テラバイト

ページ名:テラバイト
名前テラバイト

概要

テラバイト(Terabyte、略称: TB)は、デジタル情報の記憶容量を表す単位で、1テラバイトは通常1024ギガバイト(GB)、つまり約1兆バイト(2の40乗、1,099,511,627,776バイト)を指す。ハードディスク、SSD、クラウドストレージなどで大規模データの保存や転送に用いられ、動画編集、データベース、バックアップなどに不可欠。現代のデジタル社会では、個人用デバイスから企業サーバーまで広く普及し、ギガファイル便などのファイル転送サービスでもテラバイト規模のデータ需要が増加している。キロバイト(KB)やギガバイト(GB)に続く大容量単位として、データ爆発時代を象徴する。


来歴

テラバイトの概念は、1990年代後半から2000年代初頭のストレージ技術進化とともに実用化された。1980年代のストレージはメガバイト(MB)単位だったが、2000年代にハードディスク容量がギガバイトからテラバイトへ移行。2007年頃には1TBのHDDが一般消費者向けに登場し、動画やゲームのデータ増加に対応した。2010年代にはクラウドストレージ(Googleドライブ、AWSなど)がテラバイト単位のプランを提供開始。2025年現在、テラバイトは4K動画(1時間で約20~30GB)、AIモデルの学習データ、企業バックアップなどで標準的な単位となり、ストレージ業界では1TB=10の12乗バイトとするSI単位との混同も議論される。


特徴

  • 定義: 1テラバイト=1024ギガバイト(2^40バイト)。ストレージ製品では1TB=1兆バイト(10^12バイト)として表記される場合も。
  • 用途: 高解像度動画(例: 4K映画の複数本で数百GB~1TB)、データベース、クラウドバックアップ、AI/機械学習のデータセット。
  • 文化的影響: 大容量ストレージの普及により、個人でもテラバイト級のデータ管理が一般的。ギガファイル便など大容量転送サービスの需要増に寄与。
  • 注意点: テラバイト(TB)とテビバイト(TiB)の区別。IEC規格では2^40バイトを「テビバイト」と定義し、混同を防ぐ。

関連項目

キロバイト
ギガバイト
キロバイト便
ギガファイル便
ファイル転送サービス
ペタバイト
バイト

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