名前 | ギガバイト |
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概要
ギガバイト(Gigabyte、略称: GB)は、デジタル情報の記憶容量を表す単位で、1ギガバイトは通常1024メガバイト(MB)、つまり約10億バイト(2の30乗、1,073,741,824バイト)を指す。コンピュータ、スマートフォン、ストレージデバイスなどで広く使用され、動画、画像、ソフトウェアなどの大容量データのサイズ表記に適している。インターネットのファイル転送サービス「ギガファイル便」の名称由来ともなり、現代のデータ共有文化を象徴する単位として知られる。キロバイト(KB)やテラバイト(TB)と並び、デジタル時代の中核的な容量単位である。
来歴
ギガバイトの概念は、1970年代のコンピュータ技術の進化とともに一般化した。1980年代から1990年代にかけて、ハードディスクやフロッピーディスクの容量がキロバイトからメガバイト、ギガバイトへと拡大。2000年代初頭のブロードバンド普及に伴い、動画や高解像度画像の需要が増え、ギガバイト単位のデータ転送が一般的になった。この時期、ギガファイル便(2006年開始)などのサービスが登場し、ギガバイト規模のファイル共有を身近にした。2025年現在、クラウドストレージやストリーミングサービスでは数十~数百GBのデータが扱われ、ギガバイトは日常的な単位として定着。ストレージ業界では、1GB=10億バイト(10の9乗)とするSI単位との混同も議論される。
特徴
- 定義: 1ギガバイト=1024メガバイト(2^30バイト)。ストレージ製品では1GB=10億バイトとして表記される場合も。
- 用途: 高解像度動画(例: 1時間のHD動画で約1~2GB)、写真、アプリケーション、ゲームのデータサイズ表記。
- 文化的影響: ギガファイル便など大容量ファイル転送サービスの名称に採用され、インターネット文化で親しまれる。
- 注意点: ギガバイト(GB)とジビバイト(GiB)の区別。IEC規格では2^30バイトを「ジビバイト」と定義し、混同を防ぐ。