自転車のロック方法

結局のところ、あなたのバイクは隣のバイクよりも盗まれにくければいいのだ。時間とお金をかけて自分のバイクを守り、万が一の場合にバイクを取り戻すための最善の方法を学びましょう。

パート1

自転車を安全にロックする

1. 前輪を外す。前輪がクイックリリース式になっている場合は、前輪を外して後輪の横に置き、ロックします。

   • 前輪を外せない場合、またはU字ロックが両輪をカバーできるほど大きくない場合は、後輪を固定してから、別の方法を読み進めてください。
2. 車輪とフレームを動かないものに固定する。D "または "U "ロックを使って、自転車の後端を別の物に固定します。ロックの「U」部分を、後輪のリム、取り付けられていない前輪、後輪のフレーム、不動体の周りに置き、「U」の両端にまっすぐなバーを取り付けてロックします。

   • U字ロックに関するアドバイスについては「まともなロックを使う」を、自転車を固定する対象物の選び方については「ロックの場所を選ぶ」をご覧ください。
   • U字ロックが小さすぎてすべての対象物にフィットしない場合は、後輪と固定物だけに使用し、自転車のフレーム後部の3つの部分で作られる三角形の「内側」に置く。これによって、フレームをホイールから引き離すことができなくなる。 泥棒が自転車を奪うためには、貴重な後輪を破壊しなければならないので、通常、これだけで十分な抑止力になる。
   • Uロックを自転車のクロスバー（または「トップチューブ」）に取り付けないでください。これは、シートとハンドルの間にある水平または下に傾斜したバーのことです。こうすると、泥棒が自転車のフレームをテコにしてロックを壊そうとしやすくなります。
3. 前輪を固定する（外していない場合）。前輪は後輪よりも価値が低いが、ある程度のセキュリティは必要である。

   • ケーブルロックを前輪と自転車のフレームに巻き付け、ケーブルが十分長ければ後輪にも巻き付けることができる。ケーブルに内蔵されているロックまたは南京錠を使ってケーブルをロックする。
   • より安全性を高めるには、前輪をフレームに固定する代わりにもうひとつU字ロックを使う。
4. 自転車を離れる前に、アクセサリーを取り外すか、固定する。バッグ、バスケット、ライト、リフレクター、ベルなど、取り外せるものはすべて持ち出すか、専用のケーブルロックで固定する。
5. サドルは長いケーブルで固定する。後輪にはDロックを使用し、フレームと動かないものに通す。ケーブルの一端を押し通し、前輪を固定する。ケーブルの輪をサドルのレールに通し、ケーブルの自由端を輪に通して固定する。自由端をDロックに固定する。

パート2

まともなロックを使う

1. 良いロックに投資しましょう。特に99円ショップやドルショップ、地下のスポーツショップで売られているような安物の鍵は、簡単に開けられてしまう。(自転車店や一般的なスポーツ用品店では、より良い錠前を見つけることができる。
2. 2つ以上の異なる鍵を使う。少なくとも2種類の異なるタイプの良質な錠前（以下に挙げる）を使えば、1種類の錠前しか扱えない道具しか持っていない泥棒や、余計な手間をかけたくない泥棒を抑止することができる。
3. 小型で硬化鋼のU字ロックを選ぶ。Dロックとも呼ばれるこの柔軟性のないループは、フレームやホイールを固い物体に固定する。U字ロックが小さければ小さいほど、窃盗犯がジャッキやその他の工具を使ってU字ロックを開けるのは難しくなる。

   • 安全性を高めるには、後輪とフレーム、そして自転車をロックする対象物にギリギリ収まる大きさのUロックを選ぶこと。
   • U字ロックの内側の空間はできるだけ小さく、U字ロックの素材自体は厚く丈夫なものを選ぶこと。
4. 重いチェーンを検討する十分に太いチェーン（理想的には15mmリンク以上）は、泥棒の抑止力に優れている。その反面、他のオプションよりもはるかに重い。

   • チェーンは通常、南京錠で固定されるが、南京錠は最も弱いリンクとなりうる。ボルトカッターによる攻撃に耐えられるよう、できるだけ太い南京錠を使用すること。
   • 自転車の片輪を物にロックするための短いチェーンは、両輪に十分な長さのチェーンよりも持ち運びがずっと軽くなる。この場合、追加のロックが必要になる（いずれにせよ、これは良い習慣である）。
5. ケーブルロックはあくまで補助的に使用する。切断されにくい太い（20mm）ケーブルロックを購入することもできるが、最善の方法は、ケーブルロックを単独で使用するのではなく、追加の泥棒抑止力として使用することである。

   • ケーブルロックは、カゴなど、あまり価値のない自転車の付属品をフレームに固定するためにも使用できる。

パート3

ロックの場所を選ぶ

1. 近所を知る。可能な限り、自転車盗難の多い場所に自転車を置かないようにしましょう。お近くの自転車店や警察署が、自転車の盗難が多い場所を把握しているはずです。
2. うろうろしている人の目の前で自転車をロックしないようにしましょう。自転車ラックの近くをうろうろしている人は、自転車を盗もうとしたり、あなたが立ち去るとすぐに自転車泥棒に密告しようとする可能性があります。
3. 駅などの通勤・通学場所を利用しない。泥棒は、通勤客が1日中自転車を放置している場所を知っているので、自転車を盗むのに長い時間をかけても平気です。
4. 人通りの多い明るい場所を選ぶ。歩行者が多く、自転車が見えやすい場所であればあるほど、窃盗犯があなたの自転車のカギを巧妙に壊すことは難しくなる。

   • 可能であれば、近くのビルの監視カメラが見える場所に自転車を置きましょう。これで泥棒を抑止できなくても、盗難の様子を撮影して回収に役立てることができるかもしれない。
5. 自転車をロックするための動かないものを見つける。どの自転車ラックでも安全だと思わないこと。自転車をロックする際は、以下のような特徴を持つものを使用しよう：

   • 厚みがあり、頑丈なもの。木製のフェンスや、すぐに切り離せるような細いスチール製のものは選ばないこと。
   • 分解しにくい。金属製のラックや手すりにボルトがないか確認する。
   • 地面にしっかりと固定されていること。屈強な窃盗犯や窃盗団は、自転車を取り付けたまま重い物を拾い上げて取り外すことができる。標識柱を揺すって、それが舗道にしっかりと固定されているかどうかをテストする。
   • 自転車を持ち上げることができない。背の高い窃盗犯は、自転車をその物体の上に持ち上げ、家に持ち帰って内密にロックを外すことができる。非常に熱心な泥棒であれば、比較的背の高い物の上からでもロープを使って自転車を持ち上げることができるため、頑丈な自転車ラックなど、2箇所で地面に固定されている物を使うようにしよう。
6. 可能な限り、自転車を他の自転車の間にロックする。バイクの列の端にあるバイクは、泥棒の目には最もよく見えますが、泥棒にとっては最も簡単な作業です。

   • 不注意なケーブル・ロックで自転車を他の自転車にロックしないように気をつけましょう。

パート4

泥棒を阻止し、盗難に備える

1. クイックリリースホイールをより安全なものに交換する。多くの自転車にはクイックリリースのホイールやサドルが付いており、適切な工具を使えば取り外すことができる。多くの自転車泥棒は、シートとホイールだけ、あるいはフレームをロックしていなければホイールのない自転車を持って喜んで立ち去ります。

   • 自転車店やオンラインショップで購入できるロック式の串は、取り外すのに独自のハンドルや鍵が必要だ（あるいは、少なくとも窃盗犯がさらなる手間をかける必要がある）。クイックレリーズは通常通り取り外し、同じスロットに安全性の高いものを差し込むだけだ。
   • 安価な串の中には、代わりに六角ナットで自転車に取り付けるものもある。これでも一般的な工具（六角レンチや六角レンチ）で取り外すことができるが、気軽な日和見主義者を阻止することができる。
   • 串を外すための道具を、無人の自転車のそばに置いてはならない。
2. 他の方法でサドルを固定する。ロック付き串を使わない場合や、さらに安全性を高めたい場合は、チェーンでサドルをフレームに固定する方法もある：

   • 自転車チェーンを電気テープで巻いておく。これで自転車に傷がつくのを防ぐことができる。
   • チェーンを自転車のチェーンステー（自転車のチェーンと平行なフレームの小さな棒）に巻きつける。次に、サドルをシートポストに固定している金属製のサドルレールにチェーンを通します。チェーンをペンチで挟んで固定する。
3. 自転車に名前を書く。識別しやすいバイクは売りにくい。各タイヤ（円周の反対側）に2回、またはフレーム上部にマーカーで名前やイニシャルを書きます。

   • フレームに名前を書く場合は、透明なテープを何重にも貼って保護する。これは泥棒が剥がすのはそれほど難しくないが、あらゆる抑止力は泥棒がもっと簡単な標的を探すために移動するのを助ける。
4. 自転車を目立たなくする犯罪多発地域に入る前に、フレーム、シート、ハンドルの一部に剥がしやすい電気テープを巻いて、派手な新しい自転車を目立たなくする（こうすることで、傷を修理したり隠したりしているように見える）。

   • 高級で高価な自転車のシートを持っている場合は、自転車に置いたままにせず、室内に持ち込む。通勤や日常的な用事で自転車を使うときは、中古のシートに取り替えるのもいいだろう。
5. 所有者の証明を保管する。簡単な方法は、自宅の自転車の横で、自転車のシリアルナンバーが書かれた紙を持って写真を撮ることだ。

   • ほとんどのシリアルナンバーは、2つのペダルのクランクが合わさる部分にあります。その他、ヘッドセット（ハンドルバーの下）やリアステー（自転車のチェーンと平行になっているバー）なども一般的な場所だ。場所がわからない場合は、友人や近くの自転車店の人に聞いてみましょう。
6. 自転車をデータベースに登録する。Bike Shepherdや他のデータベースに無料で自転車を登録すると、自転車に固有のスキャン・ステッカーが貼られたり、盗難警告が送信されたり、同様の特典が受けられる。
7. GPSトラッカーを取り付ける。特に貴重なバイクや感傷的なバイクの場合は、バイクにしっかりと取り付けられるように設計されたGPSトラッカーにお金をかけましょう。これにより、盗難時にあなたや警察がバイクの位置を追跡できるようになる。

パート5

盗まれた自転車を取り戻す

1. できるだけ早く警察に届け出ましょう。バイクのシリアルナンバーが分かれば、すぐに警察に伝えることができます。オンラインでも可能ですが、最寄りの警察署に直接出向いた方が、迅速な対応につながる場合があります。

   • GPSトラッカーが付いている場合は、それを警察に知らせましょう。
2. オンライン・データベースに盗難車として登録する。地域的または世界的に盗難自転車の登録を行っているウェブサイトはたくさんあります。これらのサイトでは、無料で盗難情報を入力することができます。
3. 情報を広める。あなたの自転車が盗まれたことを友人に知らせ、ソーシャルメディアに投稿し、盗まれた場所の近くで時間を過ごす人々（例えば、あなたが自転車の前に鍵をかけた会社の従業員など）に伝えましょう。あなたの自転車がなくなっていることを知る人が多ければ多いほど、誰かがそれを見てあなたに教えてくれる可能性が高まります。

   • あなたの連絡先と自転車の詳しい特徴を必ず伝えてください。
4. 電柱やネット上に自転車盗難のお知らせを掲示する。Craigslist（クレイグズリスト）やその他のオンライン掲示板には、盗難自転車の告知欄が設けられていることが多い。情報を入手したら、警察に伝える。
5. 監視カメラの映像があれば見せてもらう。自転車が盗まれた場所に戻り、近くの建物にビデオカメラがないか見てみましょう。もしあれば、持ち主に、自転車を盗んだ犯人を特定するために、あなたや警察がそのテープを見てもいいかどうか尋ねてみましょう。
6. eBay、Gumtree、Craigslistは、自転車泥棒がよく利用する自転車販売場所です。盗まれた自転車と同じモデルの自転車がないか、定期的にチェックしてください。候補となりそうなバイクを見つけたら、警察とウェブサイトの所有者に知らせましょう。

   • 最も簡単な方法は、各サイトに自動アラートを設定し、特定のモデルのバイクが売りに出されるたびにメールを送ることだ。自動アラート」、「自動検索」、「保存された検索」については、FAQを検索するか、カスタマーサービスに尋ねてください。
7. 地元のフリーマーケットなど、中古バイクが売られている場所に行ってみる。お住まいの地域で中古バイクがよく売られている場所を調べて、訪ねてみましょう。そこで自分の自転車を見かけたら、それが自分のものであることを確認し、警察に連絡する。
8. 借家保険や持ち家保険に保険金を請求する。自転車盗難は保険プランによってはカバーされるが、盗難後一定期間内に保険金を請求する必要がある。

   • セキュリティの高い錠前を使用した場合は、メーカーに連絡し、盗難防止保証があるかどうかを確認する。
9. 自分で自転車を回収しようと危険を冒さないこと。自転車の所在が分かったら、自分で怪我をする危険を冒して回収するのではなく、警察に回収を任せましょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Lock Your Bike 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。