登録日:2021/10/04 Mon 18:05:55
更新日:2024/06/06 Thu 10:30:02NEW!
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dm デュエル・マスターズ キーワード能力 基本セット パワーアタッカー 常在型能力 パンプアップ 火文明 自然文明 パワー ∞パワーアタッカー
我に刃向かう小さき者どもめ!
パワーアタッカーとは、デュエル・マスターズの能力。
●目次
解説
DM最初のエキスパンションであるDM-01から登場し続けているキーワード能力。
基本的には火文明と自然文明に属するクリーチャーが所有しているが、火文明のクリーチャーが特に所持者が多い傾向にある。
パワーアタッカーの数値の大きさや派手さもどちらかと言えば火文明が目立つ。
効果としては、パワーアタッカーを持つクリーチャーは攻撃時限定で指定された数値の分だけパワーが追加で上昇するという内容。
攻撃時に発動するために相手クリーチャーの攻撃におけるバトルに強く、ブロッカーに対しても威圧感を発揮することが多い。
プレイヤー攻撃時もS・トリガーやニンジャ・ストライクによる火力除去やパワー低下除去を受けても墓地送りを避けられることも少なくない。
一方で、この能力を持つクリーチャーの多くは素のパワーがコスト設定の割には低めになっている傾向が目立つ。
そのため、パワーアタッカーを発揮できない場面では殴り返しや相手ターン時の除去には弱い状況に陥る場面も多く、下手なバニラ以下の性能になることも。
また、パワーに関する能力なのでインフレに巻まれやすい現象にあり、時代が進むとパワーアタッカー込みでもショボくなってしまうクリーチャーが多数出る。
ただし、パワー設定のインフレが年々進んでいることで近年は素のパワー自体もそこまで低くないというパターンが増えている。
特にエピソード3以降は数値の概念が半ば壊れるようなド派手なパワーアタッカーが出ているので、素のパワーが気にならなくなる勢いすらある。
ドラゴン・サーガ以降ではバトル中にパワーが+される効果が登場した(詳細は後述)。
最初期から現時点まで新規が登場し続けており、スレイヤーやブロッカーと共に息の長い能力になっている。
特に初登場のDM-01では《メテオ・ドラゴン》《デスブレード・ビートル》《咆哮するグレート・ホーン》などの多くのスーパーレアがパワーアタッカー所持者である。
スピードアタッカー以外に火文明のキーワード能力を挙げろと言われた場合、パワーアタッカーを挙げるプレイヤーは多いのではないだろうか。
主なカード
超砲手ボルカノドン UC 火文明 (4) |
クリーチャー:ドラゴノイド 2000+ |
パワーアタッカー+4000 |
DM-01に登場したドラゴノイド。
パワーアタッカー発動時は4コストでパワー6000クラスという当時にしては高いスペックになるが、通常時はコストパフォーマンスが悪い低スペックになる。
DM-01時点では使い道はあったが、インフレが進んですぐに使う意義は無くなった。所持種族が優遇されていないのも難点。
実は注目すべきは性能よりも登場時期であり、DM-01発売以前にプロモーションカードとして登場した世界初のDMカードである。
つまり、このクリーチャーの存在によってパワーアタッカーも「DM史上で最初に登場したキーワード能力」というポジションを得られている。
哀哭の超人 R 自然文明 (7) |
クリーチャー:ジャイアント 7000+ |
T・ブレイカー |
パワーアタッカー+7000 |
このクリーチャーは、クリーチャーを攻撃できない。 |
DM-05で排出されたパワーアタッカーの数値が極端に大きいカードの1枚。
パワーアタッカーの上昇値が+7000にも及ぶが、基本セットの時代としては珍しく上昇値の高さに反して素のパワーもコスト設定に応じて高水準を保っている。
しかし、その代償なのかクリーチャーを攻撃できないというパワーアタッカーのバトルに強いという利点を潰すようなデメリットが与えられてしまった。
そのため、T・ブレイカーを得ていることを活かしてとにかく相手プレイヤーを殴りまくるしか使い道はない。
ブルーレイザー・ビートル R 自然文明 (3) |
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 4000+ |
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 |
パワーアタッカー+4000 |
続くDM-06で登場した、真逆の性質をもつクリーチャー。
相手を殴りにはいけないものの、わずか3コストにして攻撃時パワー8000は破格の高さ。
そのパワーを生かして攻撃してきた敵獣を殴り返したり、光と組んでタップキルをしにいったりするのが仕事。
生半可な進化クリーチャーすら軽々と討ち取ってしまう性能で当時の一線を戦った良質クリーチャーである。
神滅竜騎ガルザーク P(SR) 闇/火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ 6000+ |
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)。 |
このクリーチャーは攻撃されない。 |
バトルゾーンに自分の他のドラゴンがあれば、このクリーチャーに「パワーアタッカー+6000」と「T・ブレイカー」を与える。(「T・ブレイカー」を持つクリーチャーはシールドを3つブレイクする) |
素の能力では別にパワーアタッカーは所持していないのだが、特定条件下でパワーアタッカーが付与されるタイプのクリーチャー。
攻撃されない能力を持つため、パワーアタッカーの欠点である殴り返しへの弱さを単体でフォローしているという設計の上手さがポイント。
ドラゴン・ゾンビという種族や所属文明もスーサイド戦法を得意とするため、破壊による墓地送りという行為に対して強い点も追い風。
逆に言えばトリッキーな戦法は持っていない準バニラ的なスペックでもあるが、聖拳編時点のドラゴンとしてはスペックは高い。
百万超邪 クロスファイア P(SR) 火文明 (7) |
クリーチャー:アウトレイジ 7000+ |
G・ゼロ:自分の墓地にクリーチャーが6体以上あり、自分の《百万超邪 クロスファイア》がバトルゾーンになければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
スピードアタッカー |
パワーアタッカー+1000000 |
W・ブレイカー |
登場時点で史上初のパワーアタッカー+1000000を掲げて登場し、多くのユーザーの度肝を抜いたアウトレイジ。
スピードアタッカーであるためにすぐに殴れる(=即座にパワーアタッカーの起動が可能)し、G・ゼロでコストを無視する動きが可能な点も極めて強力。
G・ゼロの所持が影響したか流石にT・ブレイカーには至らずにW・ブレイカーに留まったが、素のパワーもコスト設定に応じた程度の数値もあるのも利点。
クロスファイアの存在により、アウトレイジという種族の無法っぷりが十分にアピール出来たことは疑う余地はない。
秘密結社アウトレイジ UC 火文明 (4) |
呪文 |
G・ゼロ−バトルゾーンに自分のアウトレイジがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。 |
バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は、このターン「パワーアタッカー+1000000」を得る。 |
クロスファイアの「パワーアタッカー+1000000」を与える呪文。
G・ゼロは持っているもののこれを使うより除去呪文を使った方がいいとされ評価は芳しくなかった。
しかしある能力が誕生し…。
詳しくは項目参照。
奇跡の長男 おそ松 P 火文明 (3) |
GRクリーチャー:ニート 1000+ |
パワーアタッカー+1(攻撃中、このクリーチャーのパワーを+1する) |
パワーアタッカーが100万やら∞やらが出るようになった時代、あえて逆に最小のパワーアタッカーを獲得したおそまつ六兄弟の長男。
パワー1000のクリーチャーには一応勝てるために完全に意味がない訳でもないが、ほぼ存在していないに等しいパワーアタッカーと断言できる数値。
GRクリーチャーでこいつを採用する可能性はなく、ニートのクリーチャーの中では一番使い道がないと言っても過言ではない。
パワーアタッカーのバリエーションおよび類似能力
◇∞パワーアタッカー
武闘将軍 カツキング VIC 火文明 (8) |
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 11000+ |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。 |
∞パワーアタッカー(攻撃中、このクリーチャーのパワーは無限大になる) |
このクリーチャーがバトルに勝った時、シールドを1枚ブレイクする。 |
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《武闘》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。 |
自分の他の、名前に《武闘》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。 |
DMR-09「エピソード3 レイジVSゴッド」から登場した特殊なパワーアタッカー。
パワーの上昇値が無限大に設定されているパワーアタッカーで、無限大の数値に縁のあるアウトレイジのクリーチャーが所有している。
パワーが無限大になるのでバトルに負けることはなく、火力除去やパワー低下除去も意味を成さない。
実質的な特定状況下での火力除去無効化能力と表現できるし、バトル時においては疑似的なバトル無条件勝利効果と言える。
ただし、パワー自体が意味を持たなくなる本家のバトル無条件勝利効果持ちのクリーチャー相手には無限大でもバトルでは流石に勝てない。
バトル中、パワーを+する
爆炎シューター マッカラン C 火文明 (3) |
クリーチャー:ヒューマノイド爆 3000+ |
マナ武装3:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードが3枚以上あれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。 |
バトル中、このクリーチャーのパワーは+1000される。 |
覚醒編から登場してエピソード1のハンティング*1を皮切りに増加した能力。やはりバトルを得意とする火文明、自然文明に多く存在する。
特定のタイミングでのみパワーが増加するという点はパワーアタッカーと同じだが、適用タイミングは違う。比較すると
- どちらからバトルを仕掛けても強化されるため殴り返しに強い
- バトルを行う能力とシナジーを形成する
- バトルに入らないとパワーが強化されないため、S・トリガーやニンジャ・ストライクによる火力除去に弱い
といった違いがある。双極篇から登場したマッハファイターにも強く出られるため、概ねこちらの方が強力。
補足
- 《ボルシャック・ドラゴン》などの攻撃中に特定条件下でパワーが上昇するクリーチャーもいるが、これらのクリーチャーのパンプアップ能力もパワーアタッカーの一種の亜種と言える。
ただし、能力だけで言えば無条件で攻撃時のパワー上昇が確定するパワーアタッカーの下位互換的存在とも解釈できる。
- ブレイカー能力と異なりパワーアタッカー能力を複数得た場合全て加算して計算を行うという裁定が下されている。
そのため上記の《秘密結社アウトレイジ》を《百万超邪 クロスファイア》に対して使うとパワーアタッカー+2000000という数値になる。
追記・修正はパワーアタッカー+1000000を打ち破ってからお願いします。
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▷ コメント欄
- あの鬼丸「覇」もパワーアタッカー持ち。9000+5000で大抵のバトルに勝てたしエクストラターン獲得が決まれば殴り返しも受けないので... -- 名無しさん (2021-10-04 20:35:41)
- 冒頭のFTをボルガッシュ・ドラゴンにするセンス好き -- 名無しさん (2021-10-04 21:43:12)
- ボルシャック・ドラコン(初代)の効果も「攻撃中にパワーが上がる」ものだけどパワーアタッカーじゃないという -- 名無しさん (2021-10-04 21:53:59)
- 立ってなかったのか… -- 名無しさん (2021-10-04 23:19:22)
- わざわざ建てるほどの能力かと言われたらそりゃ… -- 名無しさん (2021-10-04 23:42:35)
- 小さいころは火が好きだったこともあって気に入ってた能力。でもタップして弱いクリーチャーを相手が見逃してくれるわけもなく… -- 名無しさん (2021-10-05 00:12:40)
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