二車線道路での安全な追い越し方

片側2車線の道路で、ゆっくり走る車の後ろにつくのはイライラするし、追い越しをかけるのはやっかいな操作だ。交通ルールをきちんと守らなければ危険な行為になりかねないが、周囲の状況を把握し、慎重に行動することで、安全に車の前に出ることができる。

方法1

周囲の状況を確認する

1. 信号や車線の標識を見て、追い越しが合法であることを確認する。指定された追い越しゾーンか、追い越し禁止ゾーンかを示す標識を確認する。確信が持てない場合は、車線標識を見てください。

   • 黄色の実線は、対向車線への追い越しは危険であることを示しています。
   • 黄色の一点鎖線、または黄色の実線と対向車線側に点線がある場合は、安全に通行できることを示しています。
2. 状況を判断する。周囲を見渡し、安全な追い越しを妨げるような状況がないことを確認してください。坂道やカーブ、通行止めの標識や信号、線路などに注意してください。

   • トンネル、橋、高架橋は視界を遮ることがあります。前方にトンネル、橋、高架橋がある場合は、それらを通過するまで待ってください。
   • 坂道やカーブを走っているときは、視界が狭くなるので、ゆっくり走っている車を追い越そうとしないでください。平坦な道が長く続くのを待ちましょう。
   • 車道やその他の出入り口から不意に車が入ってくることがあるので注意すること。
   • 雨や霧、雪が降っている場合は、車線内にとどまりましょう。このような状況ではスリップの原因になったり、前方が見えにくくなったりすることがあります。
   • 鹿など、道路の真ん中に飛び出してくる動物がいないか周囲を確認してください。
3. 周囲の交通状況を確認する。対向車線の前方を確認し、後続車に注意し、追い越そうとしている車の前に車がいないか確認する。

   • 追い越し車線に、あなたの200フィート（0.061 km）以内に来る対向車がないことを確認してください。前方が0.25マイル（0.40 km）見えない場合は、追い越しをしないでください。
   • 追い越しのために対向車線に移る直前に、バックミラーとサイドミラーで後方からの対向車を見てください。その後、対向車が来ていないかもう一度確認してください。
4. 制限速度を超えることなく追い越せることを確認してください。ノロノロ運転の人の後ろにいるとイライラするものですが、その人が制限速度を15マイル（24km）未満で走っている場合は、そのままじっとしているのが一番かもしれません。

   • 追い越しをするには20マイル（32 km）まで速度を上げる必要があるので、自分がいる場所の制限速度を確認しておきましょう。
   • 田舎道では、町に到着すると制限速度が48kmまで大幅に下がることがあるので注意が必要だ。
5. バックアッププランを持つ。前の車と後ろの車の間に十分なスペースがあることを確認し、追い越さずに車線に戻る必要がある場合は、その隙間があるようにしてください。

   • 秒ルールを使う。前の車が何らかの目印を通過してから1,000 1,000 2と数え、十分なスペースがあることを確認する。標識、木、街灯などが目印になります。

方法2

安全に追い越す

1. ゆっくりと加速する。自分の車の前端と追い越す相手の車の後端との間に、最低でも車1台分の距離を空ける。

   • 無理な速度は避け、車間距離と時間を十分に取る。遅い車の前に安全に到着するためにアクセルを踏み込まないこと。
2. 方向指示器を使いましょう。ターンシグナルを使って、遅いドライバーにあなたの操作を知らせます。追い越しを始めるときは、肩越しに目をやり、ミラーを確認しましょう。
3. 点線のレーンマーカーの上をスムーズに通過してください。前方を見て、まだ前方に交通が来ていないことを確認します。安全であれば、制限速度を超えない速度まで速やかに加速する。およそ15秒でこの操作を行うことができるはずです。
4. 車両を素早く追い越す。サイドミラーとバックミラーの両方を見て、追い越した車の位置を確認する。

   • 追い越す車両がスピードを上げたり、予期せぬ動きをしたりしないよう、常に目を離さないこと。
   • 両手は常にハンドルから離さないでください。
   • 警戒を怠らないこと。
5. 適切な車線への再進入の合図をしましょう。追い越し車両の前方約2車線に移動したら、方向指示器を点灯させる。

   • スムーズに車線に戻ってください。
   • 制限速度を超えることなく、希望の速度を維持する。
   • バックミラーを見て、追い越した車との距離を確認する。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「 How to Pass Safeely on a Two Lane Road 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAで利用可能です。