上り坂で車を速く走らせる方法

最近の車は、ほとんどの道路で坂道を上るのに苦労することはないはずだ。もしあなたの車が坂道で苦労しているとしたら、それは機械的な問題が原因である可能性が高い。整備不良が原因であれ、修理や交換が必要な部品が原因であれ、坂道をスムーズに上るための最善の方法は、パワーの低下を引き起こしている問題に対処することです。

方法1

何が問題かを判断する

1. ダッシュボードに警告灯が点灯していないか確認してください。車に起こる問題の多くは、ダッシュボードに警告灯を点灯させます。点灯しているものとその内容には細心の注意を払ってください。

   • チェック・エンジン・ランプの点滅は、通常、エンジンがミスファイアしていることを意味します。
   • エンジンに負荷がかかったとき（坂道を上るときなど）にミスファイアが発生するのは、かなり一般的な問題です。
   • また、高温（温度ランプが装備されている場合）や低電圧（バッテリーのように見える）を示す警告も探す必要があります。
2. コードスキャナーを使用して、ダッシュボード上のエンジンエラーコードを読み取ります。チェック・エンジン・ライトが点灯したら、OBDIIコード・スキャナーを運転席側のダッシュボードの下にあるポートに差し込む。丸みを帯びた台形のプラグが開いているように見えるでしょう。次に、キーをイグニッションのアクセサリーポジションに回し、コードスキャナの電源を入れてエラーコードをスキャンします。

   • エラーコードはアルファベットと数字の組み合わせですが、ほとんどのコードスキャナーでは英語の説明も表示されます。
   • スキャナーに英語の説明が表示されない場合は、コードをメモして、車両の修理マニュアルまたはメーカーのウェブサイトで見つけてください。
   • 多くの自動車部品店は、無料であなたの車のエラーコードをスキャンします。
3. エンジンの吃音を聞く。エンジンや排気管からスパッタリング音が聞こえたら、エンジンのシリンダーの1つが正常に燃焼していないサインでしょう。その音を聞くには、走行中に車から降りる必要があるかもしれません。

   • スパッタリングはしばしばチェック・エンジン・ライトの点滅を伴いますが、その必要はありません。
   • 走行中に車外に出るのは、安全なときだけにしてください。また、車を駐車状態（標準的なトランスミッションを装備した車の場合は、パーキングブレーキをかけたニュートラル状態）にしてください。
4. 排気ガスが青っぽくなっていないか確認してください。ヘッドガスケットは、エンジンのブロックとシリンダーヘッドの間にあるシールです。これが悪くなると、エンジンの圧縮が低下し、出力が低下します。排気ガス中の青煙は、ヘッドガスケット切れの強力なインジケーターです。

   • ヘッドガスケットの破裂はピンホールから始まり、すぐに大きくなり、深刻になります。
   • 排気ガスから青煙が出た場合は、直ちに運転を中止してください。
5. エンジンがオーバーヒートしていないか確認してください。エンジンがオーバーヒートしていると、ほぼ間違いなくパワーが出なくなります。多くの車両は、エンジンを損傷から守るために一定の回転数に制限する「リンプ・モード」に入りますが、熱による損傷でパワーが低下する車両もあります。温度計には、高温と低温の明確なインジケーターと、正常と考えられる中間域があります。インジケーターが正常範囲から外れて「ホット」を指している場合、車両はオーバーヒートしています。

   • エンジンがひどくオーバーヒートすると、シリンダーヘッドがゆがみ、ピストンシリンダーの圧縮が低下し、出力が永久的に低下します。
   • オーバーヒートは、他の問題の徴候である場合もあり、あなたが気づいた他の症状と組み合わせることで、問題の方向性を示すことができます。
6. エンジン内部の問題かどうかを判断するために、エンジンの圧縮テストを行ってください。コード・スキャナが特定のシリンダに問題があると示 した場合、そのシリンダからスパークプラグ・ワイヤを 外し、スパークプラグを取り外します。スパークプラグがあった場所に圧縮テスターゲージを挿入し、モーターを4回ひっくり返します。圧縮率を記録し、他のシリンダーについても同じ手順を繰り返します。

   • そのシリンダーに圧縮の問題がある場合、ゲージの数値は他のシリンダーよりもずっと低くなります。
   • 圧縮の低下は、ピストンリングの故障、ヘッドガスケットの破裂、または他の多くの問題によって引き起こされる可能性がありますが、それらはすべて、エンジンからシリンダーヘッドを取り外すか、エンジンブロックの内部作業を行う必要があります。

方法2

車両の問題を修理する

1. 触媒コンバーターが詰まっている場合は、新しい触媒コンバーターを取り付けます。コード・スキャナーで車両の触媒コンバーターに問題があると示された場合、問題を解決するには触媒コンバーターを交換する必要があります。触媒コンバータは車両の下にある排気管にあります。周囲のパイプよりも幅が広く、金属製のシールドで覆われていることがよくあります。一部の車両では、触媒コンバーターの両側のフランジにある 2 本のボルトを外して車両から取り外すことができます。また、ハクソーで切り取る必要がある場合もある。

   • 触媒コンバーターを切り取った場合は、新しい触媒コンバーターを車の排気管に差し込み、漏れないように排気クランプで固定する。クランプに付いている2つのナットをソケットレンチを使って締め、パイプの周りにクランプを固定する。
   • ボルト付きのフランジを使用している車の場合は、新しいものを取り付ける際に、フランジの間にガスケットを挟むようにしてください。ガスケットは、お近くの自動車部品店で入手できます。
2. マスエアフローセンサーがエラーコードの原因になっている場合は、清掃または交換してください。エラーコードがマスエアフローセンサーの問題を示している場合、まず、エンジンに入る吸気管に接続されているエアボックスを見つけて、その位置を特定します。エアフィルター用のボックスを過ぎると、マスエアフローセンサーに差し込まれた配線が見つかります。配線を外し、センサーを固定しているネジまたはボルトを外して取り外します。

   • マスエアフローセンサーを取り外し、キャブクリーナーをスプレーして清掃します。
   • マスエアフローセンサーを交換するには、新しいものを差し込み、ネジまたはボルトで固定するだけです。
3. チェックエンジンランプが点灯する場合は、マルチメーターを使ってカムシャフトポジションセンサーをテストしてください。カムシャフトポジションセンサーの不良は、パワーの低下、燃費の悪化、エンストなどを引き起こす可能性があります。まず、車両別の修理マニュアルを参照して位置を特定し、マルチメーターのプローブをセンサーにつながる2本のリード線に刺して電源を入れ、抵抗値（オーム）を読み取るように設定します。

   • 抵抗値がゼロまたは「無限」の場合は、センサーの不良を意味し、交換が必要です。
   • その他の読み取り値を、車両の修理マニュアルに記載されている仕様と比較する。抵抗値が一致しない場合は、センサーに問題があり、交換が必要です。
   • カムシャフトポジションセンサーの交換には専門的な工具が必要なため、認定技術者に任せた方が良いかもしれません。
4. 酸素センサーが故障している場合は、新しい酸素センサーを取り付けます。エラーコードが酸素センサーの問題を示している場合、車やトラックの下に降りて、配線が排気管に通っている場所を探せば、酸素センサーの場所を特定できます。センサーにつながるワイヤーピグテールのプラグを抜き、適切なサイズのレンチを使ってセンサーのネジを外し、スライドさせて取り外します。

   • 交換用の酸素センサーは、お近くの自動車部品店で購入できます。
   • 新しいものを取り付けるには、ワイヤーに接続し、古いものを取り外した穴にねじ込みます。

方法3

車両を適切にメンテナンスする

1. 必要なメンテナンスについては、取扱説明書を確認してください。整備不良は車の性能を低下させますが、最近の車やトラックにはさまざまな整備スケジュールがあります。オーナーズマニュアルを使用して、特定の車両に必要なメンテナンスを確認し、確実に実施できるようにしましょう。

   • 多くの車では、メンテナンスの必要性を走行距離数で区分しています。自分の車の走行距離を確認し、やるべきことのリストと比較してみよう。
   • 一般的なメンテナンスを無視すると、車の性能が低下し、エンジンの寿命が短くなります。
   • 取扱説明書がない場合、この情報はメーカーのウェブサイトに掲載されていることが多い。
2. 特に指定がない限り、3,000マイルごとにオイルを交換してください。エンジンのオイルが少なすぎたり、悪かったりすると、エンジンのパワーが低下するだけでなく、エンジンの致命的な故障につながることがあります。前回のオイル交換から3,000マイル以上経過しているか、オイルゲージ上のオイルが濃く黒く見える場合は、オイルパンの下に容器を滑り込ませ、ドレンプラグ（パンから突き出ている唯一のボルト）の位置を確認する。ボルトを外し、オイルを容器の中に排出する。

   • オイルが抜けたら、ドレンプラグを交換し、オイルフィルターのネジを外す。新しいものを所定の位置にねじ込み、適切な種類と量のオイルをエンジンに補充する。
   • オイルフィルターの位置、オイルの種類、必要量は、車両の取扱説明書に記載されている。
3. オイルが流れなくなったら坂道でエンジンがかかりにくくなったり、エンストしたりした後、数分後にエンジンがかかり、再び走り出す場合は、燃料フィルターが堆積物で目詰まりを起こしている可能性があります。まず、ガスタンクからエンジンまでのラインに沿って、車の下にある燃料フィルターを探します。

   • 燃料フィルターの両側にあるプラスチックのクリップを外し、それを固定しているボルトを緩めます。
   • 新しいフィルターをブラケットにスライドさせ、ボルトを再び差し込みます。次に、燃料パイプを左右に接続し、プラスチック製クリップをスライドさせて固定します。
4. エアフィルターが汚れていたら交換してください。エアフィルターが詰まっていると、エンジンの出力が劇的に低下します。エアボックスを留めているクリップを外し、エアボックスを開けます。エアフィルターは白く、ゴミがないはずです。そうでない場合は、交換が必要です。

   • エアフィルターに問題がないようであれば、エアボックス内にゴミがないことを確認し、クリップを使って閉じます。
   • 古いエアフィルターを取り外すと、新しいエアフィルターが所定の位置に落ちます。
5. タイヤの空気圧をチェックし、必要に応じて空気を入れます。タイヤの空気圧が低いと、タイヤが路面に接触する量が増え、クルマがパワー不足に感じたり、動きが鈍くなったりすることがあります。タイヤゲージを使ってタイヤの空気圧をチェックし、タイヤの側面に記載されている空気圧を確認してください。空気圧はタイヤに「最高空気圧」の後に「PSI（ポンド毎平方インチ）」と明記されています。

   • 空気圧が低いタイヤは、走行中にサイドウォールを傷めるため、ブローアウトも起こしやすい。
   • タイヤの空気圧が低いと燃費も悪くなります。
6. タイヤが悪くなったらスパークプラグは、ほとんどのクルマで30,000マイル（約30,000km）ごとに交換が必要ですが、損傷の兆候があればいつでも交換してください。スパークプラグに入っているプラグワイヤーを外し、スパークプラグソケットを使ってネジを緩めて取り外します。新しいプラグのギャップが適正になったら、古いプラグを外した場所にねじ込む。この作業をスパークプラグごとに繰り返します。

   • 取り付ける前に、ギャッピングツールを使います。スパークプラグとその電極の間のギャップにギャッピングツールを挿入し、ちょうど正しい測定値になるまでツールを回転させます。
   • ギャップの測定値は、車の修理マニュアルまたはメーカーのウェブサイトから入手してください。
   • スパークプラグワイヤーは、必ず外したシリンダーと同じシリンダーに再接続してください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Make Your Car Run Faster While Going Uphill 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。