手指消毒剤、包帯、シックバッグ、Pull-Upsを機内持ち込み手荷物の中に入れておきましょう。フライトアテンダントには他の乗客のお世話もありますので、お子様の事故はフライトアテンダントに頼らないでください。

パート3

旅を楽しくする

1. お子様を通路から離して座らせましょう。小さな手や足は、すれ違う乗客や飲食物のカートで怪我をする可能性があります。
2. お子様が快適に過ごせるようにしましょう。長時間じっとしているのは難しいが、小さな枕や毛布、ぬいぐるみを2、3個用意しておくだけでずいぶん違う。快適な子供なら、席を離れたがったり、他の人の席の背もたれを蹴ったりすることも少ないだろう。
3. さまざまなエンターテイメントを用意する。機内放送を利用するのは自由だが、好きなゲームや番組が見られないかもしれないので、機内放送に依存しないこと。携帯ゲーム機、音楽やオーディオブックが入った携帯電話、ステッカー、トランプ、パズル本、白紙、鉛筆などを持参する。

   • より教育的な活動としては、旅行パンフレットを使って休暇の計画を立てさせたり、旅程をもう一度見直させたりする。子どもの年齢に合った本やフラッシュカードなどの学習教材を紹介する。学齢期のお子さんがいる場合は、担任の先生にどんなものがいいか聞いてみましょう。
   • 新しい塗り絵とクレヨンや色鉛筆など、ちょっとしたサプライズプレゼントを用意する。こうすることで、新しい活動への興味をかき立て、退屈をしのぐことができる。
4. おやつをたくさん持っていく。機内で粉ミルクを混ぜる必要がある場合は、ボトル入りの水を用意する。年長の子供には、シリアル、パフスナック、プレーンパスタ、サンドイッチ、グラノーラバー、ドライフルーツ、スナックパウチなど、糖分の少ないものを用意する。冷蔵保存が必要なもの、溶けたり崩れたりするもの、バナナやアボカドは袋の中で茶色いドロドロになるので避ける。

   • セキュリティチェックを通過できる液体やジェルの量と種類には規定があるが、哺乳瓶、ジュースボックス、シッピーカップは例外とされることがある。 セキュリティチェックを通過する前にTSA係官にこれらの品目を伝え、クォートサイズのジッパー付き袋に入れることを確認すること。
5. 良い行動にはご褒美を与え、一貫したしつけをする。じっとしていること、静かにしていること、他人を尊重することを褒める。旅が始まるずっと前から、子供たちの行動に対する期待値を明確にし、良い行動をしたらご褒美を与えるという選択肢を用意しておく。 悪い行動をした場合は、怒鳴ったり、叱ったりして否定的な注意を与えないこと。そのかわり、毅然とした態度で「ノー」と言い、なぜその行動がいけないのかを説明する。しつけの後は、子どもの注意を前向きで魅力的な活動に向けさせましょう。
6. 冷静でいること。すべてが計画通りにいかなくても、イライラを見せないようにしましょう。子供は養育者の機嫌に左右されることがあり、あなたのストレスが子供のストレスに早変わりすることもあります。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Fly With Kids 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。