オートバイの縛り方

モーターサイクルを適切に固定することは、モーターサイクルを安全に輸送するための重要な要素です。走行中にバイクを所定の位置に固定するには、まずトレーラーやトラックの荷台にホイールチョックを取り付けます。フロントタイヤをチョックに入れ、フロントサスペンションチューブにストラップを取り付けます。リアタイヤにもストラップを巻く。ラチェット・ストラップですべてのストラップを締めて、作業は完了です。

知っておくべきこと

• トレーラーの荷台にスロープを取り付け、バイクをトレーラーに積み込みます。
• ストラップを各フロントサスペンションチューブに巻き付け、ラチェットストラップに固定します。
• ストラップをリアタイヤと平行に結び、タイヤに巻き付け、トレーラーの反対側にあるラチェットストラップに取り付けます。

パート1

バイクを所定の位置に固定する

1. トレーラー荷台の後部にホイールチョックを取り付ける。ホイールチョックはフロントタイヤ用の溝です。モーターサイクルの移動中、タイヤをまっすぐに保ちます。まず、トレーラーまたはトラックの荷台にチョックを取り付けます。荷台の後部に置き、中央に置きます。そしてボルトで固定します。

   • ホイールチョックは自動車販売店やオンラインで購入できます。
   • トレーラーによっては、ホイールチョックのようなアタッチメント用の穴がすでに開いているものもあります。ボルト用の穴があらかじめ開いているものを探してください。
   • ネジやボルトの取り付けを心配したくない場合は、ホイールチョックを一時的に取り付けることもできます。同じように位置を決め、ラチェットストラップで縛る。ストラップの張力でチョックはしっかりと固定される。
2. スロープを使ってモーターサイクルをトレーラーに積み込みます。バイクの重量を支えられるバイク専用のスロープを使用する。スロープをトレーラーの荷台に取り付けます。次に、バイクをそっとトラックの荷台に転がします。このときバイクから手を放すとひっくり返ります。

   • この作業は、左右に1人ずつ、計2人で行うとより簡単です。
   • ユーティリティ・トレーラーの中には、スロープが内蔵されているものや、スロープが必要ないほど車高が低いものもあります。
   • この作業に木の板は使わないこと。バイクの重量を支えられない可能性があります。
   • バイクをピックアップトラックに積み込む場合は、できればテールゲートを外してください。バイクの重量に耐えられず、壊れることがあります。
3. 前輪をホイールチョックに入れます。バイクをトレーラーの後部まで転がし、前輪をチョックに入れます。ほとんどのチョックでは、前輪が完全に入るとカチッと音がします。このカチッという音が聞こえたら、自転車は正しい位置にあります。

   • キックスタンドは下ろさないでください。機材を集める間は一時的に出しておいても構いませんが、バイクを縛る前に上げてください。

その2

前輪を固定する

1. バイクを垂直に立てます。もう一人作業する人がいれば、この作業はかなり楽になる。片側に傾くことなく、自転車をまっすぐ立ててもらいます。一番簡単なのは、もう一人が自転車に乗るように座り、両足を固定することだ。

   • 相手がいない場合でも、バイクを固定することはできる。バイクを固定する前にキックスタンドを上げておく。
2. ストラップの一端をフロントタイヤに合わせてトレーラーの側面に結びます。タイダウン・ストラップは、金物店で購入できる標準的なものを使用する。フロントタイヤと同じ高さになるように移動する。どちらの側から始めてもかまいません。次に、片方のストラップの端をトレーラーのボディに結びます。ストラップを引っ張って結び目がしっかり固定されていることを確認する。

   • トレーラーやトラックによっては、タイダウンスポットが指定されているものもあります。タイダウンポイントを示すフックやループを探してください。トレーラーにこれらがない場合は、ストラップをトレーラーのサイドバーに結びます。
   • この作業に普通のロープは使わないでください。ロープではラチェットが使えないので、十分に締め付けることができません。
3. フロント・サスペンション・チューブの片方にストラップをかける。ストラップを結んだのと同じ側のサスペンションチューブから始める。ショックアブソーバーのゴムパーツの上にあるチューブに巻き付ける。

   • モーターサイクルによっては、結束用に設計されたクロスブレースがあります。自分のモーターサイクルにこのアタッチメントがあるかどうか確認してください。
   • サスペンションのゴム部品であるショックアブソーバーにストラップを巻き付けないでください。
4. ストラップのもう一方の端を固定し、締め付ける。ラチェットストラップを取り付けたロープをフロントタイヤの前でトレーラーに結びます。最初のストラップをラチェットストラップに通し、ラチェットを回してストラップを締める。ストラップが張ったら止める。

   • パートナーがいる場合は、ストラップが片側に寄ってしまわないよう、パートナーにバイクに座ってもらう。
5. 前輪の反対側も同じ作業を繰り返す。片側が固定されたら、もう1本のストラップで自転車を均等にする。前輪の反対側も同じ要領で固定する。ストラップを片側に結び、サスペンションチューブに巻き付け、ラチェットストラップで締め付ける。同じ力でバイクをまっすぐに保つ。

   • 自転車を前後に揺すってみて、ストラップが均等に張られていることを確認する。
   • 前輪が固定されたら、パートナーはバイクを持つのをやめるか、バイクに座るのをやめる。

パート3

リアタイヤを巻く

1. リアタイヤと平行にストラップを結ぶ。フロントタイヤの固定が終わったら、リアタイヤに移ります。ストラップをリアタイヤの左右に並べ、この位置でトレーラーに結びます。

   • トレーラーにフックなどのタイダウンアタッチメントが付いている場合は、このポイントにストラップを固定します。
2. ストラップをリアタイヤに巻きつけます。ストラップをタイヤ側に引っ張り、輪に通します。タイヤを1回転させてから、ストラップをトレーラーの反対側に引きます。

   • ストラップはスポークに巻き付けず、タイヤにのみ巻き付けるようにしてください。
3. ストラップをトレーラーの反対側にあるラチェットストラップに取り付けます。ラチェットストラップをトレーラーの反対側に結びます。ラチェットにストラップを通します。ラチェットを回してストラップを締め、張りが出るまで続ける。
4. 緩んだストラップの端を縛り、暴れないようにする。ストラップが暴れると、高速走行時に車やバイクを傷つける恐れがある。最後に、すべての端を固定します。ストラップの端をトレーラーに結びつけるか、締め付けたストラップ部分に輪っかを作って結び目を作ります。

   • 運転しながらストラップを監視する。バックミラー越しにストラップが緩んでいないか確認し、緩んでいたら車を止めて結び直します。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Tie Down a Motorcycle 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。