ダートジャンプの作り方

BMXやマウンテンバイクのスタントライディングは病みつきになるが、練習を民間のスケートパークに頼っていると、お金のかかる趣味にもなりかねない。しかし、自宅の裏庭や公共の森林地帯で、簡単かつ安全に自分のダートジャンプを作ることができる。初心者はテーブル・ダート・ジャンプを、上級者はダブル・ダート・ジャンプやステップ・アップを、ほんの少しの時間と一般的な園芸用具で作ることができる。

方法1

卓上ダートジャンプを作る

1. 長さ9.1m以上の平らな場所を選んでジャンプ台を作ります。テーブル・ジャンプは、両端に傾斜のある長い土のマウンドのようなものです。テーブルジャンプを作り始める前に、ガーデニング用の鍬や手を使って、草木やゴミを取り除きます。

   • 平均的な土のジャンプ台は、高さ2フィート（0.61メートル）、離陸ランプと着地ランプの間は4フィート（1.2メートル）から5フィート（1.5メートル）です。テイクオフ・ランプとランディング・ランプの端から少なくとも10フィート（3.0m）のクリアランスがあることを確認してください。
   • バイクのジャンプの経験にもよりますが、小さなダートジャンプ、例えば高さ2フィート（0.61m）、長さ5フィート（1.5m）、幅2フィート（0.61m）から始めて、練習を重ねるうちに大きなジャンプに挑戦するのもよいでしょう。
2. ダートジャンプの土台を木で作る。地面に落ちている枝を探すか、近くの木の枝を切り落とす。そして、ジャンプ台の中央に薪を積んで頑丈にします。積み上げる量は、ダート・ジャンプの体積の約半分になるようにします。

   • たとえば、ダート・ジャンプの高さが2フィート（0.61メートル）、長さが5フィート（1.5メートル）、幅が2フィート（0.61m）であれば、1ft（0.30m）×1ft（0.30m）×1ft（0.30m）のスペースを埋めるだけの木材を集めます。
3. 土で中央のマウンドを形成する。周囲からシャベルで相当量の土を掘り起こし、一輪車に詰める。一輪車を薪の山に向かって動かし、薪の上に土をかける。高さ2フィート（0.61メートル）、長さ5フィート（1.5メートル）、幅2フィート（0.61メートル）のマウンドができるまで繰り返します。 薪の上に土を積み、できるだけきつく詰めます。

   • マウンドの形を大まかに整え、長方形の立方体にする。
4. マウンドの両端を斜面にします。マウンドの反対側の端に、乗り上げたり着地したりするための斜面ができるように、さらに土を捨てる。シャベルの根元で斜面の形を整え、平らにする。マウンドの一方の端（着地用の斜面）を、もう一方の端よりも長く急な傾斜に成形する。

   • 初心者の場合は、テイクオフスロープを45度、またはそれ以上の緩やかな傾斜にします。ランディングスロープは30度以下の傾斜で作ります。
5. テイクオフスロープのリップを作ります。リップはテイクオフ斜面のカーブで、ダートジャンプに向かって加速するときに高さを稼ぐのに役立つ。自転車の前輪を持ち、マウンドの片端（テイクオフ・ランプとなる部分）に数カ所押し付けます。シャベルを使って、テイクオフ・マウンドの土を、自転車の車輪が作るカーブに似た形にする。

   • シャベルで、タイヤの轍の跡を、カーブが完全に滑らかになるまでなでる。
6. 土が固まるのを待つ。マウンドができるだけコンパクトになるまでシャベルで叩く。その後、少なくとも4日間、土を固める。この後、土がどの程度締まっているかを調べます。土を触るとすぐにマウンドから落ちてしまうようなら、もう一度シャベルと手で土を圧縮し、さらに2～3日放置します。土が緩まなくなったら、バイクで上り下りしてみる！

   • ダートジャンプは、時間が経つにつれてかなり固まります。また、雨も土の強化に役立ちます。庭のホースでダート・ジャンプを完全に浸し、固まるまで放置して、水をやることをお勧めします。

方法2

ダブル・ダート・ジャンプを作る

1. 通常のダート・ジャンプの2倍の大きさのテーブル・ジャンプを作ります。前述の方法でテーブルジャンプを作り、二重ダートジャンプを作り始めます。中央のマウンドの長さを3.0m以上にします。
2. 2つのランプの間の土を取り除きます。シャベルでマウンドから土を掘り起こす。どちらのスロープも邪魔にならないように注意する。土をマウンドから引き離しながら、一輪車で土をジャンプ台から遠ざける。次に、マウンドの底にある棒を取り除く。

   • それぞれのスロープは、長さ約3フィート（0.91メートル）～3フィート（0.91メートル）、高さ約3フィート（0.91メートル）～4フィート（1.2メートル）で、その間は平らな場所にします。
   • 離陸または着陸用タラップの前の道から、土や木をどけてください。
3. 庭のホースを使い、テイクオフ・ランプとランディング・ランプを浸す。こうすることで、設置時に形を保つことができます。着陸用スロープの形が崩れ始めたら、シャベルで土を足したり、既存の土を圧縮したりする。

   • 離陸用スロープの形が崩れ始めたら、自転車の前輪を押し付けてスロープに平行な溝を作る。その後、シャベルでテイクオフ・ランプを再びカーブに平らにする。
   • テイクオフ・ランプとランディング・ランプのどちらかの形を整えた場合は、その後少なくとも2日間放置して土を固める。

方法3

ステップアップを作る

1. テイクオフの長さと高さを決めます。また、バイクをジャンプさせる距離である隙間の長さも決めます。そして、これらの寸法をもとに、植物やゴミ、残骸のない平らなスペースを確保する。完成すると、ステップアップは、高さと幅のあるテイクオフ・ランプとランディング・ランプを備えたダブル・ダート・ジャンプのようになる。

   • 一般的に、テイクオフ・ランプは、ランディング・ランプよりも約3フィート（0.91メートル）短く、ランディング・ランプのベースは、テイクオフ・ランプの少なくとも2倍の幅と長さが必要です。
   • 例えば、高さ5フィート（1.5m）、長さ5フィート（1.5m）、幅5フィート（1.5m）の離陸用タラップを作りたいとします。次に、高さ8フィート（2.4メートル）、長さ10フィート（3.0メートル）、幅5フィート（1.5メートル）の着陸用タラップを作ります。
   • ステップアップに適した隙間は約6フィート（1.8メートル）です。ギャップの幅は、行いたいトリック、バイクジャンプの経験、利用可能なスペースなどを考慮して決めましょう。
2. 両方のスロープの土台となる棒や枝を集める。テイクオフ・ランプを設置する場所に木材を積み上げて1つ目の山を作り、ランディング・ランプを設置する場所まで歩き、そこに2つ目の山を作る。木材は、あなたと自転車の重量を支えるのに十分な頑丈なスロープを作る。

   • 例えば、テイクオフ・ランプの高さが5フィート（1.5m）、長さが5フィート（1.5m）、幅が5フィート（1.5m）である場合、高さ2.5フィート（0.76m）、長さ2.5フィート（0.76m）、幅2.5フィート（0.76m）の三角形の杭を作るのに十分な量の棒を集めます。
   • それぞれの杭の斜面が向かい合わないようにする。
3. 木材を土で覆う。高さ約5フィート（1.5メートル）、長さ約5フィート（1.5メートル）、幅約5フィート（1.5メートル）の三角形のマウンドが2つできるまで、それぞれの山に土を敷く。

   • シャベルの平らな方を使って、それぞれのスロープの土を圧縮し続ける。それぞれのスロープは、あなたの体重と自転車の重量を支える必要があるため、できるだけきつくしておきたい。
   • 両方のスロープを上り下りし、体重を支えられるかどうかを判断する。もし支えられない場合は、土を足し、シャベルの平らな部分でそれぞれのスロープを平らにする。
   • シャベルの背で着地スロープの傾斜を平らにし、マウンドが30度以下の傾斜になるようにする。
4. 自転車の前輪で離陸用スロープの形を整える。斜面の1/3ほどの高さまで車輪を押し込む。スロープに円形の溝がいくつかできるまで、この作業を平行に数回行う。シャベルを使って、傾斜を車輪のカーブに似た円形にならす。テイクオフ・ランプが滑らかな円形になるように土をならす。

   • シャベルの平らな先で、緩い土を詰めます。テイクオフ・ランプをできるだけコンパクトにする。
5. テイクオフ・ランプとランディング・ランプは、少なくとも4日間固めます。形を保てない場合は、シャベルでさらに土を集め、スロープの土が緩んでいる部分に積みます。その後、シャベルの後端で土を平らにし、さらに2～3日置いてから、再度テストする。

   • スロープの形を保つために、水を加えます。庭のホースを使って、スロープに水をかけます。その後、両方のスロープを上り下りし、テストします。スロープの形が保たれているようなら、その上を自転車で走ってみましょう。
   • 時間と雨は、ステップアップの形状を強化する。乗り降りも同様です。ステップアップをできるだけ頑丈に保つために、たくさん使うようにしてください！

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Build Dirt Jumps 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。