伊里一智ら党改革派を抑え込んで、宮本に気に入られ、出世の階段を登った。志位和夫とは、そんな人物である。
叔父の志位正二はソ連のスパイであったし、宮本もスターリンとチェルネンコ(80年代半ば)を礼賛していたのだが、一貫して同国と対決してきたかのようなイメージを振りまくのに余念がない。しかし、ベトナムやキューバといったソ連型社会主義国を未だに評価しているのは、矛盾ではないか。大竹まことの「ソ連とどう違う」という愚問に対し、「一番ケンカしてきた」と答えていたが、一番であるはずはない。良くも悪くも、サッチャーやブレジンスキー、毛沢東、ヒトラーの方が、ソ連と激しくケンカしていたのだから。しかし大竹も森永も突っ込みを入れない。こういうメディアが仕事をしないから共産党がのさばるのだ。特に2017年に掲載された時事ドットコムのある記事は酷かった。
日本共産党だけでもないし全然稀でもないのに、「日本共産党だけ」が「稀な例です」と叫ぶのも特徴だ。党対党の健全な論争はあってしかるべきなのに、論争になれば「干渉攻撃を受けた」という被害妄想に陥ってしまう。あるいはそれを大袈裟にアッピールしてナショナリズムに近づく。レーニンは善で、スターリンだけが悪人とされるが、とんでもない。レーニン時代から虐殺はあったし、レーニン全集を読めば、彼がいかに非情な独裁者としての資質を有しているか、一目瞭然ではないか。
現在は、憲法違反の自衛隊であっても活用するという立場だが、かつては竹槍でも持って戦うつもりだったらしい。
報ステで「大きな仕事をした。大きな人」と宮本を礼賛していたが、不破を良く言うことはあまりない。
売春婦に対して差別的、本多勝一との共著を出版している。
国会の本会議場での寝顔が、ネットで拡散されている。
総選挙で与党を倒すために、日教組や自治労と協力できたことを喜んだ。
ウーマン村本の漫才を賞賛し、村本からも「頭がいい」と持ち上げられている。
脱原発で一致する小泉純一郎とも意気投合している。
食が環境に与える影響も考えずに、生活保護問題を論じている。
どうでもいいことだが、ジーンズがよく似合う。
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